第26回全支部活動者研修会報告・2日目 「動労千葉の運動に見る反合理化闘争の思想」

 

  全支部活動者研修会2日目は、「動労千葉の運動に見る反合理化闘争の思想」と題する、伊藤晃先生(日本近代史研究者)の講演です。
 先生は「前おき」として、「動労千葉の現在を知るためには、その歴史を知らなければならない。その歴史から引き出せる重要点は、戦後反合理化闘争への批判である。そこから生まれた豊富な反合理化闘争の思想が、現在の動労千葉の運動に見出される」「こういう考えで私は『労働運動の変革をめざして』第1章を書いた。今日は、この第1章の記述に沿って、その中心点をまとめ、またそれらを補う形で私の考えを述べる」と講演を始め、私たちは1972年の船橋事故闘争から、動労千葉の分離独立までの歴史を学び直しました。以下、感想文を紹介します。

「私たちの日常の闘いや現在労働者のおかれている現状を解説してくれました。その闘いを思想にもとづいての話『ちょっと難しい』を興味深く楽しく聞くことができました。またの講演を楽しみにしています。ありがとうございました」

 「動労千葉のCTSにおける戦いの意味は何か。職場の労働者が社会的に埋没しない為には? 非正規労働者はどのようにして社会の目に見えるようになるか。非正規労働者が落とされた水準で運動を作ればよいのではない。正規が非正規に落とされない為の闘争との結合」

 「動労千葉の闘いの歴史を改めてふり返ることを通して、『闘いなくして、組織拡大なし』を再確認できたと思います。春闘過程での組織拡大をかちとりたい!」

 「資本は合理化を永続的課題として、労働者に対しさまざまな攻撃を仕掛けてくる。その中の矛盾~どんな技術も人間との結びつきなしには働かない~ということ。人間の感覚、判断は車両検修において欠ことのできないものだと思うし、むしろ何にも置き換えられないものだろう。労働組合が屈することなく、これからの合理化・外注化攻撃に向きあわなければならない」

 「動労千葉の運動は、合理化は労資の対立を通じて進むものだ。資本との非和解とは、合理化・反合理化の闘いは一個の永続的過程だ、終わりのない過程である。合理化過程とは資本側にとっても労働側にとっても、絶対的勝利もなければ、絶対的敗北もない、『勝ってもいないが、負けてもいない』状況、だからこそ我々は、闘って、闘って、勝利しつづけなければならないと思う」

 「動労千葉の独立以降の歴史を全体で確認出来て大変よかったです。あるがままの労働者になるか、自覚した労働者になるか? 今の労働運動が奪われた権利を我々が中心になって全国に訴えて行かなければならないと新ためて思います。このままでは、江戸時代まで侍が支配していた様な『死なぬ様、生きぬ様』な世の中になりそうです。全ての労働者は団結して頑張ろう」

 「伊藤先生の話は何度も聞いたが、改めて動労千葉の反合闘争について考えを新たにしました。1975年のスト権ストからの10年間が分割・民営化につながるという話は納得しました。合理化は労働組合の破壊が本質だということがわかりました」

 「伊藤晃先生の講演では、反合理化・運転保安闘争の生み出した労働運動史上画期的地平についてお話を頂きました。『社会的公共性と労働者の利益』という、順法闘争の中での格闘で勝ち得た地平は、現在の動労水戸の被曝労働拒否闘争に生きているのだと思います」

第78回動労千葉定期委員会 

日 時 2018年2月25日(日)13時~
場 所  千葉市・DC会館 大会議室
全力で傍聴に結集しよう!