これでは生活は苦しくなる一方!
CTSは最低賃金の改定(10月1日、千葉県は+31円で984円)に対応して時給改定を行った。
【事業所賃金(時給)改定内容】
(2022年10月~)
- 65歳以降の人の時給 +20円
(最低時給が980円→1000円に) - 館山・鴨川・銚子事業所 +20円
(時給が980円→1000円に) - その他の契約・パート社員 +10円
※錦糸町 1120円、千葉エリア 1050円
成田空港 1040円、成田 1030円
木更津、一ノ宮 1010円
銚子・鴨川・館山 1000円
※いずれも無期雇用者は+10円
これでは実質賃下げ
千葉県内の最賃に抵触する、65歳以降の時給、館山・鴨川・銚子事業所については20円引き上げ、その他の事業所では契約・パート社員の時給を10円引き上げた。まさに法律に抵触しない最低ラインの対応だ。
昨年10月には28円の最低賃金引き上げがあったのにCTSはゼロ回答だった(今年1月に10円引き上げ)。
今年も最賃が31円上がったのに10円の引き上げにとどまっている。
毎日のようにニュースで報じられているとおり、物価がどんどん上がり生活が苦しくなる一方だ。それどころか、来年春には、もっと光熱費が上がると言われている。一年間で物価は2・8%も上がっている。これでは、実質的な賃下げそのものだ。
ついに千葉エリアでも東京の最賃(1071円)以下に
また、千葉事業所より西(千葉エリア)の事業所でも、時給は1050円で、都内の最低賃金を下回る水準に陥没している。
賃金の抜本的な引き上げを求める動労千葉の申し入れ、団体交渉に対しても、CTSは「JR東日本が赤字」「会社の体力がない」と賃上げを拒否しつづけてきたが、これ以上、現状を放置しつづけることなど断じて許されない。
物価上昇分を賃金に上乗せし、社員の生活を守るのは会社の社会的責任だ。現状を放置するなら、日々、賃金が下がっていることと同じだ。
CTSは生きていけるだけの賃金を出せ! 現場からの怒りの声、会社との力関係で賃金は決まる。現場からさらに声を上げ、今こそ大幅賃上げをかちとろう。