動労千葉家族会は、6月23日、家族会の連続講座をDC会館で開催しました。昨年は勝浦に行っての料理教室でしたが、今年は中野顧問による「JR、そして日本はどこへいく?」という内容の学習会を行ないました。
司会を副会長の山田さんがおこない、家族会佐藤会長は「W杯が行なわれていますが、平和なんだろうか大変な世の中になっていると思います。日本はどうなるのだろうか。子供が大きくなったら戦争になっているという恐ろしい時代になっていると思います。JR、日本はどこへ行くんだろうか、生活に関わることも勉強して、感想も書いて、有意義な一日にしたいと思います」とあいさつしました。
「戦争をしない国」から「戦争をする国」へ
講演の内容は、日本はどこへ行くのか−「戦争をしない国」から「戦争をする国」へ変えられようとしている。アメリカは「9・11」以降「テロ根絶」を叫びながら、第4次世界大戦に突入した。第三次世界大戦とはソ連との冷戦でそれに勝利して、いまが第4次世界大戦だと言っている。世界はそういう状況になっている。そして日本は、小泉は「聖域なき構造改革といっている」が戦後の構造改革、聖域とは憲法を変えることだ。日本の戦後体制は、平和憲法と終身雇用制でやってきた。02春闘であらわれたことはこの終身雇用制を資本の側からやめるということだ。
有事法制は侵略戦争法であり、事実上の憲法改悪だ。そして、労働組合が戦争に弱くなったり、戦争に協力するようになったときに戦争は起こる。
深刻な経済危機、財政危機を背景に激しい資本攻勢がかけられている。02春闘ではトヨタは史上空前の利益にもかかわらず。ベアゼロ回答、JR各社もベアゼロ回答だった。
そのうえでJRはどこへ行くのか。第一の国鉄分割・民営化があり、今第二の分割・民営化の攻撃がある。それが東日本のニューフロンティア21であり、貨物のニューチャレンジ21だ。
東日本は保守部門のリストラで5年間で一万人、貨物は3年間で二千人を削減する計画だ。そして、どちらも雇用・賃金制度の見直し、賃下げ、首切りをやるということだ。動労千葉は、これらに反対してたたかう。
動労千葉にもっと頑張ってもらいたい
講演後の意見では、もし外注化や転籍になったら社宅も出ていかなければならない、当たり前の生活がなくなる、将来が不安になる。憂鬱になる、年をとってからもやる気がなくなる。日本がおかしくなる。外注化はえーっと言う感じ、等の意見が出されました。
最後に佐藤会長が、「今日の話を聞いて、憂鬱になったり、怒りもわいてくる。動労千葉にもっと頑張ってもらうためにも応援をしていきましょう。家族会ももっと交流を深めていきたい」とまとめ連続講座を終了しました。
|