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1047名の総団結で解雇撤回!
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2・16集会に結集した3争議団−闘争団
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4月4日、日比谷野外音楽堂で、1047名の解雇撤回に向けた全国集会が開催される。4・4全国集会は、2・16集会の成功を引き継ぎ、1047名の被解雇者の大同団結を中心として、全国の労働者に闘いへの再結集を呼びかける画期的な取り組みとして開催される。全力を尽くして4・4集会の成功をかちとろう。1047名闘争勝利に向けた新たな一歩をこじ開けよう。
2・16集会では、分割・民営化から19年めにして、被解雇者全員が初めて大同団結し、その呼びかけの下に国労も参加し、解雇撤回に向けた大集会が開催されるという画期的な地平がきり開らかれた。集会の後には、争議団・闘争団5団体によって、「1047連絡会」が結成された。
集会は800名の会場に2500名の労働者がつめかけた。1047名がひとつに団結し、闘いを呼びかけることは、当該はもとより、永年にわたって国鉄闘争を支援し続けてくれた全国の仲間たち誰しもが何よりも念願していたことであった。だからこそ、それが大きなインパクトとなってたちまち全国に波紋を広げ、1047名闘争が力を取り戻したのだ。
今何よりも必要なことは、一点の曇りもなく、この力を信頼し、ここに依拠するという立場にたちきることだ。
しかしその一方で、労働運動の内部でも、ついに実現したこの団結を潰そうという様々な動きが渦巻いている。例えば全労連は「動労千葉は労組の仮面をかぶった暴力集団だ。市民権を与えるな」等、誹謗中傷以外の何ものでもない議論を繰り返し、2・16集会や、4・4全国集会への取り組みを拒否している。また、被解雇者の団結を政治的に利用しダシにして、再び国労本部を前面におしだして「政治解決」という名の、解決ならざる闘争収拾を画策する動きも台頭している。
「4党合意」とその受け入れは、1047名被解雇者を分裂させ、支援戦線を分断し、そして全国の多くの仲間たちが国鉄闘争から一旦は去っていった。その意味でこの屈服方針は、労働運動にとってまさに犯罪的な役割を果たした。しかし今われわれは、その困難をのりこえて、再び団結を取り戻したのである。また再び同じ愚を犯してはならない。
今こそ闘いの原点に返らなければならない。国鉄分割・民営化攻撃は、国鉄のみならず、全て労働者の権利と団結を打ち砕くために画策された国家的不当労働行為であった。1047名の解雇撤回闘争には、全ての労働者の未来がかかっている。だからこそ、今でも全国の無数の仲間たちが、わがことのようにこの闘いを支援し続けてくれている。そしてその力を結集する中にこそ勝利の展望がある。 郵政民営化をはじめ、これまでのレベルを超えた大規模な民営化−労組破壊攻撃が襲いかかろうとしている。憲法改悪攻撃が切迫している。今、政府や財界がいかなる構えでいるのかをあいまいにしてはならない。そしてこうした情勢のなかで、1047名闘争がもつ位置はこれまでになく大きくなっている。
われわれは、不一致点をのりこえて、本気になって怒りの声を結集しなければならない。1047名闘争の最も大切な役割もそこにある。また、そうした広大な闘いを組織しなければ、解雇撤回をかちとることができないことも明らかだ。
中曽根発言弾劾の大運動を巻きおこそう。ときの総理大臣が「国鉄労働運動を潰し、総評を潰すことを明確に意識してやった」と繰り返し公言していることを徹底的に弾劾し、追いつめることができなくて、1047名の解雇撤回闘争に勝利できるはずはない。
今また自民党は「民営化で日教組と自治労を潰す」と公言している。また中曽根はかつて「国鉄分割・民営化でお座敷をきれいにして立派な新憲法を安置する」とも言っている。これはすぐれて現在の状況に対する闘いだ。1047名闘争に今求められているのは、政治決着路線を脱却し、労働運動の再生に向けた大衆的な闘いの組織化の先頭にたちきることだ。
われわれは、06春闘での安全運転闘争−ストライキを新たなステップとして、JR体制打倒、労働運動の戦闘的再生に向けさらに闘い続ける決意である。
4・4全国集会を1047名闘争勝利に向けた新たな一歩としよう。4・4集会の成功をかちとろう。
1047名の総団結で解雇撤回! 採用差別事件の勝利解決をめざす 4・4全国集会 ▼4月4日 18時〜 ▼日比谷野外音楽堂 |