2019年11月 全国労働者総決起集会

11・3全国労働者総決起集会に全国、全世界から結集

2019年11月3日、「11・3全国労働者総決起集会」と「改憲阻止1万人大行進集会」を日比谷公会堂で開催し3900名の参加とデモ行進を行った。(詳細は、日刊『動労千葉』と、報告集作成を予定しています)

集会の冒頭に結集した労組と団体の旗と旗手が登壇。二人の司会が開会の宣言と挨拶で集会を開始する

集会の最後に「団結ガンバロー」と、インターナショナル斉唱で締めくくりデモに出発

 

 11月3日、関西生コン支部、港合同、動労千葉、国鉄闘争全国運動の4団体の呼びかけによる11月労働者集会が、全国・海外から3900人が結集して開催された。集会では、関委員長が「6千万労働者の労働基本権と未来を守るために関西生コン支部への大弾圧を粉砕する、それが今日この場に集まった私たちの最大の課題である」と宣言した。さらに「労組のない社会」を狙うJRの攻撃と対決し、今国会での国民投票法「改正」、改憲発議を阻止するためにまなじりを決して立ち上がることを全体で決意した。
海外からは、韓国民主労総ソウル本部20名、ドイツから機関士労組ベルリン都市鉄道支部組合員ら11名、台湾から鉄道産業労組代表、桃園市空服員職業労組代表、消防員権益促進会代表ら3名が参加した。
 海外からの連帯メッセージに、ロサンゼルス統一教組(UTLA)のアーリン・イノウエさん、サンフランシスコ労働者評議会のロジャー・スコットさん、運輸労働者連帯委員会のスティーブ・ゼルツァーさん、トルコから国際労働者連帯協会、中国鉄道労働者連合会、香港職工会連盟事務局長の李卓人(リー・ズーレン)さんから寄せられた。
 集会の最後に、動労千葉の田中顧問が閉会のあいさつを行い、「労働者の『身の丈』は社会の主人公になること。闘う労働組合を復権させ、戦争だけは命がけで阻止する」と訴えて、団結ガンバローを行った。集会後、「関生弾圧粉砕、改憲発議阻止」のボードを掲げて銀座デモに出た。

デモ隊の先頭に立つ主催労組(動労千葉、関西生コン、港合同)と、韓国民主労総の仲間たち

集会に先立ち東京駅・丸の内の三菱重工本社前で、「三菱重工は判決に従い謝罪・賠償しろ!」の横断幕を広げ、弾劾行動が行われた。民主労総ソウル本部を先頭に、ドイツ、台湾、日本の労働者ら総勢140人の国際連帯行動がかちとられた。

呼びかけ団体の発言<要旨> 

必ず勝利する
関西地区生コン支部 荒川勝彦執行委員

われわれは国家権力の厳しい弾圧を受けています。延べ87名が逮捕され60名以上が起訴され、武委員長は6回の逮捕・起訴を繰り返されています。
滋賀県警は、建築現場で企業の違法行為を摘発するコンプライアンス運動を「脅迫」、汚水の垂れ流しを問題視するビラを配布すると「威力業務妨害」と言って逮捕。
大阪府警は、ストライキを起こしたら「威力業務妨害」、京都府警は非正規職が正社員化を求め、保育所に出すための就業証明書を求めたら「恐喝未遂」。和歌山県警は、生コン業界のトップ企業が暴力団を関生支部の事務所に押しかけさせたことに抗議したら、「威力業務妨害」として逮捕。
保釈されても裁判所は、組合事務所への立ち入り禁止、組合員との接触禁止という条件をつけています。
 関生支部は「人の痛みは己の痛み」という精神で闘ってきました。仲間を早期に奪還し、勝利するまで闘います。

11・16支援集会へ
港合同 中村吉政委員長

 いまだに関西生コン支部の3人の仲間が勾留されています。保釈されても、裁判所の許可条件で逮捕・起訴された者同士の一切の接触が禁止され、支部や分会の組合事務所への出入りも禁止されています。労働組合の活動は一切させないことになっています。
ストやささやかな要求も認めない攻撃に黙っていたら、市民活動、民衆の日常活動にまで被害が起きます。この攻撃と真正面から闘い、はね返さないと私たちの未来はありません。
11月16日には、大阪で関生支部支援集会を計画しています。全国からの参加をお願いします。

非常事態下の集会
動労千葉 関委員長

私たちは、本日の集会を非常事態下の11月集会だと訴えてきました。労働組合がつぶされた時、改憲―戦争が現実のものとなります。関生支部大弾圧粉砕が、私たちの最大の課題です。
JRでも「労組なき社会」「非正規職だけの社会」をつくる攻撃が吹き荒れ、それと一体で鉄道の全業務を子会社に外注化し、労働者ごと子会社に突き落とす攻撃が進んでいます。
関生支部への大弾圧を粉砕するために心を一つにして立ち上がろう。JRの「労組なき社会」「非正規職だけの社会」づくりの攻撃を許すな。「働き方改革」粉砕!何よりも改憲発議を絶対に阻止しよう。大行進運動を全国に! 安倍政権打倒!国境を超えた労働者の国際連帯闘争を発展させよう。

労働基本権を巡る攻防
全国運動呼びかけ人 伊藤晃さん

 11月集会は一貫して、労働者の権利と生活を守ることと、憲法改悪阻止を結びつけて闘ってきました。関生支部への弾圧は、労働組合が団体行動をする権利、団体交渉をする権利をめぐっての権力の激しい攻撃です。
労働基本権の問題が大きな焦点になっています。日本の労働運動は世界の労働運動の中で大きな役割を果たさなければなりません。今日の集会をその一歩として成功させましょう。

まだ力が足りません
全国運動呼びかけ人 金元重さん

 関生弾圧への抗議が今緊急に求められています。各地で支援の集会、宣伝、カンパが行われていますが、まだ力が足りません。
 今、私たち一人ひとりが何をすべきでしょうか。韓国のロウソク革命が示したように、一つ一つのともしびは小さくても、それが数万、数百万集まれば独裁権力を打倒できるのです。一人ひとりの闘いを積み重ねたら、弾圧は粉砕できます。
 マスコミは見て見ぬふりをしています。この弾圧について報道させる必要がある。
われわれの得意とする運動だけでは打ち勝てません。市民運動体にも声をかけ、憲法違反の刑事弾圧だと訴えて、知恵、力、お金を出し合い、弾圧を粉砕しましょう。

全国運動呼びかけ人花輪不二男さん

鈴コンで労組を立ち上げ、3カ月雇用の非正規の雇い止め解雇に反対してストを打ちました。会社は3役を解雇しましたが、7年間闘って職場に復帰した。闘えば勝てる。非正規は絶対に負けない。

国際連帯の訴え

民主労総ソウル地域本部チェウンチョル本部長

  民主労総組合員は100万人を超えました。最近2年間で22万人が増えました。民主労総は真の労働尊重とは別の道を歩むどんな政権とも妥協しないでしょう。 ILO核心条約批准を口実に民主労総を抹殺する労働改悪、非正規職の正規職化を口実にした子会社転換などのまやかしに対して民主労総は闘うでしょう。
軍国主義を画策する安倍政権に対する日本の民衆たちの闘いとろうそく革命を完遂する韓国労働者民衆の闘いはひとつに繋がっています。

台湾・消防員権益促進会チュジーユィさん

 台湾労働者はこの数年間、非常に多くの資本家や政治体制との闘争を進めてきました。その中にはエバー航空の搭乗員のストライキ、台湾鉄道労働者の過重労働に反対する闘い、事故で亡くなった消防員を殉職扱いにすることに反対する運動などがあります。
ここに今日来られてうれしいです。日本及び各国の労働者人民と闘う人民を知ることができました。労働者の国境での分断を断ち、強大な力を獲得しましょう。

ドイツ機関士労組 ベルリン都市鉄道支部組合員

ドイツの産業は世界中に武器を輸出し、クルド人への戦争を繰り広げているトルコの政権にも輸出しています。民族自決を求め闘う世界中の民族とつながっていかなければならない。

第3の分割・民営化との闘い

動労千葉 川崎書記長

今、JRの職場は激しい攻撃の渦中にあります。自動運転導入、ワンマン運転拡大、車掌は消滅職種のように扱われ自動運転を掲げて運転士からも権利を奪おうとしています。これは、JR大再編の最大の核心をなす攻撃です。CTSーJRでの組織拡大、闘う労働運動の復権に向けて闘います。

動労水戸石井委員長

常磐線の全線開通に向けて12月中旬に試運転をやると提案してきました。富岡―浪江間は帰還困難区域で50㍉シーベルト以上の高い放射線量の所です。原ノ町運輸区への強制配転、そこを走った電車は勝田車両センターに来て洗浄や検修作業、清掃が行われます。こういうことも明らかにして闘っていきます。

解雇撤回・JR復帰へ

動労千葉争議団 中村仁

今、労働者を生かすことができない資本に対して、われわれは闘うしかない。私も60歳になりましたが、まだまだ闘って解雇を撤回してJRに帰ります。

動労総連合1047協議会羽廣副代表

この間、動労千葉と一緒に闘いたいという仲間が九州にもでてきました。最先頭で闘っていきます。

動労千葉顧問弁護団長葉山岳夫さん

 本年5月、県労委は申し立てを却下、千葉地裁も10月29日に反動不当判決を出しました。中労委には再審査請求、東京高裁には直ちに控訴を申し立てて闘います。

「働き方改革」との闘い

東京過労死を考える家族の会中原のり子さん

 医師の働き方改革案が出ました。、年1860時間、月では155時間の時間外労働ができる、過労死ライン80時間の倍です。昨日、労災認定基準を見直すというニュースが出ました。でも、死んでからでは遅すぎます。過労死は社会的な殺人です。死なないような働き方をみんなで目指すべきです。

 コンビニ関連ユニオン河野委員長

24時間365日、働いても働いてもまったく利益が出ない。こんなセブンイレブン資本のやり方に対し、「正月ぐらい休ませろ!」年末、元旦に全国でストライキを行う。全国を回って組織します。

JP労組 星野勝紀さん

郵政民営化から12年。かんぽ問題、もうけ優先の民営化の破綻の現実です。「管理者のパワハラを許すな」、これが職場の共通認識です。そうした声を闘いに転化して、職場をひっくり返したい。

東京・北区職労 大谷京子さん

職場ではマイナンバー制度にものすごい怒りと不信があります。加重な負担に耐えきれず休職・退職・病欠者が出て悲痛な声が上がっています。あきらめずに闘えば勝てること、団結こそ希望なんだと労働組合運動が青年労働者に示すことが重要だと思います。

 広島連帯ユニオン 真保修一さん

10月24日に東京高裁で不当労働行為に対する組合勝利の判決、翌日の25日には広島高裁で人事考課での賃金カットに対する損害賠償裁判で全面勝利判決。職場労働者と固く結びついて、評価制度を粉砕する闘いを起こしていきます。

第2部 改憲阻止!一万人大行進

改憲・戦争阻止! 広島教職員100人声明

〇放射線副読本の配布を職場で止めることができました。
〇私のような非正規の教員も増えて、非正規の言い方をかえるだましは許さない。〇私の教えた生徒は誰一人として戦争に行ってほしくありません。100人声明の行動を広めていきます。〇8・6広島記念式典の拡声器規制条例は政治弾圧です。二度と戦争を許さないというのが広島の声です。

改憲・戦争阻止!大行進神奈川

〇障害者は障害者福祉のもとで生きていけるような闘いを。
〇闘いの中で一人一人との出会いが希望であり力となっています。地域・職場で学習・交流をすすめ、続けていくことが必ず労働運動、大行進運動へ結びつきます。

改憲・戦争阻止!大行進・千葉

 日本社会の変質、保守化の中で「戦場に再び子どもを送らない」が死語化している。 もっと教師の毅然(きぜん)たる良心で教えていきたい、それを保障してもらいたい。それが願いです。

三里塚空港反対同盟 市東孝雄さん

 成田空港はA滑走路の運用時間を夜間12時まで1時間延長しました。さらに第3滑走路計画、滑走路延伸で1千数軒の家が立ち退きを強制され、膨大な田畑がコンクリートの下に埋められようとしている。農民の誇りにかけて闘います。
関生への弾圧は、怒りで体が震えます。

沖縄大学学生自治会 赤嶺委員長

深い怒りの中で、これまでの枠を越えた決起が始まっています。学生や若者、女性が新たな決起の先頭に立っています。この闘いと広く深く結びついて、大行進運動を進めていきます。

福島診療所建設委員会
佐藤幸子さん

子どもたちの甲状腺がんの人数が増え続け、10月に入って250人以上。こんなことが子どもたちに降りかかっている現実です。子どもたち、保護者とつながって、子どもを守る活動をこれからもしなければならない。

星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議
星野暁子さん

 三里塚の市東さんの農地にある「星の木」の根元に星野文昭の骨を分骨しました。市東さんとともに強制収用を阻むとりでとして、星の木を守っていきたい。

憲法と人権の日弁連をめざす会  武内更一さん

日弁連の次年度の会長選挙に立候補し、弁護士会をあげて改憲に反対することを訴えていきたい。

百万人署名運動東京北部

西川事務局長のメッセージを紹介します。「11月3日はアジアへの侵略と加害の歴史を深く反省する日です。その反省に基づいて再び戦争をしてはならないと決意しよう」。「小異を残して大同につく」という私たちの運動の原点に立って、皆さんと一緒に闘っていきたいと考えています。

表現の自由を市民の手に全国ネットワーク 皆川学さん

愛知県での「表現の不自由展・その後」の展示中止は明らかに検閲です。多くの抗議行動で展示再開をかちとりました。戦前の言論封圧をとば口で押し返しました。しかし問題はこれからです。 表現への規制を止めることが改憲と戦争を止める第一歩であると確信いたします。

全学連 高原委員長

京都大学では職員に抗議しただけで3人の学生が無期停学処分になっています。無期停学処分の撤回を絶対に大運動にする。学生運動をよみがえらせることは、階級的労働運動の復活と完全に一体の課題です。

閉会あいさつ

動労千葉田中顧問・ 特別執行委員

関生支部を絶対に守りきる。労組なき社会などつくらせない。非正規職だけの社会にはさせない。闘う労働組合を日本に復権させるためにがんばる。戦争だけは命がけで阻止する。この原則を守るために、多くの広い仲間たちとつながっていく。団結してがんばろう!

11・2労働者国際連帯集会を開催

11月2日、千葉市民会館で労働者国際連帯集会が250人の参加で開催された。
 韓国から興国生命解雇者復職闘争委員会委員長のイヒョンチョルさん、ソウル交通公社労組のキムボムスさん、ドイツから機関士労組組合員、台湾から初来日した鉄道産業労組の徐仲能(シィーチョンノン)さんと桃園市空服員職業労組のの李怡静(リイチン)さん、在日の闘う労働者などから闘いの報告が語られた。
 また集会には、関西地区生コン支部から西山執行委員がかけつけた。また香港から、香港職工連盟事務局長の李卓人(リーズーレン)さんからビデオメッセージが上映され、警察の激しい弾圧、暴力に屈せず最後まで闘うと訴えた。

最後に参加者一同でインターナショナルを斉唱し集会をしめくくりました

NO! 安倍、戦犯企業弾劾のプラカード

海外代表団歓迎会

国際連帯集会終了後、DC会館で、海外代表団の歓迎会が開かれ、大いに盛り上がった。

海外からの連帯メッセージ◎アーリーン・イノウエ(ロサンゼルス統一教組 UTLA)
◎ロジャー・スコット(サンフランシスコ労働者評議会)
◎トルコ国際労働者連帯協会〈UID-DER〉
◎中国鉄道労働者連合会
◎香港職工会連盟事務局長 李卓人(リー・ズーレン)
歓迎会ホストを務めた動労千葉の組合員、組合歌を披露歓迎会の最後に参加者一同で明日の労働者集会へむけ「団結ガンバロー」で締めくくる

11・4日韓労働者理念交流

 11月4日、DC会館において日韓労働者理念交流を開催した。民主労総ソウル地域本部のチョウンチョル本部長が『2019年 文在寅政府の労働政策と民主労総の闘争』、動労千葉から田中顧問が「日本における労働改悪攻撃の現状と動労千葉の闘い』を提起した。また台湾の仲間も理念交流に参加し闘いを報告した。民主労総が「ロウソク革命」以降、22万人の組織拡大をし「100万民主労総」を実現したことなどについて、活発な質疑と討論が行われた。

世界の労働者が集会に参加
◎韓国

7.3非正規職6万人がゼネスト

7.3非正規職6万人がゼネスト

民主労総ソウル地域本部代表団・公務員労組ソウル本部 
・ソウル交通公社労組(旧地下鉄労組)
*大邱からも訪日団安倍政権が韓国への敵意をあおる背景には、2016年のろうそく革命への恐怖と憎悪があります。千数百万人の労働者や民衆が起ちあがってパククネ政権を倒したのです。国境を超えた労働者の国際連帯で戦争を止めよう。労働者の国際連帯で新自由主義攻撃を終わらせよう。

◎台湾
・台湾鉄道産業労働組合18年10.21特急脱線事故弾劾 交通部抗議行動・桃園市空服員職業労働組合 6月20日台湾エバー航空客室乗務員2,300人が17日間の史上空前大ストライキで大勝利。◎ドイツドイツ機関士労組(GDL)
ベルリン都市鉄道支部組合員ドイツ機関士労組(GDL)ベルリン都市鉄道支部の組合員ら10人が参加予定。GDLベルリン都市鉄道支部は、組合員1千人でケルン 支部に次いで2番目に大きい。

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ブランケット版宣伝紙

宣伝紙PDF

関生弾圧許すな!国鉄闘争全国運動声明

連帯労組関西生コン支部への大弾圧を許すな!
全国から資金カンパと連帯行動を組織しよう

 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への弾圧が吹き荒れている。関西地区生コン支部は、日本の闘う労働組合の代表的存在であり、毎年11月労働者集会の共催団体として20年、共に闘ってきた仲間である。この弾圧は私たち自身にかけられた攻撃だ。日本のすべての労働者・労働組合に打ち下ろされた攻撃だ。この攻撃に立ち向かい、粉砕することなしに「労働運動の復権」を語ることはできない。
 私たちは関西地区生コン支部の痛みを自らの痛みとして共に立ち上がることを決意した。全国の心ある仲間たちに訴える。全国各地から連帯行動を組織しよう。弾圧粉砕に向けた資金カンパを集中しよう。労働者と労働組合の未来をかけて関西地区生コン支部の仲間たちと共にたちあがろう。
 関西地区生コン支部への弾圧は、2018年7月18日に始まった。それから1年の間に弾圧は大阪、滋賀、京都、和歌山へと拡大され、逮捕者数は延べ七十数人。家宅捜索は百数十か所に及び、長期拘留が強制され、最高額1人1千万円というまさに法外な保釈金が要求されている。しかし、〝事件〟など何ひとつ存在しない。あたりまえの労働組合活動が〝事件〟としてねつ造されたのだ。
 ゼネコンやセメントメーカーは、邪魔な関西生コン支部をつぶそうとして、警察、検察と一体となってマスメディアを大動員して、こともあろうに関西生コン支部を反社会的勢力だとデマ宣伝して、正当な労働運動に対して憲法、労働法を無視して、手段を択ばない無法な攻撃を仕掛けている。
 ストライキや団体交渉、抗議行動など正当な労働組合活動が「威力業務妨害」「強要」「恐喝」にデッチあげられ、刑事上、民事上の免責を踏みにじって大弾圧が加えられている。ビラを撒いたこと、コンプライアンス違反を指摘したこと、正規職化を要求したことが、ことごとく「強要」「恐喝」とされ、組合活動が「組織犯罪」、労働組合が「組織犯罪集団」とし攻撃されているのである。
 その攻撃は、規模、組織絶滅的執拗さ、憲法・労働組合法を踏みにじって労働組合の存在そのものを否定するやり方のどれをとっても、戦後最大の労働組合弾圧だと言って過言ではない。
 この弾圧は何よりも、関西地区生コン支部の仲間たちが、ゼネコンやセメントメーカー(巨大独占資本)の収奪構造にくさびを打ち込む画期的な産業政策運動をつくりあげ前進していることに対する安倍政権の攻撃だ。「働き方改革」を掲げて戦後労働法制解体に向けた総攻撃に踏み出した安倍政権にとって、関西地区生コン支部の存在と闘いは立ちはだかる壁なのだ。またそれは、「2020年新憲法施行」―「戦争のできる国」を作るための労働運動解体攻撃だ。われわれは、現代の治安維持法と言われた共謀罪型弾圧が発動されていることを注視しければならない。
 JRの職場でも、2018年2月にJR東日本社長が首相官邸に呼ばれたことを契機に、職場から労働組合を解体・一掃する攻撃が吹き荒れている。国鉄分割・民営化に率先協力した御用組合すら叩きつぶして「労働組合のない企業」「労働組合のない社会」をつくろうとする攻撃だ。わずか1年の内に東労組から3万6千人余りが脱退し、東日本労連という形で組織されていた子会社の労働組合も一斉に脱退させ、同労連は瞬く間に消滅した。JRで「労組なき社会」のモデルを作り、それを社会全体に拡げようとしているのだ。それと一体で、鉄道業務を何百もの子会社にバラバラに外注化し、労働者ごと突き落としていく攻撃が一斉に始まっている。運転士・車掌まで「過去の遺物だ」と言って廃止されようとしている。こうした形で「働き方改革」が貫徹されようとしているのだ。
 私たちは、関生支部とJRをめぐって吹き荒れる労働組合解体攻撃との闘いは、日本のすべての労働者と労働組合の未来がかかっている、と考える。とくに、緊急の課題として、関西地区生コン支部を守るためにあらゆる力を結集しなければならない。あらためて訴える。大弾圧を粉砕しよう。労働運動解体攻撃を許すな! 関生支部つぶしを許すな! 全国各地で連帯行動を組織しよう。緊急カンパを集中しよう。

2019年8月8日 ▽伊藤晃(日本近代史研究者)▽入江史郎(スタンダード・ヴァキューム石油自主労働組合委員長)▽鎌倉孝夫(経済学者・埼玉大学名誉教授)▽ 金元重(韓国労働運動史研究家)▽田中康宏(国鉄千葉動力車労働組合委員長)▽ 花輪不二男(世田谷地区労働組合協議会顧問)▽葉山岳夫(弁護士・動労千葉顧問弁護団長)▽吉本伸幸(東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会書記長)▽全金本山労働組合

※カンパは国鉄闘争全国運動でも集約しています(必ず関西生コン支部カンパ等の記載をお願いします)。
◎振込先 郵便振替00220―9―140268 / 加入者名 国鉄闘争全国運動

千葉市中央区要町2―8DC会館 TEL043(222)7207 FAX043(224)7197
関生弾圧アピールPDF