動労千葉鉄建公団訴訟第26回公判(5/18)
江口さん、塩崎さんが証言−
葛西証人の必要性訴える!
東京地裁・白石裁判長による証人打ち切り弾劾!
歴史の真実を隠すことは絶対に許されない!
午前中には、動労千葉組合員、国労闘争団の仲間、支援する会の仲間など60名が結集し、東京地裁による結審策動粉砕の抗議闘争が行われた。(5/18) |
江口さんースト時は勤務明け、停職処分は不当そのものだ!
5月18日、13時30分から、東京地裁・527号法廷において、「動労千葉鉄建公団訴訟第27回公判」が行われ、動労千葉争議団から江口治男さん、塩崎昭広さんが証人として出廷し、証言を行った。
最初に、江口さんの証言が行われた。
江口さんからは、千葉運転区では安全に心がけて列車を運転してきたこと明らかにした上で、停職処分の理由となった第1波ストの時は明け・非番でスト対象ではなかったこと、第2波ストの時は乗務を外されていたためにスト対象になっていないことから、そもそも停職処分自体不当であることをまず訴えた。そして、動労千葉のストライキについては雇用安定協約が当局から拒否されたり、千葉から東京への業務移管が行われるる中で、首切り反対等を掲げてストライキが闘われたこと、JRへの不採用が明らかになった時点で国鉄からは不採用の理由(停職2回)については一切説明もされていないことを明らかにした。
そして、清算事業団の中では具体的な就職斡旋も行われずに放置され、3年後に一方的に解雇にさらたことに触れ、労働者の名誉を回復するために解雇は撤回されるべきであること、何故不採用になったのかを葛西証人から直接理由を聞きたいとの訴えを直接裁判長に行った。
塩崎さんー第2波ストで乗務拒否したのは国鉄当局だ!
次に、塩崎さんの証言が行われ、館山運転区では事故を未然に防ぐなど運転保安を心がけて列車の運転を行っていたことを確認した後、第1波スト前に草木局長から送られてきた手紙については労働運動に対する不当な介入であると弾劾した。そして、第2波ストにおいて停職6ヶ月を受けたことについては、そもそも第2波ストで館山は拠点ではなかったこと、「確認書」が当局から出され、通常の点呼で行われていないことから署名を拒否し、それを理由にして当局が列車への乗務を拒否するなど、当局自身が列車を止めたことを明らかにし、停職6ヶ月の不当性を明確に証言した。
清算事業団送りが決まった段階でも国鉄側は「成績は優秀だった」と発言しており、不採用自体不当であったことを明らかにした。
そして、清算事業団では、「自学・自習」の名で放置され続けたこと、北海道・九州からの追加募集が行われたにもかかわらず本州からは1人も追加募集が行われなかったことを明らかにし、最後に運転士としての仕事を奪った不採用、解雇を撤回すること、そして、停職を理由にして不採用を決めた葛西証人の証言を直接聞きたいとの意見を白石裁判長に直接訴えた。
政治的訴訟指揮弾劾!国鉄闘争全国運動で闘いぬこう!
2人の証言が終了した後、今後の審理について弁論が行われ、この中で白石裁判長は、@葛西証人については国労関係の事件で高裁で証言している、A動労千葉弁護団の中には国労事件の弁護団も兼ねている者がおり、証言を聞いている、B伊藤証言で想定内の証言が行われた、C大幅に時間を費やしている等の理由をあげ、最終的には葛西証人の採用を拒否し、この日の裁判をもって証人尋問を打ち切つこと、次回公判で結審するとの極めて反動的な訴訟指揮を行ってきた。
24年に及ぶ闘いの中で伊藤証言により動労千葉や国労など本州で不採用になった労働者が当初は名簿に登載され、それを排除したのが葛西証人であったことが明らかになるなど、新たな事実が出てきたにもかかわらず、この事実を調べようともしない東京地裁・白石裁判長の姿勢は、まさに司法の腐敗しきった姿を物語るものだ。そして、これが「4・9政治解決」による1047名解体攻撃の姿だ。絶対に許すことはできない。
この政治的訴訟指揮に対して法廷からは「事実を明らかにしろ」「葛西の声を直接聞かせろ」とのゴウゴウたる怒りの声が白石裁判長に対して発せられた。
1047名解雇撤回!国鉄闘争全国運動で闘おう!6・5全国集会に結集しよう!
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