一ノ宮派出廃止・木更津派出縮小撤回! 反合・運転保安闘争確立し組織拡大へ!
車両技術分科会 第35回定期委員会
車両技術分科会は1月19日、第35回定期委員会を開催しました。議長には川村副会長が選出され、議事が進行されました。
検査派出は安全運行を守る要
半田会長は挨拶でまず、 23年に多発した「単線区間に上下線から同時に進入」「内房線で感電死亡事故」「電化柱と走行中の列車が衝突」などの本来考えられない重大事故について提起しました。
事故多発の原因について、「鉄道を運営する側の安全に対する考え方の欠如です。業務外注化、分社化・転籍であり、合理化・コスト・要員削減であり、『鉄道を経営するIT企業』『鉄道ありきで考えるな」「これからは価値創造だ』『人ならではの業務』などといって、安全を守る現場をおろそかにした結果だ」と訴えました。
また、 17年12月に東海道新幹線で台車の亀裂が発見されて運転取りやめとなった重大な問題について、「異音や異臭が発生しているにもかかわらず列車点検をせず、名古屋まで何百キロも走行するなどありえない」「台車の亀裂は約14センチ、残り3センチで破断だった。脱線転覆の可能性があった」と事態の深刻さを改めて提起。昨年の内房線での感電死亡事故についても、「加圧状態で作業など考えられない」「現場をおろそかにした結果だ」と弾劾しました。
最後に、3月ダイ改での一ノ宮派出廃止・木更津派出縮小提案について、「検査派出は車両故障、輸送障害が発生した場合に真っ先に駆けつけ、安全運行を守る要だ。安全運行を現場で担う者にとって絶対に認められるものではない」「反合理化・運転保安闘争勝利に向けて全力で職場からの闘いを作り上げよう」と訴えました。
関委員長の来賓挨拶の後、質疑応答が行われ以下のような意見が出されました。
- 去年は木更津到着が20時台と21時台の上りワンマン列車でイノシシとの衝突が多かった。しょっちゅう派出で見てくれと言われたが、夏前くらいにパタっと止まった。「イノシシとの衝突で遅れます」って聞いて呼び出しが来るなと思っていても来ない。なぜかと思っていたら派出廃止・縮小提案だった。
- 一ノ宮派出でも、イノシシやキョンの衝突があっても来ないなと思っていた。
- 去年は一ノ宮派出だけでも200件、木更津でも100件以上の臨時検査があった。ただ、獣害は見に行っても異常がなければ件数にはカウントしていない。見に行くことが仕事なのに、見に行って異常がなければ件数にせずに廃止・縮小につなげている。
- JRは入換がなくなるから発注しない、それでCTSは派出を廃止する。それなら直営に戻して検査体制を維持すべきだ。入換のために派出があるわけではない。
スローガン案、運動方針案、予算案が拍手で承認され、役員選出が行われました。最後に団結ガンバローで委員会は成功裡にしめくくられました。
京葉線通勤快速全廃・快速廃止撤回 街宣行動
動労千葉を支援する会の仲間が京葉線快速廃止撤回を訴えて街宣行動を行った。街頭からもJRの列車廃止や駅無人化・みどりの窓口廃止への怒りの声が寄せられた。