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コロナ対策より要員削減優先するな!
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コロナ感染に関する緊急申し入れ(12/17) 1.千葉運輸区において新型コロナ感染症の陽性者が確認されたことから、次の点を明らかにすること。 2.発熱管理等について、出勤時に、会社の責任において行うこと。 3.乗務員等について、宿泊時にシーツ交換を行わせているが、起床から作業までの準備時間が不足することから、朝のシーツの取り扱いは中止すること。 |
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コロナ感染症が、1日の陽性者数や重症者数が過去最高を記録するなど再拡大している。JR千葉支社でも、千葉運輸区などで感染が確認されている。
JR東日本は公共交通を担う会社だ。最低でも、「陽性者との接触のおそれがある人は自宅待機にする」「乗客と接する職種に発熱した状態で勤務させない」といったことを果たすのは社会的責任だ。
しかも、JR東はグループ内に病院も持っている。職場で陽性者が出れば、勤務を追って、接触のおそれのある労働者全員のPCR検査を行うこともできるはずだ。
だが、会社はすべてを「保健所の指導」「労働者個人の申告」という形で責任を放棄している。いまだに出勤時の検温さえ行っていないのだ。団交では「検温は本人の申告による」「検温を行う考えはない」とまで回答した。
各職場に非接触型体温計は置かれたがJRは「本人の申告」がなければ検温を行わないとしている。 |
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他方で「見せかけだけ・乗客に見せるためだけ」の感染対策≠ノ現場を動員し、あたかも真剣に対策しているかのように大々的に宣伝している。こんなふざけた話があるか!
そもそも、「発熱等社員の体調管理の徹底」は「コロナ感染症対策ガイドライン」で会社自身が打ち出した内容だ。社会的には公共施設や飲食店の入場時の検温は常識だ。
JRはなぜ検温さえ行わないのか。その理由は、感染対策より要員削減を優先しているからだ。体調管理や感染対策を徹底すれば予備要員の確保が必要になる。要員を徹底的に削減するために、意図的に検温にも感染対策にも責任を持たずに放置しているのだ。
現場労働者や乗客の命と健康より、要員削減を優先するなど絶対に許されない!
また、この間、感染対策として宿泊する労働者自身によるシーツ交換が強制されている。乗務員は行路も長大化され、仮眠時間が4時間程しかない泊行路もある。その上、シーツ交換のための「サービス労働」でさらに睡眠時間を削ることになるのだ。
とくに朝は、これから乗務を控えて1分でも長く寝ていたい時間だ。乗務員にはさらに重い負担がのしかかっている。
そもそも「感染対策」「衛生管理」は会社の責任で行うべきだ。責任を乗務員個人に押しつけること自体、許されない。シーツ交換を強制しながら、「労働時間ではない」というのは違法行為そのものだ。
JRは感染対策に責任を持て! 出勤時検温と朝のシーツ交換中止をただちに行え!
組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!