暴かれた真実
1047名闘争勝利!仲間たちを釈放しろ
こんなことがあっていいのか。国労臨大闘争弾圧粉砕公判は、すでに10回を数えているが、裁判のなかで、驚くべき事実が明らかになっている。あらかじめ仕組まれた弾圧であったことが、警察官の証言で明らかにされたのだ。
仕組まれた弾圧!
昨年5月27日に開催された国労臨時大会で、国労組合員や闘争団の仲間たちは、代議員宿舎の前で「なぜ俺たちを査問委員会にかけるのか」「なぜ解雇された仲間たちを切り捨てるのか」と必死の思いで訴えた。
それは、大会会場周辺が、国労本部が要請された機動隊によって封鎖され、近付くことすらできない状況のなかで、執行部や代議員に訴える唯一の手段だったからだ。
ところが東京地本の鈴木勉執行委員は、その場面を事前から準備したビデオカメラに収め、大会終了後そのテープをダビングして直ちに警察に渡し、大会から3日後の5月30日には、荒川警察署で警察官とともにビデオを検討しているというのだ。その場には、国労東京地本・酒田委員長も同席したいう。
8名の仲間たちが逮捕されたのは10月だが、検察側が提出した証拠書類によれば、すでにこの時点で8名の氏名が特定されているという。
まさに文字通り自らの組合員を売り渡したのである。また、臨大前から警察と打ち合せ、仕組まれていたとしか考えられない。一体何と言うことか!。
直ちに釈放しろ!
8名の仲間たちは、すでに10ヵ月間も牢獄につながれている。これはまさに検察と裁判所が一体となった拷問だ。「罪障を隠滅する恐れがあるから保釈しない」「無罪を争っているから保釈しない」というのである。無実でも罪を認めなければ何年でもぶち込むぞ、というのだ。こんなことが認められていいのか。
8名の仲間たちは、自らの大会で、解雇された仲間たちを切り捨てるな、と訴えただけだ。なぜそれが罪になるのか。これは団結権そのものに対する弾圧だ。
またこの弾圧は、動労千葉をはじめ全ての労働者に対する弾圧でもある。有事立法を制定し戦争に突き進もうとする政府・自民党が労働者に仕掛けた戦争だ。
一〇四七名の闘争の勝利は、この弾圧をはね返すことなしに実現することはできない。8名の仲間たちを直ちに釈放しろ。国労臨大弾圧粉砕闘争を全国に広げよう。
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