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すべての仲間に訴える!A4・1「運転士」「車掌」職名廃止―ジョブローテーション反対!
座談会参加者:木更津支部 花崎支部長、鈴木運転士、岡田運転士 ◇支部長への不当処分を許さない!花崎 減給とCTSへの強制出向という不当処分に対して、2月20日の緊急抗議行動に多くの人が木更津運輸区前に集まってくれた。本線運転のラストランにも花束もって待っててくれた。もちろん運転士は続けたかった。でも、本当に嬉しかった。 岡田 若い人も来てくれて、すごい嬉しかったよね。最後もピッタリと止まった。あれだけピッタリ列車を止める技術があるのに、もったいないよ。減給に強制出向までって本当に不当な処分だよ。会社の「ステップアップ」ってセリフには本当に頭にきたよ。 鈴木 団交の返答には呆れたね。「あなたの将来のためです」って本当にふざけてるよ。 花崎 俺が木更津運輸区にいるのが邪魔だから出したって、あからさまに言ってるようなもんだよね。ストライキをやって電車を止めて今の職場や社会の現状を変える。それを自分がハンドルを持ってできなくなるっていうのは、やっぱり悔しい。 岡田 59歳で後1年で本当のラストランだった。それをこんな形で追い出して、悔しい思いをさせるなんて。支部長にこんな不当処分を出されて、許せないよな。 鈴木 「はい、そうですか」なんて言えないよ。動労千葉への攻撃だよね。許すわけにはいかないよ。 ◇労働組合が鉄道の安全を守っている花崎 自分の思いは、安全が一番大事だってこと。鉄道の安全が保たれてきたのは、やっぱり労働者一人ひとりが真剣に取り組んできたからなんだよ。会社がやっているんじゃない。 そして、人の命が犠牲になった上に安全が成り立ってきた。東中野事故では、同期の組合員が運転していて亡くなった。自分の組合員が過密ダイヤで会社に殺された。それで保安装置が新しくなった。 尼崎事故も同じだよ。運転士を追い詰めて、追い詰めて、無理な回復運転をするしかないって状態に追い込んだ。やっぱり会社に殺された。裁判でも、JR西日本の社長ら幹部クラスはみんなお咎めなしで、みんな労働者に転嫁した。それから保安装置がつけられた。 誰かが犠牲にならないと安全が守られないっていうのは俺は絶対に許せない。労働者は人間だよ。運転しやすい環境、体制を作るべきだ。それを事故に追いこんだ会社は絶対に許せない。犠牲があったから安全対策も進んだ? 俺は納得いかない。犠牲が出る前に保安装置をつけるべきなんだよ。 労働組合は事故の前から危ないって言っている。結局、会社は口だけで労働組合が安全を守っているんだよ。労働組合が弱くなって会社の言いなりになって突き進めば、第2の東中野事故や尼崎事故がいつ起こってもおかしくない。これは声を大にして言いたい。 ◇プライド奪う攻撃に反撃しよう岡田 今、ジョブローテーション提案が出されて、若い人たちは全く先が見えないんじゃないかと思う。ライフで駅に3年出されて戻ってきたのに、また何年か後には出される。どこに出されるかはわからない。他の職種に行かされるんじゃないか、また出ないといけないのかって思いはすごいあると思う。当然、ライフに行ってない人も不安に思っている。 鈴木 「運転士」「車掌」の職名もなくして、名札も主務以上の役職がついてない人間は全部同じになるってね。「どこにでも行かせられるんだ」ってことを始めるために、名札も営業関係だろうが運転関係だろうが同じにしている。「乗務係」とも入らない。いつ向こうに行くこともあるし、こっちに来ることもあるってことだよ。 岡田 会社は「多様な経験」っていってるからね。前は管理者も「久留里線の運転士は職人だ」とかってずいぶん言ってたんだよ。 鈴木 運転士としてのプライドを持ってた。そういう職人みたいな人はいなくなっちゃう。 岡田 今、職場では助役が職場代表をやってる。でも、助役が職場代表で現場長に言うべきことが言えるわけがないよ。 花崎 分かりましたって言うしかない。おかしいんだよね。職場代表が管理者側なんて。労働者じゃないじゃん。 鈴木 希望調査の自己申告書とか面談も、素直に言ったら、そんな人間に自分の手の内を見せることになる。向こうはやりやすいよね。個人面談だから本当は自分の思いを伝える場所なんだろうけど、逆に会社が利用する内容を吸い上げる面談になっちゃう。信じて言っちゃえば全部利用されちゃう。それが会社のやりたいことだよ。 岡田 これからジョブで、会社は配転を絡めて絶対利用しようとするよね。木更津運輸区ではECからDCに転換させて久留里線のワンマン運転をやらせてるけど、それも区長が「やってもいいかな」というのを聞いてどんどん転換教育を受けさせてる。房総南線のワンマンありきで、久留里線でやらせておけば内房線でもワンマンをやらせられるって考えだと思うよ。年2回の養成で2、3人ずつ転換させると、年間4〜6人位できる。 鈴木 久留里線でやらせておけば、内房線でってなっても抵抗感がなくなっちゃうからね。 ◇すべての仲間は動労千葉に結集を岡田 みんな不安だと思うよ。運転士になりたくてなったのに、「あんたはもう運転士じゃないよ」「他に行きなさい」ってなる。そこで「絶対イヤだ」「冗談じゃない」って、若い人はなかなか言えない。それはやっぱり闘う労働組合がないからだよ。闘う組合があれば自分の意見を言えるんだよ。そういう組合がないと、会社にこうしろって言われたらそれで終わりになっちゃう。 鈴木 どうなんだって聞くと不安だってみんな口にする。これでいいなんて言うやつはいないよね。だからどうするってなると、選択肢がない状態なんだろうね。このままいったら職場は疑心暗鬼になっちゃうんじゃないかな。昨日まで一緒に飲んでた相手が、明日はころっと変わっちゃうんじゃないかって。俺たちは、目に見えて裏切るなんてことはないなってわかる。 岡田 それはそうだね。同期同士なんかなら言いたいことも文句も言える。 鈴木 仲間を大事にして、最後まで勤められる。自分の都合がいい時だけじゃなくて、悪い時も一緒にやってきた。この年だから言えるってのもあるかもしれないけど、若い人もそうやっていけば、やっぱり仲間とやってきて良かったと思える時が来ると思うよ。 花崎 みんなには動労千葉に結集してくれと言いたい。動労千葉は労働運動の王道を行って道を開いてきた。もちろん大変なこともあった。だけど、それで屈しない。自分たちが闘って道をひらく。扉っていうのはそうやって開くものだ。それが労働組合の本当の姿だし、労働者としての考え方だと思う。 逃げて、ごまかして、清水の舞台から跳ぶ前に落とされちゃうんじゃあ情けない。動労千葉のとってきた道は間違っていない。処分があっても、自分は動労千葉で良かったと思うし、誇りに思う。 やっぱり腐るのは幹部からだよ。他の組合を見れば、金だなんだで幹部がみんな腐っている。現場が健全でも幹部が腐っていると本当の意味では闘えない。動労千葉だけは信念を貫き通している。安倍政権は「働き方改革」だとか改憲だとか言っている。その中で、自分の生活や世の中の未来を切り開く。そのためには本当の信念をもった労働組合に結集することだ。本当の労働組合の闘い、納得できる闘いができるのは動労千葉だけだと思う。 世の中を変える、自分の生活を変える、自分自身を変えるきっかけが、動労千葉だ。絶対に道は切り開ける。声を大にして言いたい。すべての仲間は動労千葉に結集してほしい。 | ||
組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう! |