内房線と地域を守る会 第2回総会開かれる

 運動の着実な前進とさらなる発展を

 内房線と地域を守る会の第2回総会が6月17日、館山市の南総文化ホールで開催され80名が参加し、JRへ粘り強く改善を求めていくことを確認した。
 昨年3月ダイ改での内房線の列車削減に反対して5月に発足した「守る会」は、この一年間、署名運動やアンケート調査、実態調査、地方議会への陳情書提出など様々な取り組みを行ってきた。
 昨年11月にはJR東日本本社及び国土交通省 への署名提出行動や地元選出議員による国会質問なども行われ、今年3月のダイ改では、列車の接続時間が一部改善されるという成果を得た。しかし上下各々1本列車が削減され、また内・外房線のワンマン運転化の動きもあるなか、「守る会」運動の重要性は増している。

 高校生の半数以上が利用
―実態調査からみえてきたもの

 ダイ改以降の実態を把握するために館山駅や安房地域の5高校の生徒へのアンケート、また今年3月ダイ改以降には南三原駅、千倉駅で利用者の実態調査を行い、こうした調査の中から高校生の半数以上が鉄道を利用していること、接続時間の不便さ、駅委託による窓口業務の縮小問題など、さまざまな問題点が明らかになり、その結果を市とも共有しながら、各市町村議への要請などに活かしてきたことが報告された。
 総会では、榎本館山市議会議長、かずさ住民の足を守る会から来賓あいさつを、また金丸謙一館山市長、川名康介県議会議員からの祝電紹介がされ、議事が行われた。役員選出では、動労千葉から川崎書記長が新たな事務局長に、また木更津支部の組合員が幹事に選出された。

 鉄道を私たちの手で守っていく―JRを原点に引き戻そう

 第2部では、地元出身の参議院議員「青木愛さんと内房線について語ろう会」が開催され、青木議員からの報告と質疑応答が行われた。
 このなかで車椅子を使用している人から駅利用の不便さ、学生の定期券が駅で購入できないこと、9年にわたる危険な踏切の改善要求に「地元がカネを出せば拡張する」の一点張りのJRなど、内房線をめぐる様々な問題が噴出した。また、内房線、外房線のワンマン運転化の問題は、車掌がいなくなって利便性の低下だけでなく、安全が保たれるのかと会場から怒りがわいた。
 まとめに立った松苗禮子代表は、「民営化されたJRは金儲けをやっていればいいと走りだしている。車掌もいなくなるワンマン化―冗談じゃない。JRを公共の交通機関だという原点に引きもどすことが大切だ。あきらめてはならない。戦争が終わったとき私は小学生だった。日本の政治がひっくり返ったそのとき居合わせたので、黙っていることがどんなにいけないのかということを身に沁みている。ものを言っていきましょう。それも大勢の力で」と力強くまとめた。

  房総一体で運動を

 また、7月15日には外房線と地域を守る会の結成総会が勝浦で予定されている。双方の守る会は互いに集会に参加し関係を強めてきた。今後も連携しながら協力関係を強めていくことが総会でも確認された。外房線と地域を守る会結成総会の成功をともにかちとっていこう。