CTS職場ニュース 1月26日 あらゆる物が値上げ! 賃上げなければ実質賃下げに

あらゆる物が値上げ!
賃上げなければ実質賃下げに

●「2022年は値上げの年」

ニュースを見ていると、毎日のように食品・生活必需品・ガソリンなどの値上げのニュースばかりです。
右に上げたのは、すでに発表されている2022年の主な生活必需品の値上げスケジュールです。2022年は「値上げの年」と言われるほど、原油高、原料価格、輸送費の高騰などで、あらゆるものが値上がりしています。

●22春闘で賃金引き上げを

CTSはこの2年間、コロナ禍とJR東日本の赤字決算を口実に、賃金のベースアップ(ベア)を見送ってきました。しかし、あらゆるものが値上げされる今年、賃上げをしなければ「実質賃金」は大きなマイナスになります。

●現状でさえ約8割が「生活費足りない」

動労千葉が行った職場アンケートでは、回答者の78・2%が「生活費が不足」と回答している(「時々不足」=39・7%、「いつも不足」=38・5%)。ここに、これほどの値上げが直撃したら本当に大変なことになります。
右のグラフにあるように、すでに昨年一年間で、実質賃金は大きく低下しています。22春闘では、物価上昇分だけでも数パーセントのベースアップが絶対に必要です。

●今こそ労働組合が必要だ

生活できる賃金をかちとるためにも、今こそ労働組合が必要な時代だ。
CTSは生活できる賃金を出せ! 将来展望が持てる賃金を出せ! CTSで働くすべての仲間は、動労千葉に加入し、22春闘をともに闘おう!

<昨年1年間の値上げ>
▽電気代  13.4%
▽ガス代  10.5%
▽灯油   36.0%
▽ガソリン 22.4%
▽電気・ガスは1月、2月も値上げ。
大手の一斉値上げは6カ月連続
【2022年1月】
▽パン 約4~14%値上げ
▽コーヒー(ネスレ)約10~20%
▽小麦粉 約1.5~9%
▽ポテチ(カルビー)7~10%
▽文房具(コクヨ)平均約8%
▽火災保険料:全国平均10.9%
【2月】
▽パスタ・パスタソース 約2.0~9.5%
▽冷凍食品 約2~23%
▽ちくわなど魚肉加工品 約5~13%
▽日本ハム 5~12%
▽食用油(J-オイルミルズ)1kg40円
▽ジャム(アヲハタ)3~7%
▽ポテチ(湖池屋)6~11%
▽醤油(キッコーマン)約4~10%
▽アルミホイル 15%以上
【3月】
▽マヨネーズ 約2~10%
▽伊藤ハム 4~12%
▽チルド麺(日清)6~12%
▽冷凍麺製品(日清)6~13%
▽醤油(ヤマサ)4~10%
【4月】
▽ウイスキー(サントリー)5~28%
▽照明器具(Panasonic)5~30%
▽首都高上限 1320円→1950円に
▽風呂・トイレ(LIXIL)最大40%
▽雇用保険料労働者負担0.3%→0.5%
【5~7月】
●予測 6月:カカオ豆、ピーナツ10%
●予測 6月:鶏肉 7~10%
●予測 6月:フルーツ 5%
●予測 5月:ビジネス衣類 15~20%
●予測 7月:白物家電 10%
【8~12月】
●予測 9月:魚介類 7~10%
●予測 9月:豚肉最大 5%
●予測 9月:卵 7~10%
●予測 9月:紅茶 10~20%
●予測 9月:ビール 5%
●予測 9月:米菓 7%
●予測 10月:自動車・自転車・バイク
●予測 10月:宅配送料3%値上げ
●予測 10月:バス・タクシー3~5%
値上げ議論が本格化

すでに昨年、物価は上がり実質的な賃金は下落

 

日本の平均賃金の停滞は諸外国と比べても際立っている

企業ばかりが肥え太る↓ この20年間、日本の平均賃金は停滞を続ける一方、企業の内部留保は凄まじい勢いで増え続けてきました。労働分配率は下がる一方であり、大企業の内部留保はウナギのぼりに積みあがってきました。

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