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年月 日 No. |
「訴訟救助」決定!
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決 定 雇用関係存在確認等請求事件につき、申立人らに対し、訴え提起手数料について訴訟上の救助を付与する。 |
2月2日、東京地裁民事第11部・鈴木昭洋裁判長は、動労千葉争議団である高石正博君ら9名が、昨年12月24日の鉄建公団訴訟提訴と同時に申し立てていた「訴訟救助の申し立て」について、「雇用関係存在確認等請求事件につき、申立人らに対し、訴え提起手数料について訴訟上の救助を付与する」との決定を行った。
この決定は、すでに裁判が進行している国労闘争団の鉄建公団訴訟団や、昨年11月30日に提訴した国労闘争団の第3次訴訟団にも同様の決定に基づく訴訟救助が行われるなど、裁判を進める上でも重要な闘いになっている。
今回の訴訟救助の決定は、1047名の解雇撤回・鉄建公団訴訟勝利に向けた大きな前進がかちとられたとともに、1047名の団結そのものをさらに強化する大きな成果だと言わなければならない。
「国鉄西部実行委員会」の旗開きで国労鉄建公団訴訟原告団、全動労争議団、動労千葉争議団が一堂に会し1047名闘争の一層の発展を誓った |
1047名の解雇撤回・鉄建公団訴訟については、昨年末の動労千葉争議団の提訴に続き、12月27日には全動労争議団も提訴しており、これで国労、動労千葉、全動労の3闘争団・争議団が足並みを揃えたのだ。
93年12月の国労事件や、昨年10月の動労千葉事件に対する最高裁の判決・決定に見られるような1047名闘争をなんとしても解体しようとする反動が渦巻いている。しかし、こうした中でこそ解雇された1047名が改めて団結を強化して闘いぬき、その中で勝利の展望を見いだすことは絶対に可能だ。
小泉政権による郵政民営化や公務員制度改革攻撃が激化する中で、1047名闘争が18年間も日本の労働運動を牽引し、最後の一線を守り続けてきたのだ。
教育労働者の「日の丸・君が代」不起立の闘いが教育基本法ー憲法改悪阻止の展望を示したように、1047名闘争は日本の労働運動にとってかけがえのない闘いになっているのだ。
1047名の解雇撤回!鉄建公団訴訟に勝利しよう!
西部実行委員会で発言する動労千葉争議団・高石さん
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2月4日、18時から、新宿区役所内において、「国鉄西部実行委員会」の05年旗開きが開催され、国労鉄建公団訴訟原告団、全動労争議団、動労千葉争議団、そして首都圏を中心にして国鉄闘争を支援する仲間など70名が参加して、新たな局面を迎えた1047名闘争の一層の発展を誓った。
西部全労協の仲間の主催者あいさつではじまり、昨年の4・13集会、12・1集会の成功を出発点にして、教育基本法改悪反対闘争やあらゆる闘いと連携できる可能性ができたこと、この間の成功の中心に西部実行委員会があったことを誇りとして05年を闘いぬこうと訴えた。
連帯あいさつでは、動労千葉を代表して関共闘部長から、1047名闘争勝利に向けて05春闘をストライキで闘いぬく決意が語られた。
西部実行委員会の旗開きでは、昨年12・1集会のドキュメントビデオが上映されたり、抽選会が行われるなど和気あいあいの内に進み、ハイライトの3争議団・闘争団の決意表明にうつった。
国労闘争団の鉄建公団訴訟原告団、第3次原告団、全動労争議団の発言に続き、動労千葉争議団を代表して高石君が決意を語った。「昨年の12月24日、鉄建公団(現 鉄道建設運輸機構)を相手取って提訴した。2月2日には訴訟救助も認められた。3月中には第1回公判が始まる予定で、新たな解雇撤回闘争に入る。42才で解雇されて18年になるが、勝利するまでやめるわけにはいかない。3闘争団・争議団の団結で1047名闘争の勝利するまで闘う」と訴え、会場からは3闘争団・争議団の発言に万雷の拍手がわき上がった。
1047名闘争は、国労、動労千葉、全動労の3闘争団・争議団が鉄建公団訴訟という新たな闘いで足並みを揃えたことで、1047名の団結がさらにステップアップした。
西部実行委員会05年旗開きの成功を受け、05春闘勝利、1047名解雇撤回、運転保安確立、JR総連解体ー組織強化・拡大に、全支部から総力で決起しよう!第52回定期委員会に全力で結集しよう