6・8集会を労働運動再生の新たな闘いの出発点に
6・8国鉄闘争全国集会
■6月8日(日)13時 東京・文京シビックホール
事故が起きた炭坑は05年に民営化され、安全対策は徹底して軽視された。「これは事故ではない。殺人だ!」とトルコ全土で抗議ストとデモが発生した。
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全面的な反撃が始まった
いま怒りに震えた膨大な労働者の声がゼネストやデモになって世界中で噴出している。韓国セウォル号で殺された300人を超す高校生たち、トルコの炭坑爆破で殺された301人の炭坑労働者。資本主義、新自由主義の行き着いた果ての恐るべき現実が膨大な労働者の生命を奪い、張り裂けんばかりの怒りが爆発している。
韓国鉄道労組の23日間の民営化反対のストライキは、まさに歴史的反撃の開始を告げた。このストを通じて韓国世論全体が民営化反対に獲得されるという画期的事態をつくりだしている。その渦中でセウォル号の事件が起きたのだ。闘いの炎は燃え広がり、パククネ政権は倒壊寸前だ。新自由主義攻撃に対する全面的な反撃が始まったのだ。
もう限界を超えている
日本での新自由主義攻撃は、国鉄分割・民営化から始まった。そして現在、JRの本体には現場の業務はほとんど残らないところまで外注化攻撃はエスカレートしている。民営化と規制緩和、市場原理、その必然の結果が安全の崩壊だ。
新自由主義の崩壊がJRから始まっているのだ。JR北海道の現実を見よ!
安倍政権は改憲、集団的自衛権行使へとしゃにむに突っ走っている。しかし、それは自らの足下が崩れ落ちようとしていることへの恐怖だ。その一方で、派遣法改悪、残業代ゼロ=8時間労働時間制解体、限定社員制度など、総非正規職化と解雇自由の最後の扉が開かれようとしている。 だけどもう限界だ。資本の支配が限界を超えているのだ。「すき家」の反乱がそれを象徴している。
こうした現実を韓国やトルコと同じように政権が崩壊寸前の危機に揺らぐところまでいかなければならない。その力は労働運動がもう一度息を吹き返す以外に生まれてこない。
我々は、国鉄分割・民営攻撃と真っ向から立ち向かい、今も闘い続け大きな地平を勝ち取ろうとしている。それが6・29東京地裁判決や9・25東京高裁判決だ。国鉄改革法を後一歩で打ち破ろうとしている。しかし重要なのは裁判の結果ではなく、この地平を勝ち取った国鉄闘争全国運動の広がりなのだ。最高裁判決が例えどうなろうと、この闘いを徹底的に最後までやり通すことだ。怒りの声は社会に満ちている。その全てを国鉄闘争全国運動に結びつけようではないか。
新たな挑戦が始まった
我々は新たな挑戦を始めた。それが外注化粉砕・運転保安確立に向けた5・2の幕張ストであり、「福島切り捨てを許すな」を訴えた動労水戸の竜田延伸反対のストだ。
JRと下請け労働者を一体に組織することに成功すれば外注化は粉砕できる。激しい分断攻撃で声もあげられない困難な福島の状況下で、職場から反原発の闘いが開始されたことは、日本の労働運動の歴史に新たな1ページを記すような闘いだ。
韓国鉄道労組も参加
6・8集会には、歴史的な民営化反対の闘いに起ち上がった韓国鉄道労組の仲間も参加する。組合員は全力結集を。10万筆署名の力で解雇撤回判決をかちとろう! 闘う労働運動の復権へ、6・8集会へ!
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