7月7日、動労千葉はCTSに対して熱中症防止に関する緊急申し入れを行った。
今年は歴史的な猛暑
熱中症対策が絶対必要
今年の夏は歴史的な猛暑になると予想されている。熱中症対策を早急に行うことが絶対に必要だ。
この間、CTSは「水分や塩分補給を行え」と指示するだけで何らまともな対策を行っていない。13年には幕張事業所だけで熱中症による救急搬送が5回も発 生した。しかし、CTSは団体交渉で「救急搬送が5人なら対策の効果が表れている」と言い放った。労働者の命を何んだと思っているのか! 労働者の健康を ここまで軽んじるなど絶対に許せない。
要員削減で労働強化
命に関わる重大な問題
現在、CTSは深刻な要員不足だ。過酷の職場環境と超低賃金の中で、新規採用者も次々と辞めてしまっているのが現状だ。その結果、本来やるべき清掃業務さえまともにできなくなり、清掃会社として完全に破産した状態だ。
責任はコスト削減と称して要員削減を行ってきたJR―CTSにある。何と削減額の50%をJRからCTSにキックバックするという腐りきった状況なのだ。
しかもその中で、就業規則改悪まで狙っている。そんなことをすれば、職場がますます破綻することは間違いない。
矛盾はすべて現場に押し付けられ激しい労働強化が行われている。
猛暑の中、過酷な労働を強いられれば、命に関わる事態になりかねない。本当に重大な問題だ。
CTSは今すぐ熱中症対策を実施しろ! 就業規則改悪ではなく、要員増と大幅賃上げを行え!
動労千葉申第43号
2016年7月7日
JR千葉鉄道サービス株式会社
代表取締役社長 坂 本 浩 行 殿
国鉄千葉動力車労働組合
執行委員長 田 中 康 宏
熱中症防止に関する緊急申し入れ
熱中症防止に関して、下記のとおり緊急に申し入れるので、団体交渉により、誠意をもって回答すること。
記
1.今年の夏は、歴史的な猛暑になるとの予報が発表されていることに踏まえ、熱中症対策を講ずること。
また、次のとおり改善を図ること。
(1)冷房を設置した休憩場所を確保すること。
(2)スポットクーラーを設置すること。
(3)十分な休憩が取れる作業ダイヤとすること。
(4)十分な水分、塩分等が補給できるようにすること。
2.この間CTSは、コスト削減と称して要員削減を行っているが、こうした状況は労働者に過酷な労働を強いることになり、猛暑の中で働かさ れる者にとっては生命にかかわる重大な問題であることから、要員を従前の体制に戻すとともに、労働者の職場への定着を促すために賃金、手当を含め労働条件 を抜本的に見直すこと。