CTS就業規則改定 ここがおかしい!

①会社の提案は法律違反!

 (1)契約・パートが5年を超えたら無条件で無期に転換することが法律で決まっています。無期転換にあたって、会社が「面接」や「判定」を行うことは筋違いであり、申請すれば全員を無条件で無期雇用としなければなりません。

(2)何度も契約更新してきた労働者に、突然、更新回数の上限(「最長で5年」)を言い渡し、場合によっては雇い止めにすることは禁止されています。
この背景には「使い捨ては許せない」という多くの非正規労働者の怒りや思い、血のにじむような闘いの歴史があります。「雇い止めは不当解雇だ!」という判決もたくさん出て、やっと法律に書き込まれたのです。
CTSの就業規則改定案は、これを踏みにじって無期転換権を消滅させ、あくまで会社が選別する仕組みを残そうとする脱法行為です。
本来なら5年を超えて職場を支えてきた仲間には「ご苦労さまでした。これからもお願いします」と無期雇用の正社員とするのが当然ではありませんか。
まして、十年を超えて働いてきた仲間に対しても、いまさら「面接」や「判定」など本当にふざけた話です。

②契約社員の全員を時間給にする必要があるの?

 会社は時給制への転換の理由について「育児や介護の必要から短時間勤務が可能な形態にするため」と説明していますが、短時間勤務制度を新設すればすむ話です。全員を時給にする必要などまったくありません。
生活の安定のためにも月給制のほうがいいに決まっています。休日数の増加を要求しても、時給制なら賃金が減るだけになってしまいます。時給制への転換は、賃金削減を狙う会社の常套(じょうとう)手段です。労働者にとっていいことなど、ひとつもありません。

③今後は定期昇給なし あくまで最低賃金レベル

 CTSは時給制への変更にともない、わずかばかりの定期昇給もなくそうとしています。
また、10月1日から千葉県の最低賃金が842円に上がりますが、一部事業所の賃金改定案では試用期間の賃金がこれを下回っており(完全な違法!)、全体としては、あくまで最低賃金レベルでしかありません。
全国で「最低でも時給1500円を」という闘いが巻き起こっています。アメリカでは「時給15ドル」が実現し始めています。CTSは人として普通に生活できる賃金をよこせ!

④「面接」「判定」などやる必要あるの?

 会社は、無期転換に際しての「判定」の基準について「毎年の更新の判断と基本的に変わらない」「無期雇用に転換した場合は65歳まで継続的に就労できることから就労の意思確認を行う」と回答しています。
だったらいさぎよく、希望者全員を無条件に無期転換すればいいのではないか。「面接」「判定」という選別の仕組みを導入する必要などないのではないか。
動労千葉との討論が継続中であるにもかかわらず会社は「就業規則改定にかんする職場説明会を始めさせてもらう」と言っています。
私達の今後の生活を左右する重大な問題です。分からないままに、新しい雇用契約書にサインする必要はありません。所長に対して遠慮なく、ガンガンと意見・質問などをぶつけましょう。
分からないこと、職場での困りごと、労働相談があれば、動労千葉まで気軽にご連絡下さい

安倍政権 「同一労働同一賃金」「最低賃金1000円」 –労働者の権利奪う歴史的攻撃 CTS就業規則改悪を白紙撤回させよう

安倍政権は、「働き方改革は最大のチャレンジ」と語り、労働法制改悪に突き進んでいる。
狙われていることは「正社員」というあり方を根こそぎ解体することだ。
産業競争力会議や規制改革会議では、「非正規問題」ではなく「正社員改革」が最大の課題として議論されてきた。「限定正社員」を「社会通念上相当な働き 方」として、非正規職から限定正社員に移行する際、「処遇を変えない」ことを徹底するという。これで解雇自由で超低賃金の「正社員」を生み出そうというの だ。
この限定正社員で、これまでの正社員を一掃すれば、「正規と非正規」という区別自体が消滅する。たとえ最低賃金を1000円にしても、企業にとっては濡れ手に粟ということだ。
労働者が連綿たる闘いの中でかちとってきた権利のすべてを破壊する歴史的な攻撃だ。今こそ労働組合が声をあげ、闘いに立ち上がらなくてはならない時が来ている。

「同一労働同一賃金」とは何か

しかし、既成の野党や連合をはじめとした労働組合も、安倍が「同一労働同一賃金」「最低賃金1000円」「非正規という言葉を一掃する」といったスローガンを持ちだしたことで、まったく対抗力を失っている。
そもそも「同一労働同一賃金」というスローガンは、突き詰めれば職務給に行き着くという弱点を持っている。
実際にアメリカでは、「自分の仕事に見合った賃金をよこせ」という労働者の当然の意識をも利用して職務給を導入する武器として使われた。
それでも、日本でこの問題が議論された50~60年台には「生活できる賃金をよこせ」という最低賃金制とセットで議論されてきた。「生活給が賃金の基本」という大前提があったのだ。
「同一労働同一賃金」は90年台、パート労働者や女性労働者に対するあまりにひどい差別的な扱いに対抗するスローガンとして再び大きく取り上げられた。しかし、連合などが「同一労働同一賃金」を語る時、「生活賃金」の大前提は完全に忘れ去られた。

 闘う労働運動の復権を

これは、日本労働運動が後退に次ぐ後退を続けてきた結果そのものだ。
日本における賃金闘争は、最低賃金をめぐる闘いと「企業の成果に応じた分配」を要求するベースアップ闘争との間で常に揺れ動いてきた。ベア闘争が主流と なっていく中で、労働運動は資本の合理化攻撃や生産性向上運動に自ら率先して協力するまでに転落していった。そして、「生活賃金」という大前提は労働組合 の側からも語られなくなってしまったのだ。
こうした中で、安倍は「非正規や女性労働者の賃金を少しでもあげよう」という思いで語られた「同一労働同一賃金」を逆手に取って、「正社員ゼロ」のスローガンにしてしまったのだ。

白紙撤回まで闘いぬこう

CTSにおける就業規則改悪との闘いは、安倍政権の「解雇自由・正社員ゼロ」攻撃との真正面からの闘いだ。
CTSは8月30日、就業規則改悪の修正案を提案してきた。その内容は、「契約社員・パート(有期)の雇用期間は最長で5年間」「会社は…無期雇用とす ることがある」「月給制を時給制に変更し定昇も廃止」という悪辣なものだ。正社員登用もないに等しい状態にされることは間違いない。安倍政権の「働き方改 革」そのものだ。
しかし、現場労働者の怒りの決起で4月実施は打ち破った。10月実施もギリギリのところまで追い込んでいる。
この闘いは全労働者の未来がかかった闘いだ。白紙撤回をかちとるまで全力で闘いぬこう。

外注化を認めたら転籍に行きつく–相鉄バス―外注化から数年後で転籍

相鉄バスの運転手だった50代の社員12人が、転籍を拒否したことでトイレ清掃などを命じられる「追い出し部屋」的処遇を受けたとして、相鉄ホールディングスらに…訴えを起こした。
原告の吉田広史さんは「28年間運転手として働いてきたが、業務が変わり給与の手取りも大きく減った。転籍を拒否した見せしめとしか思えない」と強調。原 告のうち4人が休業に追い込まれ、ほかにも今月までに12人が同様の処遇を受けているという。(神奈川新聞8・19 )

2011年にバス部門を完全分社化した相鉄HD(ホールディングス)で、転籍や早期退職を拒否したバス運転士を、駅の清掃や草刈り、グループ企業のスーパーなどへ配置転換しているとして、元バス運転士12人が訴訟を行ってる。
相鉄HDは09年に鉄道事業を分社化し、11年にはバス事業を完全子会社化して自らは事業を行わない純粋持株会社になった。
その目的は、分社化と外注化、労働者の転籍によって劇的な賃下げでコスト削減を行うことだ。
相鉄労働組合は当初、外注化と転籍に反対して04年と09年にストライキで闘った。だが結局は分社化を認め、分社化以前の社員については定年まで出向扱いとし賃金を補填する労働協約を相鉄HDと結んだ。

転籍で年収は大幅減

しかし結局、分社からわずか数年後の2014年、相鉄HDは費用削減のため約200人のバス運転士(平均年齢50歳)らに対してバス会社への転籍か早期退職を要求した。これを拒否した労働者数十人が本来の運転士などの仕事を外されたのだ。
ちなみに、相鉄HDと相鉄バスとでは、社員の年収は平均約350万円の開きがある。転籍で賃金は大幅削減される。バス事業は全国的に分社化や転籍が進展し、いまや低賃金・人手不足の代名詞になっている。

闘えば転籍は打ち破れる

JR東日本の外注化と出向もまったく同じ構図でおこなわれている。 そして何よりも外注化ー分社化との妥協は必ず転籍に行き着くということだ。労働組合が、条件闘争ではなく外注化にも出向も転籍にも反対して闘い続けることが核心だ。
NTTでは、こうした攻撃が大規模に行われた。NTTは3分割され、900社以上もの子会社に細分化された。これまで行っていた業務はNTT本体には残 されず、多くの労働者はやむなく子会社への転籍に応じざるを得なかった。子会社の賃金は従来の7割にされた。
こうした攻撃はすべて、労働組合が分社化・外注化を容認したことによって成り立っている。闘わなければ、すべては「本人も合意した」こととして容認されてしまうのだ。

革マル送り込み=幕張支部破壊を許すな

外注化反対闘争の先頭で闘い続ける幕張支部に対する重大な組織破壊攻撃に総力で闘い抜かねばならない。革マル・川又ら3名の東労組組合員を幕張車両セン ター仕業・構内業務に送り込むことなど絶対に許さない。外注化を強行する時には、動労千葉の組合員を50名近くも強制配転しておきながら、われわれが闘い を止めなかったら今度は、仕業・構内業務からも排除しようというのだ。この悪辣な攻撃は、検修職場の別会社化を狙った攻撃だと見なければならない。動労千 葉を潰して職場丸ごとの外注化を狙っているのだ。その最悪の先兵として再び革マル分子が送り込まれようとしている。動労千葉をなめるんじゃない。動労千葉 の団結した力、組織拡大で外注化ー別会社化ー転籍攻撃を粉砕しよう。

CTS就業規則改悪絶対反対 9・1動労千葉申し入れ

CTS就業規則改悪絶対反対ー労働者の未来を切り拓くために白紙撤回へ闘おう!

CTSは、8月30日、就業規則改悪の修正案を提案してきた。
CTSは、「10月1日」まで1ヶ月しかない中で労働組合を無視して一方的に職場説明会や契約書への署名強制を行おうとしている。こんなことは絶対に認 める訳にはいかない。動労千葉は申49号により申し入れを行った。CTSから怒りの反撃を開始しよう。就業規則白紙撤回に向けて闘いぬこう!


動労千葉申第49号(9月1日付)

「就業規則改正」に関する申し入れ(その7)

1.労働組合との団体交渉も行わないまま一方的に就業規則改訂を行おうとする会社の不当な対応は断じて認められないことから、就業規則改訂については直ちに撤回すること。

2.これまで契約更新を繰り返してきた労働者に対して、「最長5年」の雇用期間を設ける理由を明らかにすること。

3.雇用満了時期を記した契約書に署名を求めることは労働契約法に反すると考えるが、会社の見解を明らかにすること。

4.有期雇用であることを理由に無期雇用者との間に労働条件の相違を設けることは労働契約法20条に反するとの判決が出されていることに踏まえて格差を是正し、正社員と同等に取り扱うこと。

5.無期雇用への転換に際して行われる「判定」の判断基準を具体的に明らかにすること。

6.契約社員について、次の点を明らかにすること。
(1)賃金を時間給に変更する理由について。
(2)定期昇給を廃止する理由について。

7.作業手当について、次の点を明らかにすること。
(1)「車両コーティング」「床ポリッシャー」「気動車清掃」「便所清掃」「車両   便所清掃」を廃止する理由について。
(2)「便抜き・便槽作業」を「1000円」に減額する理由について。
(3)「主任総括」「日常清掃責任者」「主任、班長、主任代理及び班長代理」  を「機器取扱等責任者」に変更する理由について。

8.「同一労働同一賃金」が社会的問題になっている状況の中で、CTSにおける正 社員と契約・パート社員との関係をどのようにしようと考えているのか、具体的に 明らかにすること。

9.職場説明会については、労働組合との議論を経た上で行うこと。

10.雇用期限が迫っている中で、不安を煽り、契約書への署名・捺印を強制するよう  なことは絶対に行わないこと。

-以   上-

運転士の乗務行路緩和-高齢者対策実施! DL業務の労働条件確立!9・13ストライキへ!

運転士の乗務行路緩和-高齢者対策実施!
DL業務の労働条件確立!
外注化粉砕-大量退職を利用した組織破壊攻撃粉砕!
CTS就業規則改悪=雇用破壊絶対反対!組織拡大!

9・13ストライキへ!

9・12動労千葉総決起集会に全力結集を!
 【日時】 9月12日(月)18時から
 【場所】 千葉市・DC会館大会議室

動労千葉は、本線運転士のあまりにも酷い労働条件に対して、DL業務の労働条件確立!本線運転士の乗務行路緩和ー高齢者対策の実施を求め て、9月13日以降、千葉運輸区工臨488行路を対象にした指名ストライキに起ち上がる。9月12日の動労千葉総決起集会に全力で結集しよう!

行路緩和ー本線運転士の高齢者対策が絶対に必要だ!
現在、本線運転士が乗務する行路は、労働者の限界を超える状況になっている。とくに、泊行路の乙部分はダイ改の度に長時間拘束になっており、12時を過ぎる行路が各区で増えている。
この間でも「オーバーラン続発」「眠気」「勘違い」(8/3千葉日報)と報じられた。最大の原因は、JRによる労働強化の強制だ。人間で言えば一番眠い時 間に起きて乗務しているにもかかわらず、睡眠時間もまともに与えず、長時間の本線乗務を強制した結果「オーバーラン」という形で現れているのだ。しかしこ れに対してJR千葉支社は、「睡眠時間は確保している」「安全上問題はない」などとふざけたことを言っている。これ以上、本線運転士の現状を放置したら重 大事故につながる。乗務行路緩和!本線運転士の高齢者対策が絶対に必要だ。
本線運転士の労働条件で言えば、DL業務の労働条件は最低だ。真夏に冷房もない中で、40度を超える運転台で乗務している状況だ。JRは、「DLに冷房 を付けるのは困難」「冷房を付けると1000万円かかる」として全く対策を行おうともしない。こんな労働条件で働かせることなど絶対にできない。

外注化―組織破壊粉砕! 就業規則改悪阻止へ怒りを結集しよう!
 一方、JRは、外注化ー大量退職を利用して幕張に東労組組合員を送り込んできた。外注化反対闘争の拠点である幕張支部に対する組織破壊攻撃であることは明白だ。粉砕しよう。
そしてCTSは、就業規則改悪の修正提案を行ってきた。雇用を破壊し、労働者を低賃金で働かせようとする露骨な攻撃だ。CTSから怒りの声をあげよう。
こうした一切の攻撃への反撃の第一弾として9・13からの指名ストライキに起ち上がる。全力で闘いぬこう!

闘争指令第15号

1.闘いの要求と課題について
(1)本線運転士の乗務行路緩和ー高齢者対策の実施。
(2)DL業務の労働条件確立。
(3)外注化粉砕ー大量退職を利用した組織破壊攻撃粉砕。
(4)CTSの就業規則改悪=雇用破壊絶対反対。

2.闘いの配置について
(1)9月13日以降、千葉運輸区工臨488行路を対象とした指名ストライキを配置し、要求の実現を目指すこととする。
(2)9月12日、18時から、運転士の乗務行路緩和ー高齢者対策実施!DL業務労働条件確立!外注化粉砕ー大量退職を利用した組織破壊攻撃粉砕!CTS就業規則改悪=雇用破壊絶対反対!組織拡大動労千葉総決起集会を開催する。
【日 時】 9月12日(月)18時~
【場 所】 千葉市・DC会館大会議室
※勤務以外、全力で結集すること。
(3)9月13日、13時から、千葉支社抗議行動行う。
【日 時】 9月13日(火)13時~
【場 所】 JR千葉支社正門前集合

3.その他
(1)第45回定期大会の開催について
日 時 9月25日(日)13時~ 26日(月)
場 所 千葉市・DC会館 大会議室
※1047名闘争勝利!外注化粉砕ー大量退職を利用した組織破壊攻撃粉砕!CTS雇用破壊攻撃粉砕!組織拡大実現に向け、傍聴に結集しよう!

動労総連合 出向無効裁判大法廷かちとる! 証人尋問に大結集を!

 大法廷―100名を埋め尽くす大結集を!
 動労総連合の外注化粉砕・出向命令無効確認裁判は、いよいよ証人尋問段階に入る。われわれは大法廷での開催を要求し、裁判所に認めさせた。大法廷の定員は約100名だ。大法廷を埋め尽くす大結集でJR・裁判所をおいつめよう!
証人尋問の進行をめぐる協議でJRは、「具体的事実に争いはない」「評価の問題だから細かい証言は必要ない」などと主張した。
しかし、裁判長は「違法なことをさせる目的の出向命令」が無効かどうかを検討しているといい、会社に対し各支社ごとに現場のことを証言できる証人をたてるよう要求した。
裁判の進行では、われわれが攻勢に立っている。この間、外注化による安全破壊や現場における偽装請負の具体的な実態を突きつけてきたことが、大きな力になっているのだ。

外注化の違法性は暴かれた
 すでに外注化の違法性は完全に暴かれている。職場では偽装請負そのものの実態が日々明らかになっている。CTSという会社には、検修・構内業務を担ったり、教育訓練を行う技術・経験、体制もないのだ。
そもそも、「外注化の目的は高齢者の雇用の場の確保」という主張がまったくの嘘だったことも完全に明らかになった。結局、JRと同じ仕事をCTSプロパー社員に超低賃金でやらせることが目的だったのだ。
何よりも、外注化は鉄道の安全を破壊している。JR東日本で相次いでいる事故について、社長自身が「水平分業」=外注化が原因の一つだと認めているのだ。
労働者・乗客の命を危険にさらす外注化など違法そのものだ。

証人尋問でさらなる追及を
証人尋問は千葉、水戸、高崎の各組合員が現場の実態を自ら語ってJR・裁判所に突きつける重要な闘いだ。
さらに、各支社や本社に関するJR側の証人も登場する。徹底的に追及し、会社をさらに追い詰めよう。
職場闘争と一体で裁判闘争を闘おう。外注化粉砕まで闘いぬこう。

○第一回証人尋問
10月28日(金)9時40分~17時
東京地裁 第103号法廷
○第二回証人尋問
12月16日(金)9時50分~17時
東京地裁 第103号法廷
○第三回証人尋問
1月13日(金)9時50分~16時
東京地裁 第103号法廷

CTSが就業規則の「修正提案」 無条件で無期転換しろ! 選別・解雇は法律違反だ!!

CTS(千葉鉄道サービス)は8月30日、関係する労働組合等に対して就業規則改定案の修正提案を行った。
2月に出された提案は、契約・パートの更新回数に一方的に上限(最長5年)をつくり、「限定社員試験」に不合格なら雇いどめ、作業手当なども大幅に削減するとんでもないものだった。
現場からわきおこった激しい怒りで実施は延期に追い込まれた。追い詰められた会社は7月冒頭に「提案内容を修正したい」と表明していた。遅れに遅れていたが今回、修正案の具体的内容が示された。

選別・解雇の仕組みを維持

最大のポイントは無期雇用への転換問題だ。修正案には「契約社員・パート(有期)の雇用期間は最長で5年間とする」「会社は…社員から申請を受けた場合は無期雇用とすることがある」という内容が新たに書き込まれた。
会社の説明では、2月に提案した「限定社員試験」は取りやめるが、今度は、無期転換希望者が「申請・面接」をおこない、会社が「判定」する制度を実施するとしている。
くり返し契約更新をしてきた契約社員やパート社員に更新回数の上限を設けることは労働契約法違反だ。しかも契約期間が5年をこえたら、無条件で無期雇用に転換しなければならないとハッキリ書いてある。
にもかかわらずCTSは、あくまで「無条件での無期転換はしない」と、「面接」=選別の仕組みを導入しようとしている。2月提案と基本的な枠組みはなにも変わらない。無期雇用に転換するかどうかは、結局は会社のサジかげんで決まることになる。
こんな制度は絶対に認められない。これまで、くり返し要求してきたとおり、CTSは労働契約法をきちんと守り、希望者全員を無条件で無期雇用にするべきだ。

契約社員の定昇廃止

また修正案では、契約社員の賃金を月額制から時給制に変更し、定期昇給を完全に廃止した。その一方で 千葉県最低賃金の25円引き上げに伴って、契約・パートの賃金を時間額で10円~50円、60歳以上の仲間は50円引き上げるとしている。
最低賃金引き上げによって賃上げが提案されたとはいえ、率直に言って「ケタが違う!」。日勤だけの場合、手取額は10万円から12万円程度だ。10万円を 切る人もいる。これで、どうやって生活できるのか。これに5千円程度が上乗せされたとしても焼け石に水だ。
大企業の味方ばかりしている安倍政権ですら「最低でも時給1000円に」と言っている。数十円の引き上げでは、まったく話にならない。
この間の闘いによって作業手当のカットは大部分撤回させたが、ポリッシャー作業、トイレ掃除などで作業手当のカットや減額が提案されている。

「9月10日前後に会社説明会」

会社はこの提案について「9月10日前後に職場で説明会を行い、説明が終わり次第、新しい契約書に署名・捺印をしてもらう」と言っているが、あまりにも乱暴なやり方だ。
これでは、内容に納得ができなかったり、どのように変わるかよく分からない場合でも、10月以降も働くためには契約書にサインするしかなくなってしまう。
そもそも提案に対する解明要求、団体交渉などを経ることなく、職場で説明会を強行すること自体が、労働組合を無視する暴挙だ。
ここまで修正提案がずれ込んだ責任のすべては会社側にある。「時間がないから」と、十分な説明も議論もないまま「新しい契約書にサインせよ」「書かないなら10月から仕事はできませんよ」と仲間を脅かすようなやり方は絶対に許されない。

闘いはこれからだ!

2月の突然の提案以降、CTSのあらゆる職場からわきおこった怒りの声は、ギリギリまで会社を追い詰めてきた。闘いはこれからだ!  修正提案に対して、あらゆる職場から声を上げ、生きていける賃金、安心して働ける職場をつくるために動労千葉に結集し、共に闘おう。

国鉄1047名解雇撤回! 闘う労働組合の全国ネットワークを! 11・6労働者集会スタート!

東京―ソウル国際共同行動で戦争と労働法制解体攻撃に反撃を!

 11・6労働者集会は、すでに2回の集会実行委員会が開催され、大きく動き出した。今年は日韓4組合のよびかけによる国際共同行動として取り組まれる労働者集会となり、日本では次の通り呼びかけが発せられた。

11・6全国労働者総決起集会への賛同と参加のお願い 

「闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう」と訴えて開催してきた11月労働者集会は、今年で19回目を迎えます。この18年、ともに闘って下さった全国の皆さんに心から感謝いたします。
本集会のきっかけとなったのは、国鉄1047名解雇撤回闘争に下された1998年5・28反動判決でした。〝こんなことがまかり通ったら、組合つぶしも首 切りもやりたい放題になる〟――戦後最大の労働運動解体攻撃と言われた国鉄分割・民営化と、その過程で吹き荒れた国家ぐるみの不当労働行為を正当化したば かりか、もし不当労働行為があったとしても、その法的責任はJRには及ばないと断じた判決への怒りと危機感が私たちを結びつけたのです。今こそ闘う労働組 合を甦らせるために立ち上がろう。それが共通の決意でした。

私たちが開始したこの闘いは、2003年イラク戦争を契機に、国境を越えた労働者の国際連帯闘争となって発展し、今日に至っていま す。そして今年、11月労働者集会は、もうひとつ大きな飛躍に挑もうとしています。ともに闘ってきた韓国・民主労総ソウル地域本部から、「6日の東京での 集会と、その翌週にソウルで開催される労働者大会を連携し、ひとつの連続した行動として世界に発信したい」という提案が行なわれ、「韓日労働者から世界の 同志たちへ!」の呼びかけを発することになったのです。
それは、世界を覆う新自由主義攻勢、東北アジアで高まる戦争の危機に対し、日韓労働者の連帯を一層強固にするとともに、それを全世界の労働者の連帯へ一層拡大していくことを呼びかけています。それは、この時代が何よりも必要としているものです。

安倍政権は、7月参議院選挙をうけて、「いよいよ憲法審査会に議論の場が移る」と語り、改憲・戦争に向けて進もうとしています。さら に安倍は、「働き方改革は安倍内閣の次の3年間の最大のチャレンジ」と語り、「正社員ゼロ・解雇自由」社会をつくろうとする雇用・労働政策の歴史的転換攻 撃を進めています。それは労働運動の解体を狙うもうひとつの改憲攻撃です。

世界中で労働者民衆の闘いが燃え上がっています。韓国・民主労総は、執行部の多くを獄中に奪われながら、パク・クネ政権の労働法制改 悪攻撃に対しすでに1年以上にわたる断続的なゼネストを闘い続けています。フランスでも労働法制改悪に対する5ヵ月に及ぶゼネストが闘われました。戦争、 新自由主義、解雇自由化攻撃と闘う労働運動を甦らせることが、全世界の労働者の共通課題になっています。

福島原発事故や安保・戦争法強行に対し国会前を埋め尽くした怒りの声、沖縄の闘いは、日本でも時代への危機感が行動となって動き出そ うとしていることを示しました。闘う労働運動を甦らせようというこの間の努力が、いよいよ時代と噛み合うときがきました。私たちが国鉄闘争にこだわり続け てきたのも、国鉄分割・民営化攻撃によって一旦は打ち砕かれた労働運動を再生させたいと思う固い決意によるものです。
そしてその闘いは、昨年6月30日、最高裁判決で、国鉄分割・民営化攻撃の根幹をなす職員の不採用基準が不当労働行為意思の下に策定されていた真実を確定 させたのです。さらに、それを指示したのはJR設立委員長であったことも暴きだしました。「JRに法的責任なし」はまったくのウソでした。国鉄分割・民営 化は国家的不当労働行為だったのです。
私たちは、この地平に立っていよいよ反撃を開始します。国境をこえた労働者の団結で改憲と戦争を止めよう。労働法制解体を許すな。国鉄1047名解雇撤回。甦れ!労働組合、取り戻そう!団結。あらゆる職場に闘う労働組合をつくろう。
11・6全国労働者総決起集会への賛同と参加を心からお願いいたします。この集会および国際共同行動は、チケット販売と賛同金で運営されます。恐れいりますが趣旨をご理解いただき、賛同金へのご協力をお願い申し上げます。

全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
全国金属機械労働組合港合同
国鉄千葉動力車労働組合
国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動

 

◎ 国鉄1047名解雇撤回! 闘う労働組合の全国ネットワークを!
  東京―ソウル国際共同行動で戦争と労働法制解体攻撃に反撃を!
11・6全国労働者総決起集会
◎ 2016年11月6日(日) 正午
◎ 東京・日比谷野外音楽堂

報告 8・9長崎集会/8・14大集会

川内原発ただちに止めろ! 核廃絶!
改憲と戦争の安倍政権を倒そう!被爆71周年
8・9長崎集会

被爆71周年ナガサキ闘争は、前日の”鉄橋街頭宣伝“から参加した。戦争絶対反対と昨年バリストで闘った京大同学会の学生に対する無期停学処分撤回の署名を呼びかけた。多くの人々が署名をしてくれた。
8月9日当日は、市内の城栄公園で集会後、爆心地公園に向けてデモに出発、安倍が式典に向かうためにデモが長時間足止めに。公園到着後、原爆投下時間11時2分に、黙祷。
午後1時30分より長崎市勤労福祉会館で、「8・9長崎集会」がNAZENナガサキの主催で行われた。 主催者を代表して城臺美弥子さんが「猛暑の中、広 島~長崎の行動ありがとうございます。広島で学んだ内部被ばくの怖さから、福島の子供たちの保養を続けている。戦争をしない日本国憲法を安倍政権はなきも のにしようとしている。絶対に許しません。福島の棄民化を許さず共に声をあげ闘いましょう」。
福島から動労福島の橋本光一委員長が、「被ばく労働拒否を闘う中で、動労総連合の下で闘う事を選んだ。福島の人たちは、現地で声をあげるのが本当に難しいのです。一緒に声をあげようと言ってくれる皆さんが力になります」。
その後、広島大行動の報告、被爆3世の訴え、福島訪問報告、長崎保養の報告、動労千葉、動労九州が報告。レイバーユニオン福岡などが発言した。
まとめに、長崎NAZEN事務局長の橋里さんが安倍への怒り、被爆強制への怒り、福島の怒りと結びついて共に闘うと訴えた。

8・14大集会に650名が結集
改憲阻止の大運動を!

 8月14日、東京・虎ノ門のニッショーホールにおいて「今こそストライキと国際連帯で改憲阻止の大運動を/8・14大集会」が、許すな改憲大行動と8・15労働者市民のつどい実行委員会の主催で開催された。
主催者あいさつを葉山岳夫弁護士がおこない、呼びかけ人からの発言として医師の
杉井吉彦さん、平和遺族会全国連絡会代表・西川重則さんがそれぞれ発言された。
集会の記念講演を鈴木達夫弁護士がおこなった。「8・8の天皇メッセージは新たな天皇制の強化だ。天皇制を危機の時代における結集軸にしようとしている。 労働者人民は団結して新しい社会をつくる中に共同性がある。11・6の東京・ソウル・全世界共同行動の呼びかけに応え、多くの結集をかちとろう」と講演を おこなった。
休憩後には恒例となった松元ヒロさんによる「われら99%∨国会3分の2」と題するコントで大笑いした。
特別報告として、来日した民主労総ソウル地域本部・公共運輸労組コドンファンソウル本部長が連帯のあいさつをおこなった。
「動労千葉同志の皆さんの民営化阻止と戦争反対の闘いに尊敬の念を伝えます。公共運輸労組は9・27ストライキを準備しています。韓国ではパククネ政権に より公共部門民営化が進行中です。これは財閥と資本の私腹を肥やし、労働組合を破壊しようとする攻撃です。公共運輸労組は、労働者の労働基本権を守ると共 に99%の労働者、民衆のための公共サービスとなるよう力強く闘争します」と連帯のアピールをおこなった。
各界、団体の発言の中で動労千葉の田中委員長は、「安倍の戦争法強行と改憲が朝鮮半島に危機をもたらしている。激しい弾圧の下で闘う民主労総に応え、11・6労働者集会に総結集をかちとろう」と発言した。

8/5 乗務員の労働条件改善を申し入れ ただちに行路を緩和しろ!

8月5日、動労千葉はダイ改後の行路実態調査に基いて、乗務員の労働条件改善を要求して申入れを行った。
この間、「運転士の居眠り」などが立て続けに報道されている。その根本原因は運転士への限界を超えた労働強化にある。一切の責任は「ハンドル率向上」を掲げてダイ改合理化を進めてきた会社にこそあるのだ。

労働条件改善に関する申し入れ(基本要求部分の抜粋)

1.業務外注化に起因した事故が多発してる状況にあること、乗務員からの申告にもか かわらずCTS派出からの出場が減少し列車の安全確保に支障をきたしていることに 踏まえ、安全を解体する業務外注化施策を直ちに中止しJR直営とすること。
2.「運転士の居眠り」が何度となくマスコミ等に取り上げられていることに踏まえ、 泊行路の睡眠時間拡大、行き先地の時間の確保、ロングラン行路、長大化している乙 行路の軽減等を図ること。
7.動力車乗務員の行路・交番について、次の通り改善すること。
(2)拘束時間は、日勤行路は9時間以内、泊行路は20時間以内を基準に作成すること。また、泊行路の出勤時間は13時以降、退勤時間は遅くとも12時以前とすること。
(3)「折り返し時間」は10分以上を確保すること。できない場合は、段下げ交代とすること。なお、段下げ交代の場合は、最低5分を確保すること。
(4)1勤務を終了して次勤務に就くまでの時間は、前行路の労働時間Aを確保することを最低条件とすること。
また、労働時間Aが8時間に満たない場合は、最低8時間以上を確保すること。
(5)休日行路については、平日の出勤・退勤時間の範囲内を基準に作成すること。
(7)行路作成にあたっては、乙行路につ
いては、甲行路よりも軽減すること。

  長時間持切り行路を解消しろ

最も問題なのは、長大化する乙行路と長時間持切り行路だ。
泊勤務の明けの乗務では、実際に仮眠できる時間は4時間弱だ。それで乗務すれば、眠くなるのが人間として当然だ。乙行路は甲行路と比べても短時間に設定する必要があるのだ。
しかしこの数年、会社は乙行路の長大化を急速に進めてきた。
例えば、佐倉運輸区では乙行路が5時間を超える行路が6行路ある。千葉運輸区の泊行路でも、B132行路は12時27分、B152行路は12時13分まで勤務させられている。
長時間持ち切りの行路やロングラン行路の解消も急務だ。長距離乗務を続ければ、集中力は当然にも低下する。
しかし、19時07分から24時まで持ち切りで休憩時間のない木更津運輸区のB244行路や、3時間近い持ち切りになる習志野運輸区の休B82行路など、運転保安上の問題がある行路が設定されている。

睡眠時間の拡大も急務

泊行路の睡眠時間の拡大も必要だ。会社は甲行路最終列車の到着から乙行路の初めの列車の発車まで6時間に設定する考え方をとっている。しかし、それでは実際に仮眠できる時間はわずかなものにならざるをえない。
さらに過密ダイヤで食事時間もまともに取れなかったり、折り返し時間が不足する行路がいくつもある。
乗務員は乗客の命を預かっている。鉄道の安全を守るため、行路緩和は絶対に必要だ。
ダイ改合理化・乗務員への労働強化をやめろ! 行路緩和、定年延長と65歳まで働ける労働条件確立へ向けて闘おう。

「眠気でオーバーラン」―ダイ改合理化の結果 乙行路の長大化やめろ!

 「オーバーラン続発」。異例の大きさでJR職場の現実が報道がされている(8月3日付・千葉日報)。
千葉支社は「体調チェックは徹底している。睡眠時間も確保されており問題はない」「安全上の問題はなかった」として、運転士個人に全責任を転嫁しようとしている。一体どの面さげてこんな言葉を発することができるのか!
現在の乗務行路・労働強化が人間の生理的限界を超えているから、こういうことが起きるのだ。運転士が日々乗務しながら感じている仕事のきつさとは真逆のことをマスコミに向けて平然と言えるこの感覚は一体何なのか!
そこにあるのは自己保身だけだ。運転保安を確立するためには何が求められているのか真剣に考えようという姿勢は微塵もない。
新聞報道ですら、「運転士は勤務日程が不規則な上、目への負担が大きい。信号機と速度計を交互にチェックするので、目の消耗は激しい。睡眠時間を十分に取っても疲労は蓄積している」という識者の声を掲載し、JRの経営姿勢を批判している。
運転士への事故責任の転嫁を許すな。裁かれるべきはJRだ。

限界こえた乗務員の労働強化
鉄道の安全破壊する重大問題

ダイ改のたびに運転士にのしかかる労働強化はすでに限界を超えている。運転士の一人一日平均の拘束時間は、どの区も10時間近い。蘇我運 輸区EC1組が9時間55分、千葉運輸区EC1組が9時間49分、木更津運輸区ECが9時間48分、鴨川運輸区が9時間45分。これが現実だ。
それは、生理的限界を超えた異常な長時間拘束だ。本来、不規則でかつ緊張の持続が求められる運転士の労働時間は、地上勤務者よりも低く抑えられてきた。今でも建前上は変わっていない。
しかし、乗務員勤務制度改悪以降、行先地の時間等が労働時間からカットされ、地上勤務者以上の長時間拘束が強制されるようになった。
乗務員の勤務は、早朝4時前から深夜1時過ぎまで、出勤退勤時間は全部バラバラ。まともな日勤時間帯の行路などほとんどなく、泊勤務以外にも「前夜」「後夜」は当たり前。規則正しい生活など全くできずに疲労が蓄積されていく。
しかも業務内容は、息をぬくこともできない緊張が持続する。スピードアップがそれをさらに苛酷なものにしている。

乙行路を緩和しろ!
睡眠時間を確保しろ!

「睡眠時間は確保されており問題はない」「体調チェックも徹底している」「指導を徹底していきたい」だと?
冗談じゃない。泊勤務で仮眠がとれる時間が4時間弱程度のこともある。運転士なら誰もが眠たい目をこすりながら必死の思いでハンドルを握っているのが現実だ。
しかも、これまで、泊勤務の場合は、一日目の行路は多少長くとも、二日目のアケ行路(乙行路)は短く組むというのが、誰が言わずとも当然のことであっ た。わずかの仮眠時間で早朝4時前後から起きだして出区点検をし、乗務することを考えれば、人間の生理的条件から考えてそれは当たり前のことだった。
しかし、この数年、それが覆された。効率化のために、泊アケに通常の日勤並の長大行路が組まれるようになったのだ。
それは、国鉄時代以来百年以上にわたって蓄積されてきた経験から言っても絶対にやってはならないことである。労働者が人間である以上、緊張を保つことができる最低限の条件を逸脱することだからだ。

本線運転士の高齢者対策を

「体調チェックは徹底している」もウソだ。
つい先日、T君が乗務中に脳梗塞で倒れた。彼は点呼の時から体調不良を訴えていたが、それでも会社は乗務させた。乗務しだしてからも、意識が朦朧とし、ろれつも回らなくなり、何駅も停止位置不良を続ける状態だった。
その報告を聞きながら、会社は何の対策もとらなかった。さすがに、出先の泊地には指導員を送り込んだが、それでも朝仮眠から起きてくるまで何もしなかった。
そして、翌朝には運転台に上ることもできない状態になっていたのだ。彼は今もリハビリ休職中だが、会社が体調管理をきちんと行い、出勤した日のうちに医者にいくことができていれば、こんなに重傷化しなかったはずだ。
しかもこれは彼個人の問題では断じてない。以前は50代になって本線運転をしている者は全くいなかった。「高齢者対策」で構内運転等、地上勤務に降りていたのだ。
何十年も不規則な勤務を続ければ身体はボロボロになる。だからそれは当然のことであった。しかし、「水平分業」と称される外注化が進められる中で、身体を壊そうが、体力的にきつくなろうが、本線運転士が降りる職場は全く無くなってしまったのだ。
だから、動労千葉の組合員だけでも脳梗塞等の乗務不可能な病気になり、行く場がなく「事務手伝い」等をしている者が何人もいる状態だ。心筋梗塞を起こして、心臓にステントを入れながら乗務している者もいる。
これが運転士が置かれている偽らざる現実だ。

乗務員への締め付けやめろ!
行路緩和を実現させよう!

乗務員への締め付けの強化では安全は絶対守られない。107人の命が奪われた05年の尼崎事故は、徹底した締め付けで運転士を精神的に追い詰めた結果だった。
会社は背面監視などで乗務員を締め付け、ダイ改合理化で労働強化を行っているが、こんなことを続ければ必ず重大事故につながる。
鉄道の安全のために必要なことは、行路緩和と本線運転士の高齢者対策だ。締め付け強化、ダイ改合理化と対決し、反合理化・運転保安確立へ全力で闘いぬこう。

韓日労働者から世界の労働者へ 東京ーソウル11月国際共同行動へ!

今年の11・6労働者集会に向かって、韓国・民主労総ソウル地域本部より、日韓双方の11月労働者集会・大会を一つのものとして世界 の労働者によびかけようとの提案がなされ、国際共同行動としてともに闘うことが正式に確認された。まもなく世界に発出される招請状は次の通りです。

韓日労働者が世界の労働者同志たちに送る招請状
東京―ソウル11月国際共同行動を訴えます

世界を覆う新自由主義攻勢は、非正規職、間接雇用労働者の量産と独占強化と両極化の深化、民営化攻勢、労働組合運動に対する弾圧として現れています。しかも資本家権力の激しい競争は、東北アジアをはじめとする世界各地の紛争と戦争の危険として激化しています。

全世界の労働者同志たち! 韓国の全国民主労働組合総連盟(民主労総)ソウル地域本部と、日本の国鉄千葉動力車労働組合(動労千 葉)、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)、全国金属機械労働組合港合同(港合同)労組は、資本家権力の無慈悲な労働運動に対する 弾圧と、中東に続き東北アジアで高まっていく帝国主義戦争の危機に対して、これを粉砕するための労働者国際連帯行動を今秋11月に開催しようと思います。

1%の独占資本が支配する新自由主義において、全世界のどんな労働者も自由ではありません。多数の労働者が非正規職、間接雇用労働者 として増えており、交通、教育、医療などの公共福祉が縮小され、民営化され、金儲けの手段に転落しています。その上資本の貪欲な競争は、全世界を大恐慌と 経済の崩壊に追い込みながら、結局、露骨な帝国主義戦争(世界戦争・核戦争)の惨禍にたたき込もうとしています。

人類の生存を脅かす初の危機に対して、世界を守る力は今や、労働者階級の国際連帯から生まれる以外にありません。全世界の労働者が団結して闘争し、労働者階級の国際連帯の旗を共に掲げ、猛然と立ち上がらなければなりません。

韓国労働運動は、長い間の政権と資本の弾圧を乗り越え、1995年韓国労働者の団結と闘争の求心として民主労総を結成しました。その 後20年間をただ一日も休むことなく闘争を継続しながら前進して来ました。死を辞さない闘争で、解雇と拘束を顧みないストライキで、民主労総の闘争を継続 し、親資本極右勢力を代弁する現政権の統治下で、委員長が拘束され、何と5年間監獄に捕えられなければならない弾圧を受けながらも、少しも動揺することな く闘っています。来る9月韓国労働者は、公共部門を中心に力強いゼネスト闘争を準備しています。また全国の20万労働者がソウルに大挙集結する民衆総決起 闘争で、政権と資本の専横を審判する決戦の場を力強くこじ開けるでしょう。そしてこれは2017年ゼネストへ、そして大統領選挙闘争へつながり、韓国社会 の根本的変革のための新しい転機となるでしょう。

動労千葉は、日本で戦後最大の労働運動解体攻撃として行われた国鉄分割・民営化に対し、絶対反対の闘争を30年闘い、ついに国家的不 当労働行為を最高裁に認定させ、JR東日本会社に対する解雇撤回・職場復帰闘争を闘っています。さらに、福島原発事故の危険性を隠して、放射能汚染地域の 住民たちに帰還を強制し、鉄道輸送再開を強行する安倍政権に対し、兄弟労組の国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)を先頭に被曝労働拒否闘争を展開して来ま した。関生支部は、2010年、139日に渡る産業(生コン)ゼネストを貫徹し、建設独占やセメント大メーカーの支配を揺るがし、あらゆる職場に労働組合 を立ち上げ、数千数万の組織拡大に挑んでいます。港合同は、地域の中小企業で働く労働者を結集し、団結権を実力で奪還する中で、地域共闘の強固な堡塁をつ くりだしてきました。そして今、平和憲法の破棄と戦争突進を狙う安倍政権が、「働き方改革」の名の下に、すべての労働者を不安定雇用に突き落とす労働法制 改悪と労働運動圧殺の攻撃に出て来たことに対して、今回の11・6労働者集会を開催し、総反撃に立ちあがる決意です。

私たちは、東北アジア地域に核戦争の可能性が大きくなっていきつつある今、韓日労働者の連帯を一層強固にして、これを全世界の労働者 の連帯へより一層拡大しなければならないと確信します。つきましては、来る11月6日の東京労働者集会と11月12~13日のソウル労働者大会・民衆総決 起闘争を連結して、これに全世界の労働者同志たちが両大会に共に参加し、闘うことによって、労働者国際連帯行動を本格化しようと提案します。資本は簡単に 国境を越えて、世界の労働者階級に同じ攻撃をしています。敵は一つです。労働者階級もすべての分断攻撃を打ち破り、一つになって闘わなければなりません。 民族・国籍・国境を越えた労働者が、日本と韓国の地で合流して、大恐慌―大失業・貧困と戦争から世の中を根本的に変革する闘争を共に開始しましょう!
2016年8月

韓国 全国民主労働組合総連盟
ソウル地域本部
日本 国鉄千葉動力車労働組合
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
全国金属機械労働組合港合同

まるで「戦前回帰」、今秋が正念場 戦争と改憲に突き進む安倍政権 11月労働者集会の大成功を勝ち取ろう

「反戦教師がいたら密告せよ」

7月の参議院選挙前後、「まるで戦前回帰」ともいうべき重大な事態が起きている。
8月12日発行の「日刊動労千葉」でも紹介したように、18歳選挙権のスタートに伴い、自民党が学校現場における「政治的中立性」なるものの調査を行っ た。いわく『「子供たちを戦場に送るな」と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいることも事実です』と、そういう先生の指導や授業があれば、学校・ 教員名、授業内容などを密告せよというのだ。
そして参議院選挙中の7月6日、名古屋の中学教師が授業で「与党が3分の2を獲得すると、憲法改正が可能になり戦争に行くことになるかも」などと発言したと保護者からの「密告」があり、その後、「生徒に誤解を与えた」と謝罪させられことも起きている。

 警察が教育現場へ介入

7月の参院選後、今度は神奈川県警青葉署が青葉区の県立高3校に「投票率が高いが、何か特別なことをしたか」と電話で問い合わせていたことが発覚した。自民党の“反戦教師密告サイト”と同様の教師への思想調査、教育現場への警察の介入ではないのか。

 「戦争は教室から始まる」

治安維持法下の戦前も、『調査』名目の教員の監視や弾圧があった。『長野県2・4教員赤化事件』が有名だ。児童らが書いた作文やノー トを調べあげて、半年あまりで138人の小学校教員が「赤化(共産主義化)した」との理由で検挙された。この事件を契機に、全国各地で同様の弾圧が行なわ れ、学校は戦争体制に完全に組み込まれた。戦争は教室から始まるのだ。

 労働福祉会館に警察が隠しカメラ

7月の参院選公示前に大分県警別府署が、連合大分東部地協や地区平和運動センターや野党の支援団体などが入居する労働福祉会館の敷地に無断で隠しカメラを 設置したことが「思想信条の自由を侵害する憲法違反」と大問題になっている。さらに重大なのは、隠しカメラ設置の目的が、「特定公務員である自治体職員の 出入りを確認するのが目的」「対象の職員に関する情報が事前に寄せられていた」(西日本新聞8月14日付け)というのだ。大分県は自治労と日教組が強いこ とで知られている。今回の監視は、労働組合の弾圧が目的だったのだ。

 沖縄・高江では“戒厳令”

参議院選後の7月22日、沖縄県東村高江で、2年間中断していたのヘリパッド工事が着工した。基地建設に反対して座り込んでいる地元 住民ら200人に対し、全国から動員された機動隊500人が襲いかかった。警察が道路を封鎖し人や車の行き来を制限する「戒厳令」が今も続いている。

 「改憲反対」と叫んだだけで警察が連行

8月9日、長崎平和祈念式典で安倍首相に「改憲反対」と叫んだ男性が、式典終了後に警察車両へ暴力的に連行される事件が発生した。男 性は式典の参列者であり、何か暴行や妨害行為を行ったわけでもない。たんに「改憲反対」と述べただけだ。それだけで警察に連行されるのは、治安維持法や特 高警察があった戦前戦中と変わらないではないか。

第3次安倍改造内閣、安倍首相を含め大臣の75%が「日本会議」

 第3次安倍改造内閣は戦争内閣

安倍政権の閣僚の大多数が改憲・徴兵制・核武装を主張する極右の「日本会議」や「神道議連」が多数を占めている。
マスコミでは、政権に批判的なニュースキャスターが全部外され、NHKの新経営委員長(最高意思決定機関のトップ)に「日本会議福岡」の名誉顧問でありJR九州相談役の石原進が就任した。
教育とマスコミ、そして職場が制圧され労働運動が壊滅したとき、「再び戦争への道」に行く。だがゆえに安倍政治に対する根底からの怒りが社会に充満して いるのだ。この怒りと労働組合の闘い、職場からの闘いが結合したときに時代は動きだす。今まさに歴史の分岐点にいるのだ。今秋はまさに正念場だ。安倍政権 を労働者の団結した力で打倒しよう!
組織拡大を勝ち取り、11月労働者集会の大成功を勝ち取ろう。

DLへの冷房装置設置要求は運転士の生命にかかわる再重要課題だ!

組合要求に基づき、冷房を設置しろ!
要求実現へ、ストライキで闘おう!

 この間、動労千葉は、DLへの冷房装置の設置を求めて千葉支社を追求してきた。
しかし千葉支社は、現場からの切実は要求にもかかわらず、JR東日本本社に対して冷房装置の設置要求を上げていないことがこの間の団交で明らかになった。
組合が調査したところ、DLの運転台の温度は42・5度を超えていたのだ。これは風がある日での観測だ。晴天で風も吹かない日であれば45度を超えることは確実だ。
運転台は四方と天井を鉄板に覆われ、しかもディーゼルエンジンの熱気と排気ガスが入るため窓もまともに開けられない状況だ。そんな中でDL担当者は猛暑の下で作業を行っているのだ。
これまでの、DL業務を担当した組合員からは、「DLを乗務している途中、あまりにも暑くて頭がクラクラしたことがある」との報告も上がっているのだ。
「もう限界だ」「この猛暑の中で冷房もなしに仕事をしろというのは、死ねと言っていることと同じだ」。これが、今、DL業務を担当している運転士の率直な声だ。
動労千葉は、8月2日に行われた団体交渉に踏まえ、あらためてDL業務を担当する組合員の意見に踏まえ、組合側の要求が受け入れられない場合にはストライキも含めた闘争を構えざるを得ないことを千葉支社に通告した上で、上記の要求をJR千葉支社に提出した。
JR千葉支社は、動労千葉の要求に基づき、DLへの冷房装置取り付けを速やかに行え!
猛暑の中でのDL業務強制を止めろ!
ストライキで闘おう!

動労千葉申第48号
2016年
8月17日

東日本旅客鉄道株式会社
千葉支社長 藤 森 伸 一 殿

国鉄千葉動力車労働組合
執行委員長 田 中 康 宏

「DLへの冷房装置設置」等を求める緊急申し入れ

下記のとおり緊急に申し入れるので、団体交渉により誠意をもって回答すること。

1.DLへの冷房装置設置を早急に行うこと。

2.冷房装置が取り付けられるまでの間、7月~9月についてはDL業務を行わないこと。

3.工臨488行路について、2行路に分割し、業務の軽減を図ること。

4.DL業務の要員を増やすこと。
また、DL業務に関する要員の養成計画を具体的に明らかにすること。

5.DL等を担当する乗務員に対して「多車種手当」を設けること。

-以   上-

被爆71周年  8・6 ヒロシマ大行動

「ヒロシマー沖縄ー福島の怒りをひとつに、ゼネストで原発・基地・戦争をなくそう!」「国際連帯で朝鮮戦争・核戦争阻止!」「改憲・戦争・核武装の安倍を倒せ!」8・6ヒロシマ大行動が闘われた。

国鉄労働者総決起集会

5日の国鉄産別集会は本集会前日の動労総連合総決起集会として開催された。動労千葉派遣団6名全員が登壇して、それぞれが、①背面監 視など運転士への締め付けを許さない、②ローカル線問題を地域の人達と取組む、③CTS就業規則改悪との闘い、④エルダー制度・組織破壊攻撃との闘い、⑤ 貨物低賃金との闘い、⑥ますます元気に闘うOB会、なによりも勢ぞろいした総連合の仲間と共に組織拡大へ闘うことを発言。

原爆ドーム前安倍を弾劾

翌日6日早朝、原爆ドーム前のヒロシマアピール集会では繁澤副委員長が、核武装に進む安倍を弾劾し、11月東京・ソウル国際共同行動に向けた渾身のアピールを行った。

8・6集会に950人広島市街のデモ

午後から、「被爆71周年8・6ヒロシマ大行動大集会」に参加。950人が結集。オープニングの歌から、広島と長崎の被爆者の訴え、 大行動の基調提起、福島と沖縄から、民主労総からソンソ工団労組のパクギホン副委員長が全世界の労働者の団結した闘いの大切さを、闘争(トゥジェン)!で 表現。
被曝労働拒否を闘う労働組合から、愛媛県職労の宇都宮委員長が伊方原発再稼働を許さない、動労水戸の高野副委員長が常磐線全線開通を阻止する決意を表 明。地元広島から、動労西日本、高陽第一診療所労組、広教組組合員、広島大学学生自治会から決意を受け、「日韓労働者の連帯で朝鮮戦争・核戦争を絶対に阻 止する決議」を採択し、今年も熱い、熱い、広島市街のデモを貫徹した。
帰りの新幹線で、参加した組合員が、「初めて参加して、8月6日はヒロシマに来るべきだと思った。来年もぜひ参加したい」と熱く語った。
第2の分割・民営化攻撃と闘い抜き、11月労働者国際連帯大行動へ進撃を続けよう!

地獄を二度と起こしてはいけない

8・6、8時15分 蝉のなく声はあの日と一緒。すごく暑かった…。
原爆投下から71年

がたち、戦争経験の人の高齢化が進み、これからの戦争体験の継承が問題だと集会をとおして感じた。
私にとって、安倍政権による「戦争に向けた足音」が大きくなっている今、とても貴重な経験だった。
このような地獄を二度と起こしてはいけない。だから私は闘う。戦争を起こさせないように。動労千葉組合員獲得をして実現していきたい。
KT(京葉支部)

安倍の改憲攻撃に反撃を! 「働き方改革」を許すな! 安倍政権打倒!11月労働者集会1万人結集を実現しよう

改憲をめぐる最大の決戦

いよいよ改憲をめぐる戦後最大の決戦に突入した。安倍は、参院選直後から「秋の臨時国会から憲法審査会を始動させる」と繰り返し述べ ている。改憲攻撃の狙いは緊急事態条項の新設であり、さらに憲法9条2項の「戦力不保持・交戦権否認」を削除し、「国家の自衛権」「国防軍保持」を憲法に 明記することにある。

 極右が防衛大臣 

さらに安倍は内閣改造で、侵略戦争を否定し、核武装、徴兵制を主張するウルトラ極右の稲田朋美を防衛大臣に就任させた。中国国防省は 「強烈な憤慨を覚える」「歴史を否定するならば、中日関係に未来はない」と強く非難声明を出している。安倍は、中国との軍事的緊張関係を激化させることで 改憲ー戦争に突き進もうとしているのだ。

「働き方改革」=「正社員ゼロ・解雇自由」

安倍は、改造内閣の「最大のチャレンジ」は「働き方改革」だとのべ、加藤勝信一億総活躍担当相を「働き方改革担当相」に任命した。労 働基準法を改悪し、8時間労働制を解体する「残業代ゼロ法案」を秋の臨時国会で強行成立させるとともに、「働き方改革」「同一労働同一賃金」を唱えて労働 契約法、パートタイム労働法、派遣法を一括して改悪する法案を準備している。 改悪労契法施行から5年、改悪派遣法施行から3年を迎える2018年が歴史 的な分岐点だ。膨大な非正規職の労働者が3年、5年で選別され、解雇されようとしている。そして、「無期転換」の名の下に非正規職並みの最低賃金の「正社 員」が生み出されようとしている。「正社員ゼロ・解雇自由、雇用崩壊」への最後の扉が開かれようとしているのだ。
これらの攻撃の根本には、労働組合の絶滅・一掃という狙いが込められている。改憲・戦争への突進と一対をなす「もう一つの改憲攻撃」だ。

労働運動の再生を

改憲勢力が国会で「3分の2」を占めたからといって、それで改憲が決まるわけではない。改憲・戦争を打ち破る力は労働者民衆の中にあり、決着は階級闘争の場でつけられる。
日本全土に労働者民衆の怒りがあふれている。なによりも国鉄闘争は、戦後最大の労働運動解体攻撃と対決し今も闘い続けられている。こうした怒りの声と、労 働運動の再生をめざす職場からの闘いが結合したときに時代は動きだす。その根源的力は、動労千葉の組織拡大だ。職場闘争を基本に、11月労働者集会の大成 功に向け、全力で決起しよう。

「子供たちを戦場に送るな」という教師がいたら密告せよ -自民党

“反戦教師がいたら通報せよ”
18歳選挙権のスタートに伴い、自民党はホームページで、「学校教育における政治的中立性についての実態調査」を呼びかけた。教育現場で「政治的に中立ではない」と思う教員の指導や授業があれば、学校・教員名、授業内容などを密告せよというのだ。
「政治的中立を逸脱した例」として「子供たちを戦場に送るな」を主張するような教師や授業として紹介した(後に激しい批判が起き削除)。
さらに密告された情報は警察に提供するとまで言っている。「子供たちを戦場に送るな」という「反戦教師」がいたら通報せよと、まるで戦時中のようだ。

戦前戦中と変わらないではないか
7月6日、名古屋市の中学教師が社会の授業で「与党が議席の3分の2を獲得すると、憲法改正の手続きを取ることも可能」「そうなると、戦争になった時に行 くことになるかも」などと発言したと、保護者らから「密告」があり、この教諭は教育委員会や御用マスコミから追及され、謝罪させられたのいうのだ。
これは、学校に思想教育を強制し、子どもたちに「お国のために」と洗脳して戦場に駆り出した戦前戦中の教育体制となんら変わらないではないか。

運転士の最大の使命は、安全を守ること 迷わずカーテンを閉めよう! 千葉支社は、確認内容を職場に周知しろ

千葉支社と団交で確認した内容 

1 安全上支障がある場合、指令に連絡し た上で、運転士の判断でカーテンを閉めても構わない。

2.背面からの撮影を禁止する旨のステッカーを貼る等の対策を検討する。

3.インターネット上の不適切な画像や映像に関しては、本社危機管理室が対応しており、今後も削除等を要請していく。

安全の問題は曖昧にできない

 この間、一部乗客が乗務員を背面から撮影しインターネットにあげ、その一挙手一投足を問題視するといった心ない行為が横行している。
マスコミの運転士叩きの報道が相次ぎ、会社も積極的に報道させて乗務員への締め付けに利用している。さらに会社自身も乗務員の背面監視を行ったり、「運転士に肖像権はない」と現場管理者が発言するなど、断じて許すことのできない対応を続けている。運転士がどれほど切羽詰まった状態に置かれているのか。こ のままでは重大事故が起きかねない状況だ。05年4月の尼崎事故は、乗務員への締め付けが運転士を精神的に追い詰めた結果だった。そして、107名の乗 員・乗客の生命が奪われたのだ。
背面監視の問題は、鉄道の安全に直結する問題だからこそ、絶対に曖昧にすることはできないのだ。

「乗務員の判断で閉める」を確認

 この問題については7月14日に千葉支社との団体交渉が行われた。
この中で組合側から、乗客から盗撮されインターネット上で公開されて乗務員バッシングが行われていること、しかも会社側がそれを利用して背面監視を行っ ている現状に対して、運転士は息することもできない切羽詰まった状況に追い詰められていること、こんな状況が続いたら重大事故になりかねないこと、この事 態を回避するためにはカーテンを閉める以外にないことを腹の底からの怒りで会社側を追及した。
これに対して会社側は、マスコミで報道された「居眠り」「雑誌」「スマホ」等を理由にして指導を行っているとした上で、カーテンを開けることは「乗客へのサービス」だと言ってのけたのだ。
しかし、「サービスと安全では、どちらが重要なのか!」という痛烈な追及に対して会社側は、「サービス(カーテンを開けること)より安全のほうが重要」と回答せざるを得なかったのだ。
さらに組合側から「どのような状況ならカーテンを閉めていいのか」という追及に対して、「安全に支障を来す恐れがある場合」「乗務員の判断になる」「その場合は指令に報告してもらいたい」との見解を明らかにしてきた。
これを受けて組合側から、「安全に支障がある場合、指令に連絡した上で、運転士の判断でカーテンを閉めても構わないというということか」と最終的に確認を求めたところ会社側は、「それで結構です」との回答が行われた。

背面からの撮影は禁止に! 

一方、乗客による撮影について会社側は、「風景等の個人的撮影もあり、全く撮るなとは言えない」と言う。
しかし、風景を撮影しているかどうか乗務員には分からない。撮影された映像等が次々とネット上で映されるのだ。乗務員にとって後ろに立たれるだけで大きなプレッシャーになる。
乗員と乗客の生命を守るためには客室からの撮影は禁止するべきだ。それを周知するためのステッカーも検討させるところまで追い込んだ。次は実行させなければならない。
不適切な映像等も本社の危機管理室で対応すると確認した。
今回、「カーテンを開けることより安全が重要」「運転士の判断でカーテンを閉める」ことを認めさせた。負担を感じた時は、迷わずカーテンを閉めよう。
乗務員への締め付けでは、何一つ安全は守られない。動労千葉の原点である反合・運転保安闘争に立ち返り、乗務員への締め付けと事故責任の転嫁に反対する闘いに立ち上がろう。

DLに冷房を付けろ! 猛暑の中でこれ以上の乗務などできない-限界だ!動労千葉申44号に基づき千葉支社を徹底的に追及!

現在、DL業務に関しては、千葉運輸区、佐倉運輸区、木更津運輸区の運転士が業務を担当している。
今年の夏は、歴史的な猛暑との予報も出され、30度を超える日が連日続くにもかかわらず、DL(DE10)には、いまだに冷房装置が付いていないのだ。 運転台は鉄板で囲われているため太陽の熱で焼け、しかもディーゼルエンジンを抱えている。このような状況の中でDL業務を担当する運転士は乗務させられて いるのだ。
動労千葉は、これまでも冷房装置の設置を要求してきたが、JRはなんらの対策も取ろうとしていない。DL業務を担当する運転士からは「これ以上我慢でき ない」「もう限界だ」との声が上がっている。6月の第75回定期委員会でも「DL業務の行路を指名ストライキに入れて闘うべきだ」との意見があがるなど、 DLへの冷房装置設置は、待ったなしの状況になっている。
こうした中で動労千葉は、8月2日、JR千葉支社において、動労千葉申第44号に基づき、DLへの冷房装置設置と本線運転士の高齢者対策を求めて団体交渉を行った。団交にはDL業務を担当する組合員が結集し、JR千葉支社を徹底的に追及した。

猛暑で塩が噴き出し、運転台より外が涼しく感じる!

組合 この間毎年のように冷房の設置を要求しているが、いまだに設置されない。冷房を付けられない理由は何か?
会社 DL9両の内1両に冷房がついているが千葉には回ってこない状況だ。ついている1両も効果的に冷房が効かないと聞いている。その関係もありまだ目途が立たない状況だ。
組合 冷房が付いているのと、付いていないでは大きな違いだ。冷房が効くから所属箇所(大宮支社)も離さないのだ。同じ会社で差があること自体問題だ。会社は、DLの運転台がどの位暑いのか実態を把握しているか。
会社 今のところ調査等はしていない。
組合 猛暑の中で仕事をしていると口の周りに塩が噴き出るほどだ。運転台より外の方が涼しいくらいだ。窓 を開ければ排気ガスが入るため窓も開けられない。扇風機を回せというが、生ぬるくて気持ち悪くなってしまう。こんな状態をいつまで我慢しろというのか。命の問題であり、もう限界だ。
会社 本社に上申はしている。
組合 毎年上申しているのか。今年はいつ行ったのか。
会社 DLが大宮支社の所属なので大宮支社に対して冷房を付けるように要請しており、大宮から上申している。
組合 千葉から本社には直接上申していないということか。現場で働いているのは我々だ。現場がある千葉支社が、直接、本社に上申すべきではないか。
会社 直接は上申していなかった。
組合 会社は、そもそも付ける気がないということだ。電車の場合、冷房が故障したら回送になる。DLの場合は冷房がないのに乗務しろという。おかしいじゃないか。
会社 千葉支社として本日出た意見をまとめて本社に上申する。
組合 過酷な状況の把握のためにも、産業医に現状を見てもらいたい。
会社 可能かどうか調整する。
組合 冷房が付くまでの間、DL行路の途中に休憩時間を設定すべきだ。設定は千葉支社でできるはずだ。
会社 検討してみる。

この間、4名が倒れているー高齢者対策が絶対必要だ!

組合 この間、動労千葉だけでもDLを担当していた組合員4人が病気になり乗務できなくなっている。DL業務中ではないが、冷房がない中での過酷な乗務等が影響しているはずだ。高齢者交番の設定や乙行路のでのロングラン、明け時間の改善等が絶対に必要だ。
会社 会社として、現行の行路、交番で問題ないと考えている。
組合 会社は、育児・介護の関係で時短行路(6時間)を設定しているではないか。そのような行路を各乗務員区で設定すればいいのではないか。現にあるのだからできるはずだ。
会社 今のところその考えはない。
組合 会社は、冷房も付けない、行路の緩和も考えていないと言うことがハッキリした。DL業務については、冷房がない中でこれ以上乗務させることは生命を危険にさらすことになる。組合として対抗手段を考えざるを得ない。
会社 ・・・。
JRは、DLに冷房装置を設置しろ!
本線運転士の高齢者対策を実施しろ!

 ついにJR自身が表舞台に 第一回 11月集会実行委員会開催 11月集会1万人の実現を!

改憲・戦後労働法制解体攻撃への反撃を

7月30日、11月集会の第一回実行委員会が開催された。呼びかけ3労組からは、関西生コン支部の武谷書記次長、動労千葉の組合員が参加した。

「11月日韓共同行動」の提案

実行委員会では、韓国・民主労総ソウル地域本部から次のように提案されていることが報告された。
「6日東京―12日ソウルの労働者大会を連携して、一連の連続した行動として世界に呼びかけたい」
「国際連帯の幅を広げることから始め、多様な産別・職種間の交流、地域的連帯の枠組みを準備する」
これを、何より日本の我々が飛躍するチャンスと捉え、11月集会を改憲・戦争、戦後労働法制の全面解体攻撃への反撃の出発にしようと確認された。

 ついにJR自身が表舞台に

そのためにも原点に返り、何より国鉄闘争を中心にすえて今年の11月集会を開催することが確認された。
それは、30年にわたる国鉄1047名解雇撤回闘争が、ついにJRを表舞台に引きずりだしているからだ。
動労千葉はJR東日本本社に対し、「最高裁で不当労働行為が確定した以上、9名の仲間を職場に戻せ」と申し入れた。これに対してJRは、回答までに9ヶ月もの時間をかけた上で、6月29日に「当事者ではない」と文書で回答してきた。
これに対してわれわれは7月8日、JR設立委員長・斎藤が、最高裁で不当労働行為と認定された「不採用基準」について、それを作るよう命じたことを自ら語っていることについて、会社の見解を明らかにするよう求めた新たな申し入れを提出した。
しかし、それから約1ヶ月、またも沈黙したままである。われわれは「早急に回答せよ!」「JR設立委員長が自ら指示しているのに当事者ではないとか、回答する立場にないと言い張るのか!」と強く迫っている。
それに対するJR東日本本社の応答は、「法務で検討している」「何らかの態度表明はせざるを得ない」「30年も前のことなので事実経過を調べている」というものだった。
JRはこれまで、「不当労働行為があったとしても国鉄の責任」として労働委員会さえ欠席してきた。今回のような対応は異例中の異例だ。
国鉄分割・民営化の国家的不当労働行為の真実はすべて暴き出され、JRに不当労働行為の責任があることまで完全に明らかになった。このことに会社は完全に追い詰められているのだ。
闘いは、「解雇撤回・JR復帰」をかちとり国鉄分割・民営化に決着をつける新たな段階に入っている。
今こそ国鉄闘争を軸に闘おう。国鉄闘争を闘いぬくことで日本労働運動を復権させることが11月集会の原点だ。その原点に立ち返り1047名解雇撤回に向けて全力で闘おう。解雇撤回・JR復帰のJR新署名を集めきろう。11月集会1万人結集を実現しよう。

幕張支部への卑劣な組織破壊攻撃を粉砕しよう! 東労組革マル・川又の送り込みを許さない!

卑劣な攻撃に激しい怒り

「大量退職」を逆手にとって、幕張支部に対する重大な組織破壊攻撃が画策されている。千葉支社は、エルダー再雇用という形をとって、 分割・民営化時の脱退者2名と東労組の革マル分子1名を幕張車両センター仕業・構内業務に送り込んでこようとしているのだ。外注化反対闘争の先頭で闘い 続ける幕張支部を破壊することがその狙いだ。7月15日にはすでに一名が発令されて幕張に異動しており、職場では怒りの声が燃えあがっている。全組合員の 力を結集し卑劣な組織破壊攻撃を粉砕しよう。

裏切り者は絶対に許さない!

幕張支部の組合員は、その多くが、国鉄分割・民営化攻撃に対して首をかけて闘いぬいたがゆえに、売店や駅、貨車解体業務などに強制配 転され、さらに闘い続けて職場に戻った仲間たちだ。しかも、運転士の資格を持っていながら不当な差別で運転士の発令を拒否され続けたり、運転士から売店に 配転され、今もハンドルを奪われたまま検修職場で闘っている者も多い。その後も、外注化攻撃に16年間闘いぬいて、33名もの組合員が再雇用を拒否されて 首を切られながら守りぬいた団結だ。だから、分割・民営化の裏切り者は絶対に許さない! そんな連中を幕張に送り込んでくることなど断じて許さない。

検修・構内業務からの排除が目的

その怒りが30年消えることなく職場に持続していたがゆえに、会社は国鉄分割・民営化以来、東労組組合員を幕張に送り込むことは全く できなかったのだ。しかし、大量退職がピークを迎えようとする状況の中で、動労千葉の組合員を排除するために今回の配転を強行しようというのだ。それは、 まさに卑劣極まりない攻撃だ。大量退職でエルダー制度が事実上破たんしている状況の中、60歳以降の雇用先について誰もが不安を抱いている。この現実に付 け込んで、さらに不安をあおり、動労千葉の組合員を検修・構内業務から排除しようというのだ。
それだけではない。今回の組織破壊攻撃は、外注化反対闘争を潰すための攻撃だ。外注化を強行する時には、動労千葉の組合員を50名近くも強制配転してお きながら、われわれが闘いを止めなかったら今度は、外注化体制を維持するために外注先からも排除しようというのだ。

検修職場の別会社化を狙った攻撃

さらに今回の攻撃は、外注化の全面的な拡大=検修職場の別会社化を狙った攻撃だと見なければならない。「水平分業」と称して、あらゆ る業務の全面的な外注化=別会社化が進められる状況の中、一番遅れているのが検修部門だ。当初の計画からすれば10年以上遅れている。われわれが抵抗し続 けたからだ。だから、動労千葉を潰して職場丸ごとの外注化を狙っているのだ。

東京から送り込まれてきた札付きの革マル

幕張に送り込まれようとしている川又吉正は、1998年に、動労千葉や国労破壊のために東京から送り込まれてきた札付きの革マル分子 だ。中原電車区の動労革マルとして国鉄分割・民営化攻撃が最も吹き荒れた1986年に動労本部青年部書記長に就任し、10万人首切りの下手人として、悪逆 非道の限りを尽くした輩だ。そしてJR総連の青年婦人部長にもなったJR総連革マル幹部でもある。

重大な決戦の到来

動労千葉は、先の第75回定期委員会を期して、外注化粉砕・組織拡大に向けた重大な決戦の到来として、いつでもストライキに立ち上がることのできる闘争 体制の確立を決定した。幕張支部では、職場集会・支部執行委員会を開催し、闘争体制確立に向けた議論を開始している。
第二の分割民営化攻撃の矛先は、結局組織破壊に絞りあげられた。その最悪の先兵として再び革マル分子が送り込まれようとしているのだ。
我々は絶対に許さない。動労千葉の最大の拠点職場に裏切者、そして何よりも革マル分子が存在できる場所などないことをハッキリさせようではないか。