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No.

ベアゼロ回答を打破しよう

休日呼び出しを拒否しよう  ともにストライキを闘おう

スト破りをやるな!

 本日、JR東日本、貨物と、大幅賃上げ獲得を求めて、春闘の大づめ段階の団体交渉が行なわれる。
 だが、東日本、貨物とも会社側は、またもベアゼロ回答を強行しようとしているのが現状だ。貨物会社はベアゼロどころか、定期昇給4号俸の見直し、つまり賃下げまで議論の俎上に持ち出している状況である。断じて許すことはできない。ベアゼロ回答を打破するためにストライキに起ちあがろう。定期昇給の見直しを絶対に許すな!

最高利益にもかかわらず!

 JR東日本は、この3月の決算で一千四百二〇億円という、ばく大な経常利益をあげる。会社発足以来最高の利益だ。にも係わらず、ベアゼロ回答を強行しようとしているのだ。
 JR東日本は、この1年間で二五〇億円もの人件費を削減している。賃金を徹底的に抑制し、これまでにない大合理化を強制することで気の遠くなるような利益をあげているのだ。こんなことを許してはならない。

人件費削減のためには何でもあり!

 保線や電力・信通の仲間たちは、業務の全面的な外注化で関連会社への強制出向にかりたてられ、あまりに酷い労働条件に悲鳴をあげている。三千人分もの業務を関連会社に移し、その業務を二千人の強制出向者でやらせることによって、人件費を一挙に削減するという悪どいやり方だ。
 検修・構内業務の外注化も全国で一斉に始まっている。車両整備会社に業務を外注化し、退職者を再雇用して、月13万〜14万円という超低賃金でやらせるという方法で、人件費を一気に削減しようというのだ。
 この間明らかにしてきたとおり、検修基地の全面的な統廃合計画も明らかになっている。これも徹底した要員削減=人件費の削減が目的だ。
 駅業務もこの2月から、千葉以東には、ほとんど駅長も駅員もいないという大合理化が強行され、さらに駅そのものを外注化してしまおうという攻撃が始まろうとしている。車掌業務まで外注化するというのだ。

行き着く先は!

 こうした攻撃の行き着く先は、安全の崩壊と転籍である。「進行の指示運転」も、明らかに「これからは駅員など居なくなるのだ」ということを前提にしたものだ。
 労働組合がこんな現実に声をあげなければ、NTTで起きているような現実が労働者に襲いかかることは間違いない。NTTでは、無数の関連子会社をつくって、管理業務以外のすべての業務をそこに移し、50歳以上の労働者は、30%賃金を下げて子会社に転籍しているのだ。「NTTに残りたければ残っていい。その代わり全国どこに配転になっても文句をいうな」というのだ。今、全く同じ攻撃が私鉄などあらゆる企業で吹き荒れている。

会社の手先=JR総連を許すな

 しかもJRは、一方の手でこんなことを強行し、他方の手で賃金のベースアップを一切拒否しようというのだ。労働者の犠牲のもとに企業と経営幹部だけが肥え太ろうという、まさに悪どいとしか言いようのないやり方だ。
 だが問題は、会社の手先となり犬となり、言いなりになって、こうしたことの全てを認め、会社になり代わって労働者の強制する労働組合、つまり東労組や日貨労が存在していることだ。会社の手先=JR総連・革マルを許すな!ベアゼロを容認すれば、間違いなく次は賃下げだ。今、声をあげよう。

貨物では賃下げを公言している!

 貨物会社は、すでにこの春闘で賃下げを公言している。
 「日刊」の前号でも明らかにしたとおり、ベアゼロで、仮に定期昇給が2号俸に削減されたら、今年入社した者は、55歳になっても賃金はせいぜい26万円程度にしかならないということだ。この春闘で、2号俸どころか「定昇全廃」などという企業が相次いでいる。労働者が無視けらのように犠牲にされる時代の扉が開こうとしている。
 労働組合が腐りきって会社の手先になっていなければ、こんなことは絶対にあり得ないことだ。今からでも遅くはない。怒りの声をあげよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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