思わず「東労組=革マル」と口走る
JR東労組・革マルは3/28〜31ストに対し、悲鳴に近い非難の声をあげている。東労組千葉地本は「千葉労(駄馬)の無意味なスト」などという、内容ゼロの低劣極まりない情報を発行したが、われわれの闘いを真正面から見すえることもできないのだ。
何よりも、いてもたってもいられずに「千葉労(駄馬)」などと口走ってしまったところに彼らが受けた打撃感がにじみでている。こんな表現は革マル以外誰も使わない。「革マルじゃない」と百万遍も繰り返してきた彼らにとって、このような革マル丸だしの言い方は絶対にヨロイの下に隠しておかなければいけなかったはずのことだ。またこれで他人を非難した気になれるという発想自体、革マル以外誰も思い及ばないものである。その精神構造は卑劣としか言いようがないが、これは「東労組は革マルです」と言ってしまったに等しいものだ。
だがわれわれは、このような卑劣な中傷に対しては断固として謝罪と撤回を求める。また東労組の組合員に訴える。自らの組合の役員のこの軽蔑すべき姿をどう思うのか、はっきりと声をあげてほしい。
あらわになった東労組の裏切り
この東労組千葉地本情報が言っていることは「『JR総連解体』など全く前進するはずのない目的を掲げて組合員を引き回したのは無意味で愚かだ」という一点に尽きるのだが、それ自体、02春闘での自らの裏切りから何とか目をそらしたいというだけのことだ。
わわわれは、大幅賃上げ獲得を掲げ、検修・構内業務外注化反対、1047名の解雇撤回を求め、さらには不当労働行為の根絶や定年延長をはじめとした諸要求の解決を求めて02春闘を闘いぬいた。だがそのことにはひと言も触れることができない。
今春闘の最大の焦点はJR東日本のベアゼロ回答をめぐる攻防戦であって、検修・構内外注化−新保全体系合理化をめぐる闘いではなかったのか。さらに02春闘では、賃下げと首切りの嵐が吹き荒れる状況のなかで、労働組合は何をなすべきか、ということが問われていたのではなかったのか。東労組はこうしたことにも全く言及することができない。
それも当然のことだ。東労組はこの春闘の過程で何をやったのか。東労組は保線・電力・信通の全面外注化も、検修・構内の全面外注化も、新保全体系合理化も、そしてベアゼロも、会社の言うがままに丸呑みしたのだ。この事実を消すことはできない。
ごまかしはやめろ
彼らは別の情報で、連合が賃上げ要求を放棄したことを非難しているが、自らを棚にあげ、組合員をごまかすのもいい加減にしてほしい。JR総連は貨物ではベア要求もしなかったではないか。東日本でも会社から言われれば、要求すらしなくなるのは明らかだ。
唯一の主張は「精力的に団体交渉をした」ということだけだが、それは何もしなかったと言っているに等しいことだ。団体交渉もしない組合などどこにあるというのか。
職場の現実を言えば、この春闘の過程で提案された新保全体系合理化を裏切り妥結したことも、検修職場丸ごとの外注化を裏切り妥結していることも、現場の東労組の組合員は知らされてもいないのだ。
そして千葉地本情報は、つい本音をもらし「対策に借り出された東労組組合員の疲弊感だけを残した」と泣き言をいう。だが、会社と結託してスト破りやスト対策に組合員をかり立てたのは、東労組の役員である。東労組の役員には、自らがどれほど忌み嫌われているのか、組合員からどれほど激しい怨嗟の声があがっているのか、その声さえ耳に入らないのだ。
もはや東労組を労働組合と呼ぶことはできない。
今こそ東労組と決別しともに闘おう。
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