抗議声明 大菅踏切事故 これ以上殺されるわけにはいかない

3657

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用動労千葉
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国鉄千葉動力車労働組合
〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館)
電話{(鉄電)
{ (公)
千葉 2935 · 2936番
043 (222) 7207番
92.9.15 No. 3657
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抜本的な安全装を講3
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ーもうこれ以上殺されるわけにはいかない-
いる。JRは、明らかに第四、第五の死亡事故に向けてつ
この間千葉支社では、車両故障·保安装置故障が多発して
アップが行なわれようとしている。そればかりではない、
月からは、内·外房線にも新型特急が導入され、スピード
っ走るという、成田エクスプレスのやり方である。来年三
のが、多くの踏切りを抱える在来線を最高百三十キロで突
国鉄千葉動力車労働組合
惹起させられたものである。
もにスピードアップや合理化を進めてきた。その最たるも
イ改のたびごとに、安全対策を講ずることもなく、やみく
すことを何ひとつしなかった。それどころか、その後もダ
JR当局は、その後も「安全」について根本的に問い直
「赤信号でも列車をつめろ」という驚くべき指導によ って
に当局による安全対策のたち遅れ、無謀なスピードアッ プ、
として片づけるわけにはいかない。前二件の事故は、明 白
死亡事故が発生している。われわれはけしてこれを「偶然 」
の東中野駅事故、そして今回と、四年ごとに運転士の現職
したコンクリートミキサー車との衝突事故、八八年十二月
千葉支社ではこの間、八四年三月、茂原·八積間で発生
と考える。
を軽視し、きり捨て続けたJRのこの間の経営姿勢である
まず何よりも問い直されなければならないのは、「安全」
れている。しかしわれわれは、この重大事故発生を通して
ク運転手の無謀な運転によるものと考えられる」と報道さ
詳細は未だ明らかではないが、「事故の原因は、トラッ
という痛ましい事故が発生した。
ックに衝突し、鶴岡三男運転士!(千葉運転区)が死亡する
一四五七M列車が警報を無視して踏切りに突っこんだトラ
本日十六時すぎ、久住·滑河間の大菅踏切りにおいて、
一九九二年九月十四日
である。
ために、運転保安確立に向けた闘いをさらに強化する決意
強く要求する。またわれわれは、自らと乗客の生命を守る
営姿勢を中止し、抜本的な安全対策を直ちに講ずるよう、
解体する合理化や下らない労務政策を一切に優先させる経
われわれは、JR当局に対し、営利のみを追求し安全を
いる。
回の事故には、分割·民営化のもつ矛盾が如実に示されて
ければ、直ちに復旧要員が駆けつけられたはずである。今
場から遠くない佐倉機関区が別会社(貨物)となっていな
たかもしれないのである。また、分割·民営化によって現
た。もし速やかに救出されていれば、一命をとりとめてい
に対する、速やかな復旧·救出の態勢すら解体してしまっ
ていることである。この間の徹底した合理化は、事故発生
士が救出された十九時〇四分までの間に三時間もが経過し
摘せざるをえないのは、十六時過ぎの事故発生から、運転
また、今回の事故において、強い抗議の意志を込めて指
れるわけにはいかない。
き進んでいるのだ。われわれは、もうこれ以上仲間を殺さ
反合·運転保安確立!反戦·反核を担う労働運動を!

抗 議 声 明
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