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動労千葉鉄建公団訴訟控訴審
弁論再開を申し立て


署名をたずさえて東京高裁に向かう動労千葉争議団と弁護団、動労千葉と支援の仲間たち。

10万筆署名6419筆提出
全体で33613筆に達する

 8月22日、動労千葉は、東京高裁12民事部に対して「動労千葉鉄建公団訴訟控訴審」に関する弁論再開の申し立てを行った。
 動労千葉鉄建公団訴訟控訴審に対して難波裁判長は、5月8日の第3回口頭弁論において、動労千葉が求めていた葛西証人(元国鉄職員局次長)らの証人申請をすべて拒否したあげくに結審を強行し、9月25日に判決期日を指定した。
 これ自体、不当な訴訟指揮であり、絶対に許すことはできない。
 しかも、この間、動労千葉が入手した「国鉄改革前後の労務政策の内幕」という資料によれば、国鉄分割民営化を目前に控えて、当時、国鉄総裁室長であった井手正敬(元JR西日本会長)と、職員局次長の葛西よしゆき(現JR東海会長)が、設立委員会の委員長である斎藤英四郎(当時の経団連会長)と面談し、不採用基準の策定を要求し、最終的に斎藤委員長から国鉄側で基準を作るように要請し、それに基づいて葛西が不採用基準を作ったことが明らかになった。

「国鉄とJRは別会社」という主張は全てウソだった!
 国鉄分割・民営化に関しては、「名簿を作るのは国鉄、新会社は名簿に載っている者を採用しただけ」だとして、国鉄と新会社=JRは別であり、国鉄の不当労働行為はJRに及ばないとされてきた。
 しかし、今回明らかになったことは、国鉄と新会社=JRが一体となって不採用基準を作成したということだ。そして、その基準に基づいて動労千葉12名をはじめとした国鉄労働者が、一旦は採用候補者名簿に搭載されていたにもかかわらず、名簿から排除され、国鉄清算事業団に追いやられ、解雇されてと言うことだ。
 国鉄分割・民営化から26年が経とうとする中で、こうした新しい事実が出てきた以上、その真実を明らかにするためにも弁論を再開し、井手や葛西らを法廷に引きづりだし、徹底的に調べる必要があるのだ。

難波裁判長に肉薄する弁論再開申立てと署名提出行動
 14時30分から、裁判所前において、動労千葉争議団や組合員、動労総連合や国鉄闘争全国運動の仲間たち50名で街宣活動を行った後、15時から、東京高裁12民事において弁論再開申立を行った。葉山弁護団長をはじめとした弁護団からは、国鉄とJRが一体で基準を作ったという新たな事実がハッキリした以上、裁判所として証人をキチンと調べるべきであることを強く迫るとともに、難波裁判長との面会を求めた。
 さらに、この間、全国各地で展開されてきた10万筆署名の第3回提出行動も行われた。山本事務局長が提出の趣旨を読み上げた。そして、田中委員長からは、「本日、第3回目として、6419筆を提出する。全部で、33613筆に達した。この意味を裁判所として認識すべきだ」との訴えが行われた。書記官室の右隣には難波裁判長の部屋があり、弁論再開申立と署名提出行動は、まさに難波裁判長に肉薄する闘いとしてかちとられた。
 そして、弁護士会館で行われた報告集会において田中委員長は、9月15日に行われる解雇撤回・外注化阻止に向けた全国集会への総結集を訴えた。
 1047名解雇撤回ーJR復帰!国家的不当労働行為糾弾!業務外注化ー強制出向粉砕へ、全力で闘いぬこう!

1047名解雇撤回!新たな外注化ー強制出向許すな!非正規職撤廃!
9・15総決起集会

日 時 9月15日(日)13時から
場 所 代々木公園ケヤキ並木
    *集会後、デモ行進有り
主 催 動労千葉/国鉄闘争全国運動
指定列車 千葉駅3番線 11時00分発快速列車最後部乗車
※1047名解雇撤回!計画業務の「10月1日」実施粉砕へ向け、勤務以外全力結集を!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 
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