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JR貨物年末手当超低額回答打破!乗務員手当−賃金制度改悪阻止!

貨物1・5ヶ月回答に弾劾の嵐!

11・27動労千葉総決起集会を開催 貨物・旅客を貫く闘いに総決起しよう

 11月27日、18時から、DC会館において、「貨物年末手当格差回答弾劾!乗務員手当ー賃金制度改悪阻止!動労千葉総決起集会」が開催され、新小岩・千葉機関区の貨物両支部を先頭にして、全支部から90名の組合員が結集し、分割・民営化の最大の矛盾としてJR貨物が「1・5ヶ月」という4回連続の超低額格差回答を行ったことに対して、貨物・旅客を貫く怒りの集会となった。
 総決起集会は、繁沢副委員長の開会あいさつで始まり、冒頭主催者を代表してあいさつに立った田中委員長は、「JRの賃金抑制攻撃に対する意思統一の場として今日の集会を開催した。02春闘の迫力が会社に圧力をかけている。03春闘に全力で決起しよう」と訴え、3点の課題を提起した。(発言要旨別掲)
 続いて、貨物支部を代表して千葉機関区・大竹支部長からは「分割・民営化から16年目で新たな攻撃が始まろうとしている。全組合員が団結して闘いぬこう」と貨物・旅客が一体となって闘うことを訴えた。

 ニューチャレンジ21攻撃と闘いぬこう

 次にニューチャレンジ21攻撃の本質について貨物協議会・清水事務局長が提起し、この攻撃が首切りと賃下げを行う攻撃であり、これまでとは質の違う攻撃であることを明らかにした。続いて君塚副委員長からは、この攻撃とどう闘いぬくのかについて、JR貨物と日貨労の結託体制を解体することが最大の課題であること、新たな団結を職場から作り出して闘うことが勝利へのカギであること等が訴えられた。
 そして中村書記長からは、@貨物低額回答粉砕の核心はJR総連・日貨労解体闘争を強化すること、A1047名闘争をめぐる「5・27臨大弾圧」は分割・民営化の「負の遺産」を一掃しようとするものであり、最終的な狙いは動労千葉であること、B大資本攻勢との闘い、有事法制との闘いの勝利に向け、03春闘に総決起すること、そしてこれにうち勝つ最大の武器として動労千葉には団結があることを組合員に訴えた。

 第2に分・民阻止へ

 第2の分割・民営化攻撃粉砕に向けた特別報告として乗務員分科会・橋本会長、車両技術分科会・佐藤会長、営業分科会・吉野会長が決意表明を行った後、1047名闘争の新たな局面を迎えて当該の高石執行委員は「この間1047名支援共闘会議が発足し、国労、全動労、動労千葉が一同に会すようになるなど、本当の意味での1047名闘争陣形ができた」と、これからが本当の勝利に向けた闘いの本番であることが訴えられた。最後に参加した各支部代表からの決意表明が行われ、田中委員長の団結ガンバロー三唱を行い、「11・27動労千葉総決起集会」は圧倒的な成功をかちとった。貨物への超低額回答を徹底的に弾劾し、諸悪の元凶であるJR総連・日貨労解体、東労組解体ー組織強化・拡大に向け、職場からの総決起で反撃しよう。


  田中委員長あいさつ(要旨)

本集会にあたり4点提起したい。第1は、貨物の超低額回答を初めとした賃下げ攻撃に対して組織の総力を挙げて闘いぬくことだ。貨物は「NC21」で大幅賃下げ、基地統廃合を行おうとしている。そして次にはJR東日本が仕掛けてくることは明らかだ。こうした攻撃に対して貨物・旅客がひとつになって闘いぬこう。
 第2は、大資本攻勢の中で全ての労働者に対して賃下げ攻撃が襲いかかっている。95年の日経連報告の内容が02春闘から本格的に開始された。しかも資本は生産性基準原理も投げ捨てている。ベアを放棄したら次は定昇への攻撃は当り前だ。今労働者は生きる権利が脅かされている。全労働者の課題を掲げて闘いぬくことが最重要の闘いになっている。
 第3に、JRの賃下げ攻撃は、西日本ですでに導入され、42歳頃をピークにその後は下がる一方だ。しかもランク付けされて、労働者同士の団結を破壊する仕組みになっている。われわれは、団結を破壊する制度は絶対に許さないということだ。
 第4に、このまま賃下げが行われた場合、年金も含めて社会保障制度は全てパンクしてしまう。こうした状況は労働組合の存在自体にかかわる問題だ。スペインなどではこうした攻撃に対して2千万人の大ストになっている。こうした攻撃には迫力をもって闘うことが必要だ。03春闘を全力で闘おう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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