東日本ベアゼロ回答!(3/27)
東労組その場で受け入れ
こんなことを認めたら、
必ず賃下げが襲いかかり、賃金制度も解体される!
本日、スト決行
完全な第2労務課だ!
昨日、JR東日本はベア=賃上げゼロ回答を行なった。
東労組はその場でこれを受け入れた。何ひとつ闘おうとせず、抗議しようともせずに黙って受け入れたのだ。こんなことが許せるか。東労組は賃金だろうが、合理化だろうが、会社提案を上から下にたれ流し現場に強制するためだけに存在している状態だ。「労働組合」の看板は掲げているが、会社になりかわって労働者を支配する忠実な手先であり、完全な第二労務課になり果てている。
東労組は、すでに先週から「ほとんどの企業がベアゼロだからしょうがない」とJR東日本のベアゼロ提案の露払いをするようなオルグを行なっていた。「全体がそうだから」「現実がこうだから」というが、「現実」というのなら、何百万という労働者が賃下げや解雇によってローンを払うことも、生活することもできなくなっており、職安には長蛇の列ができ、自殺者が急増していることこそが現実ではないのか。彼らは、会社の都合のいいようにその代弁をしているだけのことだ。
次に来るのは賃下げだ
ベアゼロなど認めたら、この次は必ず賃下げが襲いかかることになるのは当然だ。そして、賃金制度そのものが解体される。この春闘の現実を見れば明らかだ。トヨタのように一兆円という史上空前の利益をあげていてもベアゼロ、そして電機や造船、私鉄などのように5%から、ひどいところでは15%もの賃下げが強行されている。NTTでは実に社員8割に無理やり退職届を書かせて子会社に転籍させ、賃金を30%引き下げるというやり方まで始まった。
JR東日本もすでに「ニューフロンティア21」で「人事賃金制度を抜本的な見なおす」と宣言している。要するにごく一部の者だけにアメを与え、多くの労働者は蹴落とされる賃金制度にし、総額人件費を削り込むということだ。今春闘でのベアゼロはその先べんをつける攻撃に他ならない。東労組はそれを百も承知で呑んだのだ。
労働組合は何のために
そればかりではない。検修・構内・保線・電力・信通・建築・駅などJRのほとんどの業務を本体から切り離して外注化するという提案をはじめ、すべての合理化提案も丸呑みしている。これらは、終身雇用制を解体し無数の労働者を不安定雇用の地位に落とし込める攻撃だ。断じて許すことはできない。
労働者が嵐のような攻撃にさらされている現実を真正面から見すえてほしい。そして労働組合は何のために存在しているのかを真剣に考えてほしい。心から訴える。今こそ東労組と決別し、ともに闘おう。
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