信楽高原鉄道事故 原因は分民 運転保安闘争へ

3396

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開動労千葉
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国鉄千葉動力車労働組合
〒280 千葉市要町2番8号(動力車会館)
電話|(鉄電)千葉 2935 ·2936 番
(公) 千葉(22) 7207番
91.5.20 No. 3396
運転保安闘争にたちあがろう!
.
1
1-
全力で決起しょう
反合·運転保安闘争に
ばなりません。
るのだと言えます。
いで守る」決意を、あらためて確認しなけれ
るを得ません。まさに「自らの命は自らの闘
いに大惨事となったことに痛苦の念を感ぜざ
局の責任があいまいにされてきたことが、つ
の労働者の責任」で片付けられ、逆にJR当
ら多くの事故が発生するなかで、常に「当該
で、「東中野事故」をはじめとして残念なが
分割·民営化が強行される過程から今日ま
態に労働者がおかれている時、事故は発生す
いは危険を回避することをためらうような状
い」と感じていながら、それを口に出すある
こるものです。労働者が「おかしい、あぶな
は常に「考えられない」ことの結果として起
て起こすものは誰一人としていません。事故
らの生命を危うくする事故を起こそうと思っ
絶対に認める訳にはいきません。労働者は自
した「人為的ミスー当該労働者の責任」説を
だがこうした分割·民営化を容認·前提と
転嫁しようとしています。
をはじめとした現場の労働者に一切の責任を
当局は「人為的ミス」説をふりまき、運転士
てきました。そして一旦事故が発生するや、
以上の要員削減と大合理化のなかで運行され
ー会社の例にもれず国鉄OBを中心に、極限
セクター会社へと切り捨てられ、第三セクタ
道は、分割·民営化以降JR西日本から第三
まれにみる大惨事となりました。信楽高原鉄
死者四二名、重軽傷者四〇〇名をこえる近年
楽高原鉄道における列車の正面衝突事故は、
五月一四日発生した第三セクター会社·信
車両技術分科会常任委
五月二三口
十八時~
いまこそ反合·運転
保安闘争が求められ
ているときはない
ません。
なっていることを、これ以上許すことはでき
けられるようになり、日々軽視されるように
するなかで、採算性や合理化とてんびんにか
的な基準でもあった「安全」が、JRに移行
ります。
かつて国鉄の時には、まがりなりにも絶対
としての存在そのものが問われるからでもあ
この状態をこれ以上放置することは労働組合
前より数段悪化している」との認識のもとに、
「今日の運転保安の状況は、東中野駅事故直
イ改」を丁R当局が一方的に強行するなかで、
してまで異議申したてを行った「九一·三ダ
みとは、われわれが二波のストライキを配置
この新たな反合·運転保安闘争への取り組
号 · 五月二日付参照)。
確認しました(『日刊動労千葉』第三三八九
分割·民営化にある
事故の真の原因は、
転保安闘争に全組合員あげて取り組むことを
第八回支部代表者会議であらためて反合·運
力で闘いぬいてきました。さらに五月一日の
闘争を二波のストライキを含む闘いとして全
る」ことを確認し、「九一·三ダイ改」阻止
で、「反合·運転保安闘争の強化は急務であ
勤労千葉は、昨年十月の第十七回定期大会
要なのです。
るのが現状です。
運転保安闘争にたちあがろう。
めとして、これから秋にかけて全力で反合·
職場で開始された実態·問題点調査をはじ
これからの反合·運転保安闘争は決定的に重
の出向(首きり)を強行する動向にあるとき、
その上、今後「抜本的」合理化と、高齢者
たが、まだまだ決定的に不充分であります。
的現状を打ち破るものとして闘われてきまし
ダイ改」阻止の二波のストは、こうした否定
積しているといえます。
われわれの一昨年十二·五から「九一·三
無視の現実に対する解放されない怒りがうっ
こうして職場の深部には、このような安全
著しく阻害され、列車の危険度は高まってい
過労死、突然死の多発をはじめ、運転保安は
ものを言うこともできない暗い職場のなかで、
合差別を強行する強権的労務支配によって、
昇進、昇格、出向·配転、事故処分にまで組
「ダイ改」のたびに劣悪化する労働条件と
全てが現場の労働者に負担がきています。
負わされての刑事罰、社内処分の追及など、
事故による生命の危険をはじめ、全責任を背
いまま、強行される安全無視の施策の矛盾は、
生産点の労働者の教育をするという発想のな
また充分な安全性の検証や、時間をかけて
訓練もしないまま強行しています。
いの変更を、関係規程の改訂や充分な教育·
早いテンポで推進するとともに、重要な取扱
車両の投入や保安設備の新形式化等を極めて
達性の徹底的追求」等と称しながら、新形式
(国鉄でない)JRにふさわしい改革」「速
特にJR東日本当局は、「発想の転換」「
90年代の勝利へ、新たな10年を切りひらこう!
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本格的たたかいを
いまこそ職場から
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