9月25日第52回動労千葉定期大会を開催

大 会 宣 言(案)
われわれは、DC会館において第52回定期大会を開催し、コロナ禍のもと開始された国鉄分割・民営化型の大攻撃に対し、外注化阻止闘争、反合運転保安闘争の再構築と組織拡大をもって立ち向かう新たな闘争方針、組織体制を確立した。
ウクライナ戦争により世界経済が急速に収縮し、米中をはじめ世界の大国が公然たる「戦争」のことばで激突を始めている。米軍は国内危機からの脱出をかけて中国に対する戦争を構え、世界的な米軍の再編成再配置を進めている。日本では7月8日参議員選挙の最中、安部首相が銃撃され死亡した。自民党・マスコミは民主主義への「挑戦」と高ぶる一方、そもそも「破壊」してきたのが安部であったことが明らかになった。旧統一教会と政治家の関係が徐々に明るみになりつつある。国防費倍増「核共有」を叫び、首相在任中には数々の「問題」を起こしてきた安部が国葬により「神格化」されようとしている。安部の意を引き継いだ岸田政権は、ウクライナ戦争、中国危機を機として、大軍拡と改憲を押し進めようとしている。戦争を止め、労働者の生活と権利を守り、社会を変えるには労働者は団結しなくてはならない。社会のすべてを呑み込んだ新自由主義は、医療、社会、保証制度、保健所行政をとことん破壊し地方を崩壊させ社会を真っ二つに引き裂いて格差と貧困を拡大させてきた。これに対して医療、福祉労働者・保健所の労働者がストライキをはじめ戦いを開始した。郵政や教労でも反乱の火の手が上がり始めている。腐りきった資本主義社会に引導を渡し、今こそ新資本主義を終わらせる時だ!
社会の隅々にまで積りに積もった怒りを具体的な行動に組織し、今こそ戦う労働運動を時代の最前線に登場させよう。

こうした中でJRは、鉄道の歴史を根本から覆すような攻撃を推し進め続けている。国交省からの検討会ではJR旅客6社の全路線57%が配線基準以下だと危機感を煽り立て「配線やむなし」に持ち込もうとしている。JR各社は「バス転換を含めて見直しを進める線区」の収支を公表し、7月25日「輸送密度2千人未満線区」の収支を発表し、35路線、66線区、全営業キロの35%が廃業基準という。民営化の失敗を地方自治体に押し付け、鉄道を保有できる自治体が皆無であることを承知の上で「モード転換」廃線化バス転換しかないことを迫っている。JRは「積極的に提案」し、沿線自治体は「どうするのか責任をもって決定」し、国はそれを「推進」する。すべて地方におしつけているのだ。
現場では、職名廃止により様々な業務の兼務化、さらなる用員削減、労働時間の削り取り等を強引に推し進めている。行きつく先は全現業機関の子会社化であり、出向転籍だ。こんな人を人とも思わぬ攻撃は間違いなく破綻する。JR本体とグループ会社、働くすべての人の怒りが必ず爆発する。動労千葉が積み上げてきた歴史が地平に確保をもって新たな闘いに突入しよう。

CTSでは、コロナ禍におけるJR東日本からのコストカット指令により、あらゆる手段で合理化攻撃を仕掛けている。職場にその矛盾が押し付けられ、怒りの声が渦巻いている。その声を持続的な職場闘争に組織し、組織拡大に発展させていくために全力をつくそう。っ春闘では、法定最低賃金改定期(10月)に合わせて闘おう。CTSに最低賃金を強制しているのはJRだ。多くの管理者・幹部はJRからの天下りで高給を貰い労働者を食い物にする支配構造の打破に全力で戦おう。

1047名解雇撤回の闘いは正念場を迎えている。中労委は採用拒否=不当解雇を「1日限りの行為」と主張し、申し立て期間の1年を過ぎているという「時効」論のみですべてを切り捨てようとしている。そこを突破できれば、歴史的勝利への扉が開く。行政訴訟勝利に向け、傍聴動員・署名の取り組みを全力で強化しよう。

JR貨物における改悪人事・賃金制度粉砕・定年延長と55歳賃下げ制度撤廃・地域格差是正とシニア賃金改善の闘い・千葉機関区への新規採用者の配置、基地の将来展望の明確化を求める戦いに全力で取り組もう。

市東さんの農地強奪をめぐる裁判で最高裁は請求異議審の上告棄却を強行した。強制収用を絶対に許すな! 三里塚の地で闘う反対同盟をはじめ、南西諸島出撃基地化粉砕を再先頭で闘う沖縄の仲間や全国の闘う仲間と連帯し、改憲戦争阻止に立ち上がろう。

2018年から始まった関西生コン支部への大弾圧に対する腹の底からの怒り、勝利への執念で思いも一つにエル大阪南館ホール500余人の労働者・市民団体が駆けつけ「なめたらあかんで!労働運動!」関西総決起集会を支援し、25回目を迎える。。11・6全国労働者総決起集会は最重要な集会となった。新自由主義攻撃に勝ち抜いた労働千葉、関生支部、全国金属機械港合同の3組合の持つ経験が更なる輝きを放ち、全国の労働者の心をとらえ始めている。3労組共闘、全国労組交流センターを軸に、闘う労働運動の広範なネットワークを作り出そう。

職場闘争なくして組織拡大なし! 反合・運転保安なくして組織拡大なし! 本大会で確立した新たな闘争体制のもと、JRとグループ会社を貫く組織拡大を必ず実現し、動労千葉の未来を切り開こう。
右 宣言する。

2022年 9月25日
国鉄千葉動力車労働組合第52回定期大会

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