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第二の分割・民営化攻撃粉砕、1047名闘争勝利!

02春闘3ヶ月間決戦に起つ

団結をとり戻そう
 すべての国労の仲間たちに訴えます。
 昨年末、「4党合意」=国家権力の国労解体攻撃に膝を屈した一部の者たちによって国労分裂策動が強行され、他方メンテナンス合理化の強行によって、多くの仲間たちが帰るあてのない強制出向に駆り立てられました。この二つの事態を契機としてJRをめぐる情勢は明らかに一変し、第二の分割・民営化攻撃との攻防戦は本格的にその戦端をきっておとしました。
 分裂策動は国鉄労働運動全体への裏切りであり破壊策動です。ここに「4党合意」の本質は一点の曇りもなく明らかになりました。今こそ真の闘う団結をとり戻し、全ての仲間たちの怒りの声を結集して、卑劣な分裂組織を解体しよう。このような分裂策動を看過するとしたら、その労働組合の団結はいずれ自壊します。
 我々は1047名闘争の勝利と、JRにおける労働運動の再生はこのような部分との死活をかけた組織攻防戦の渦中でこそ実現されるものだと考えます。今こそ闘う国労の誇りと団結をかけて起ちあがろう。

三ヵ月決戦に起つ 
 動労千葉はこうした情勢の重大な展開にふまえ「02春闘三ヵ月間決戦」方針を決定して、千葉支社に「我々が最も効果的と判断する時期、規模においてストライキを含む争議行為を実施する」ことを通知しました。第二の分割・民営化攻撃-組織破壊攻撃を許すな!検修・構内外注化、「新保全体系」合理化粉砕−運転保安確立! 1047名闘争勝利−不当労働行為根絶!02春闘に勝利しよう!
 三ヵ月間決戦の第一の課題は、昨年末に強行された本部副委員長、組織部長の強制配転という、重大な挑戦、露骨きわまりない組織破壊攻撃に全力で反撃を開始することです。
 我々はこの攻撃を、第二の分割・民営化攻撃との攻防戦の本格的な開始を告げる重大な攻撃として受けとめました。組合の代表を狙い撃ちした卑劣な攻撃は絶対に許さない。我々はかつて、国鉄分割・民営化攻撃に真正面からたち向かい、強固な団結を守りぬいたその原点にかけて、新たな闘いに突入する決意です。

反合・運転保安確立
 第二の課題は、検修・構内業務の全面的な外注化攻撃、新たに提案された「新保全体系」粉砕を焦点とした反合・運転保安闘争として三ヵ月間決戦を闘いぬくことです。
 検修・構内外注化攻撃と、この4月にも強行が画策されている「新保全体系」合理化は運転保安を根本から解体する攻撃です。またこれは、設備関係の外注化で3000名もの仲間たちが強制出向にかりたてられたように、その後に想定される「転籍」−首切り攻撃、これと一体となった「シニア制度」問題を含め、雇用−賃金−労働条件を根本的に解体する攻撃です。
 そして、昨年末の幕張電車区からの不当配転は、明らかに検修・構内外注化を強行するために仕組まれた組織破壊攻撃です。

1047名闘争勝利
 第三の課題は、1047名闘争を中心とした国鉄闘争の重大局面に反撃を開始することです。
 1047名闘争−国鉄闘争は重大な事態に直面しています。分裂組織をたちあげた者たちが主張しているのはまさに全面的な転向宣言です。ところが国労本部は信じられないことに、必至に闘いの継続を訴える闘争団の仲間たちを統制処分しようという、天と地をひっくりかえした対応を強行しようとしています。闘う国労の伝統、路線はどこにいってしまったのか。断じてこんな非道は許されません。怒りの声は充満しています。今こそ闘いに起ちあがり、真の団結と国鉄労働運動の再生を実現しなければなりません。

02春闘に勝利しよう
 第四の課題は、春闘解体−労働運動根絶攻撃を許さず、春闘の再生−02春闘勝利をかちとることです。日経連は春闘にあたり、「もはや賃金か雇用かの選択を議論して済む状況ではない」「整理解雇は必要だ」と主張し、「ベアは論外、定昇凍結、ワークシェアリング」を掲げました。資本の生き残りをかけて新たな労働運動の解体・根絶攻撃を宣言したのです。一方連合はベア要求を放棄するという全面屈服を決定しています。
 倒産・解雇・賃下げの嵐が吹き荒れ、怒りの声が充満する状況のなかで、労働組合の存在価値が問われています。黙っていたら賃下げ・首切り−労働運動根絶攻撃が全労働者に襲いかかります。われわれはこうした状況のなかで、全金港合同、関西生コンの仲間たちとともに「02春闘総行動」を呼びかけ、ストライキをもって闘いに起ちあがる決意です。

反戦・組織拡大春闘
 第五の課題は、この闘いを「反戦春闘」、「組織拡大春闘」として闘いぬく ことです。
 世界恐慌の危機、戦争の危機が迫っています。「テロ根絶」の名のもとに戦争が「正義」とされる危険な状況が到来しています。小泉政権はこの3月にもついに有事法制を上程しようとしています。われわれはこの情勢に真正面からたち向わなければなりません。
 そして何よりもわれわれは、この闘いの渦中で組織拡大の本格的な展望をきりひらく決意です。第二の分割・民営化攻撃の尖兵となった東労組のなかからも矛盾が噴出しています。JR総連解体のチャンスが到来しています。闘いのときは今。ともに闘おう。