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2.17から6.9の成功へ

2.17労働者集会に650人

会場を埋めつくす

 2月17日、国鉄闘争全国運動が呼びかけた「国鉄分割・民営化で不当解雇から26 年 2・17労働者集会」が東京・すみだ産業会館で650人の労働者・学生が会場を埋めつく大成功をかちとった。この前段では全国運動の全国活動者交流会が開催された。
動労千葉を支援する会事務局長山本弘行さん、動労千葉の長田書記長が司会を務めた。
 呼びかけ人を代表して3人があいさつにたった。元国労九州本部書記長の手嶋浩一さんは、「16日は、不当解雇された日だ。自分も解雇された。九州の専従になって役員をおろされ、国労からも解雇された。5・27臨大弾圧に怒って立ち上がった。労働者は経営者がいなくてもやっていける」と述べ、近代史研究者の伊藤晃さんは、「労働者は、個人として理解するのでなく、労働組合によって自らの存在意義や尊厳を自覚する。全国運動は自己形成の重要な場になっている」と語った。愛媛県職労の宇都宮理委員長は、「分割・民営化で突きつけられた問題は、全労働者の課題になった。自治体の賃金カットや公務員攻撃、さらに7〜8月が山場の伊方原発再稼働攻撃に対して組合として闘い、前進していきたい」と決意を語った。

6・9全国集会へ
(文京シビックホール)

 動労千葉から田中委員長が3点にわたって提起した。@高裁でなんとしても解雇撤回・JR復帰の判決をかちとること。A外注体制を粉砕する第2ラウンドの闘いに突入する。安全崩壊と雇用破壊の矛盾を突き、新しい反合・運転保安闘争を確立し、3月春闘にストを配置して闘いに入る。B2013年は雇用破壊元年だ。激しい公務員攻撃と民営化。38%が非正規化、労働者の中に巨大な意識変化が必ず起きる。6・9全国集会までに一皮むけ、これまでの枠を突き破り、全国に無数のつながりをつくろう」と訴えた。

高裁署名運動に全力を

 つづいて解雇撤回闘争の当該が登壇した。代表して動労千葉争議団の中村仁君、国労旭川闘争団の成田昭雄さんが、26年前の解雇の思いを語り、解雇撤回・原職復帰への新たな決意を語った。動労千葉顧問弁護団の葉山弁護士が6・29判決の意義を語り、下山房雄さん(JR東日本株主会前会長・九州大学名誉教授)が、「解雇撤回・JR復帰を求める高裁署名運動」の熱烈参加を訴えた(裏面参照)。高裁署名運動の呼びかけ人である自交総連北海道地連の杉本一郎書記長は「動労千葉労働運動を全職場に広げていく闘いとして署名運動の担い手に」とアピールした。
 カンパアピールに続き、決意表明、そして全金本山の長谷武志副委員長が閉会あいさつと団結ガンバローで集会を締めた。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう
 
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