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 2015年、勝負をかける年
三里塚芝山連合空港反対同盟 事務局長 北原 鉱治
 2015年、三里塚は勝負をかける年となる。市東孝雄さんの農地裁判における控訴審闘争において、早期結審・反動判決を許すのかどうかの決戦の年となるからだ。さらに第3滑走路・空港24時間化、発着枠の4万回増など、空港機能拡張をめぐる現地攻防も激しさを増す。そして三里塚は、反原発・沖縄・反TPP闘争を全力で闘う。
 国際情勢は、一歩踏み外せば戦争という危機が迫っている。安倍政権の戦争への道を断ち切らずして、若者の未来はあるのか。声あるものは声を出そう。一人ひとりの責任として「何をすべきか」と自問自答し決起しようではないか。
 動労千葉は、国鉄1047名解雇撤回闘争、国鉄分割・民営化反対闘争をあらためて本格的に発展させようとしている。JRによる全面外注化攻撃との闘いを強めようとしている。動労千葉と共に三里塚も決戦を闘う。
 50年かけても未完の成田空港が完成することはない。軍事空港以外の何ものでもない成田空港は、廃港にしなければならない。働いても生きられない労働者。耕しても耕しても未来が見出せない農民。労農が団結して世の中を変えよう。すべての労働者が三里塚の大地に立って、労働者と農民の連帯をより強くしていくことを訴えたい。


 動労千葉1047名解雇撤回・JR復帰闘争勝利の年に
動労千葉顧問弁護団長 弁護士 葉山 岳夫 

 2015年を動労千葉高石さん、中村さんたちを先頭にした1047名解雇撤回・JR復帰闘争勝利の年にしましょう。白石判決、難波判決は、不採用基準(本件名簿不記載基準)が国鉄分割民営化に反対する動労千葉に所属することを理由にして差別、不利益に取り扱うことを目的として策定されたこと、これを適用してJRに不採用としたことがいずれも不当労働行為であることを明確に認定しましたが国鉄改革法などを理由に解雇撤回・JR復帰を否定しました。しかし、不当労働行為ならば解雇撤回・JR復帰は、当然の道理です。そもそも国鉄改革法自体が憲法違反の法律です。また、葛西敬之や井出正敬が斎藤英四郎設立委員会委員長と共謀して策定した不採用基準による不採用が不当労働行為なのだからその法的責任は、JR東日本に直接に及ぶことも当然です。全国運動は、6回にわたり、合計8万2028筆の署名を最高裁に提出しました。これは、道理に基づく人民の意思であり、力です。最高裁第3小法廷は、この当然の道理を率直に認めるべきです。さらに大きく全国運動の輪を広げて勝利を闘い取りましょう。


三里塚反対同盟、意気高く旗開き

 1月11日、三里塚反対同盟は、新年デモと団結旗開きで闘争宣言を発し、新たな闘いの年のスタートを切った。動労千葉も新年デモからともに参加した。
 足かけ50年となる闘いは今年、市東さんの農地とりあげをめぐって決戦のときを迎えている。
 反対同盟は、3月4日の農地裁判控訴審闘争、そして旧成田市営グランド(現栗山公園)で開催する3・29全国集会への結集を呼びかけた。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!今こそ外注化粉砕闘争に総決起を!

 
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