会社にひれ伏すな/組織部報No.8

動労千葉 組織部報 第8号 2018年3月16日

”迅速にやろうとしている””いきなり180度変わらない”

会社にひれ伏すな!

さし迫る大合理化攻撃に備え闘う労働組合を!

【会社側の主張】

○組合より見解が示されたが、自己啓発活動や職場規律の厳正については、具体論が必要。会社として関心を持ち、必要により指摘していく。特に生産性向上の関係は.スピード感にやはりズレがある。今までのやり方を変えていく必要がある

具体的な事柄についてどう向き合い、形にしていくかである。しっかり見せさせていただき、議論していきたい。

【組合側の主張】

○地方も体制をとりつつある。今までの時間軸より迅速にやろうとしているが、大きな組織であり、いきなり180度は変わらないことを理解してほしい。(3月14日付『動労速報』より)

 3月14日に会社が発行した『動労速報』に、会社が突きつけた「6項目要求」について東労組と議論したことが記されています。会社がまとめたものとはいえ、そのやり取りはあまりにひどいものです。とりわけ最後の「見解を受けて」という項目は重大です。
 会社に“今までのやり方を変え、もっとスピードを上げて生産性向上施策に協力しろ”と突きつけられ、東労組が“今までより迅速にやろうとしているが、いきなり180度変わらないことは理解してほしい”と応じています。つまり東労組本部は、《会社に歯向かう地本、組合員は黙らせる》《やっている最中だから少しだけ待ってほしい》と表明しているのです。業務の全面外注化にも、労働者をすべて子会社に転籍させることにも、乗務手当廃止にも、一切抵抗せず〈提案即妥結〉ですべてに協力する。だから、自分たち幹部の立場だけは守ってほしい。
 こんなものは労働組合でも何でもありません。
 会社は一気に大再編を進めようとしています。職場に必要なのは闘う労働組合です。
 日々鉄道を動かし、安全を守っているのは現場労働者です。一人ひとりの現場労働者の団結した力こそ、会社の攻撃を止め、鉄道の安全と労働者の権利を守る力です。
 すべての仲間は動労千葉に結集しともに闘おう!


会社の「6項目要求」と東労組

 会社は3月9日の新賃金交渉の席上、東労組に6項目の要求(別掲)を突きつけて、「見解を明らかにするまで具体論には入れない」と迫った。その内容は、会社への「完全屈服」を要求するものだ。もちろん、それを全部呑んだところで「東労組切り崩し」を止める気などないことは明らかだ。しかし、完全な足下を見透かして東労組を揺さぶっているのである。つづく

東労組の組合員に訴える!(上) 今こそ職場に闘う労働組合を!

東労組の組合員に訴える!(下)動労千葉に結集しともに闘おう!

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