2月29日、DC会館において第81回定期委員会を開催し、3月ダイ改合理化・ジョブローテーション粉砕、木更津支部長に対する処分粉砕、さらなる外注化阻止、20春闘勝利、「働き方改革」によるあらゆる攻撃に対してストライキを配置して闘う方針を確立した。
スト貫徹!動労千葉総決起集会
場 所 千葉市文化センター5階セミナー室
日 時 3月14日(土)木更津運輸区正門前
委 員 会 宣 言
本日われわれはDC会館において第81回定期委員会を開催し、3月ダイ改合理化・ジョブローテーション粉砕、木更津支部長に対する処分粉砕、さらなる外注化阻止、20春闘勝利、「働き方改革」によるあらゆる攻撃に対する闘いの方針を確立した。
2月10日の東労組分裂によってJR東日本の「労働組合のない会社」を目指す攻撃は第二段階に入った。「高度プロフェッショナル制度」「同一労働同一賃金」などが順次施行されるなか、「目指そう労組なき社会」と言わんばかりに東労組解体―社友会化が進められている。経団連のJR東日本前社長・冨田哲郎は労働組合を無視して就業規則の不利益変更も自由にできる「社員代表制度の法制化」を画策し、新たな労働者支配の仕組みを作ろうとしている。資本の思いどおりにさせてはならない。「労組なき社会」にさせないために、動労千葉への結集を訴えよう。
20春闘―3月ダイ改はジョブローテーション実施という重大情勢の中での闘いだ。運転士・車掌廃止攻撃は、JR全体の労働条件を引き下げ、鉄道業務の全面外注化―分社化を加速させるものだ。「同一担務は最大10年」といわれる中で多くの運転士・車掌が不安を抱えて乗務している。第二の尼崎事故をおこさせてはならない。制度粉砕に向けて全力で闘おう。
われわれは木更津支部・花崎支部長への卑劣な不当処分=組織破壊攻撃を絶対に許さない。職場で横行している「職場活性化」を口実に本人希望を無視して行われる異動を許してはならない。北嶋副委員長への配転攻撃を阻止しよう。組織破壊・解体攻撃に対して全力で反撃にたちあがろう。
JR東日本の「ミライの車両サーピス&エンジニアリング構創」は、10~20年後の車両検修の在り方を抜本的に変える攻撃であり、鉄道業務すべてを外注化・別会社化する攻撃だ。われわれの20年に及ぶ外注化阻止闘争は、いまだに外注化の完成を許さずに押し留めてきた。闘いは再び正念場を迎えている。グループ会社には独立して業務を遂行できる条件など何一つ整っていない。この構創は間違いなく破綻する。全面外注化攻撃粉砕へ闘おう。
すでに乗務員には耐えがたい労働強化、ロングランがのしかかっている。支社課員の為の短行路が現場最先頭の運転士に負担を強いている。改悪乗務員勤務制度を粉砕し、エルダー運転士が余裕をもって働ける労働条件を確立しよう。
JR貨物では日貨労の裏切り妥結によって、新人事賃金制度―超低賃金化と全面的な評価制度導入で労働者同士が争わされている。一方で55歳以降の賃下げは放置され、置き去りにされている。進行しているのは、あまりの低賃金で新卒を確保することも難しい破綻的な現実だ。制度粉砕を若い仲間たちに訴え組織拡大につなげよう。
CTSではプロパー社員や清掃労働者が出口の無い超低賃金のために退職せざるを得ない現実が強制されている。外注化の破綻そのものだ。大幅賃上げ獲得は切実な要求だ。幕張事業所での職場代表選の勝利は、組織拡大が必ず実現できることを示している。賃上げも含めて、すべては力関係によって決まる。闘う労働組合、労働者が団結することの必要性を示し、動労千葉への結集を訴えよう。
国鉄分割・民営化に対する30年の闘いは、不採用基準そのものが「不当労働行為」だったと最高裁に認めさせるところまで到達した。国家的不当労働行為の真実をすべて暴き出したのだ。国家的不当労働行為の真実を徹底的に明らかにし、国鉄1047名解雇撤回闘争に勝利しよう。新たな中労委署名運動、国鉄闘争全国運動の発展をかちとろう。
関西生コン支部に対しては、労働組合の存在そのものを認めない歴史的な大弾圧がかけられている。JRにおける「労組なき社会」攻撃と一体の、現代の産業報国会化攻撃だ。攻撃はすでに連合的労働運動の解体にまで至っている。労働組合が解体された時、改憲・戦争が現実のものとなる。安倍は新年から「自らの手で改憲を」と宣言している。歴史を分かつ攻防が始まっている。関西生コン支部への弾圧粉砕、改憲発議絶対阻止の闘いにたちあがろう。
常磐線全線開通阻止を闘う動労水戸、決戦局面を迎えた三里塚、沖縄、福島など、あらゆる闘う仲間とともに闘いにたちあがろう。韓国・民主労総をはじめ世界の仲間との連帯を深めて闘おう。
「すべての闘いを組織拡大の視点から」「職場闘争なくして組織拡大なし」「反合・運転保安闘争なくして組織拡大なし」。全組合員の総力を挙げてJR―グループ会社を貫く組織拡大を実現しよう。
右、宣言する。
2020年2月29日
国鉄千葉動力車労働組合 第81回定期委員会