八日市場 特発見落とし事故 団体交渉 「信号見落とし」で運転士を配転するな!会社は安全対策を行え!

7月14日、動労千葉は「運転保安に関する緊急申し入れ」に関して、JR千葉支社との団体交渉を行った。
この中で、特殊信号発光器の中継信号を見落として、踏切内に進入した自動車と衝突した事故の当該運転士が「運転士不適格」とされて駅へ配転された問題について追及した。

「信号見落とし」で運転士不適格などありえない

組合 信号見落としで運転士をおろされるのか。
会社 以前にも見落としがあり注意が必要という部分も踏まえた判断。運転士として危ないと判断した。
組合 それで不適格の烙印を押されるのは納得出来ない。
会社 違うところで活躍してほしい。
組合 同種の事故を起こしたら、次はおろされるということか。
会社 この一点で判断したわけではない。発生した状況を乗務員から聞いて判断する。全部がそうなるということではない。
組合 前例になってしまっている。信号を見落として、あっとなることは誰でもある。「次はおろされるかも」という不安を抱えて乗務すれば、それが事故につながる。
会社 そこは不安がらないで欲しい。
組合 再教育の場をつくるなど、もう一度乗務できるようにするための対応が必要。「明日は我が身」。乗務員全体の問題だ。

安全確保は注意力だけ
設備面の対策は「行わない」

会社 今回は誰も怪我などせずにすんで、不幸中の幸いだった。
組合 今回の事故を受けて、設備面での対策はないのか。
会社 ない。正式に見れば停止できる位置に中継信号をつけている。
組合 特発はATS―Pなど他の保安装置と連動していない。運転士の注意力だけで済ませていいのか。
会社 運転士をサポートするために中継信号をつけている。
組合 今回の特発は回転式。LED式の方が見やすい。なぜ見落としやすいまま放置しているのか。
会社 直線区間で見通しはいい。
組合 一つ見落としたら、次では間に合わない。中継信号を増やすこともしないのか。
会社 考えていない。
組合 当該運転士は朝4時から乗務していた。ダイヤがきつくてウトウトして見落としたことも考えられる。行路緩和などの対策をすべき。次は死亡事故になるかもしれない。組合の指摘に対して、対策を取らずに事故になったら会社の責任だ。何回も同じことを繰り返している。

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信号見落としで「不適格」とされるなら、運転士は「いつおろされるのか」と不安を抱えて乗務しなくてはならない。締め付けを徹底して強化した結果が05年4月の尼崎事故だった。こんなことを二度と繰り返してはならない。
しかも、会社は事故責任を運転士個人に押し付け、安全対策を行おうともしていない。今回の事故の場所では、運転士が中継信号を一つ見落とせば踏切前に止まることはできない。すぐに事故に繋がる状態だ。
安全を守るためには、二重三重に保安装置を用意することが必要だ。それさえせずに、運転士に責任を転嫁するなど許すことはできない。
運転士への不当配転、締め付け強化を許すな! 反合・運転保安闘争を強化して闘おう。

動労総連合申第10号申入れ 嘱託社員制度・55歳からの 基本給3割ダウンは違法だ!

7月20日、動労総連合は、JR東日本に続き、JR貨物に対して「業務の内容や責任が同じななのに賃金を下げるのは労働契約法違反」という東京地裁判決に基づき、申し入れを行った。

こんな酷い制度許せない!

16春闘における「労働条件改善に関する申し入れ」に対する会社の回答又は見解を要約すると、

(1)55歳以上の労働条件について。
65歳定年延長については、現時点、考えていない。55歳以上の賃金については、全体的な賃金カーブの見直しを含め勉強する課題である。

(2)嘱託社員の労働条件について。
賃金については、現行どおりとする。嘱託社員については、特別休日数を年間80日としている。労働時間数の短縮を行う考えはない。

(3)本線運転士の高齢者対策について。
嘱託社員に対しては、特別休日の増付与を行っている。

いつまでこんな酷い制度を続けるのかということである。貨物も旅客と同じく、大量退職時代を迎えている。「鉄道事業分門の黒字化」の中で、高齢者の労働力をあてにしながら、いまだに高齢者を低賃金でこき使う酷い制度が、まかり通っているのだ。

貨物協議会の最重要課題

今回の申し入れを、新たな出発点に貨物協議会の最重要課題として、高齢者対策に取り組もう。これは、自分たちのだけの問題、闘いではない。これから3年もすれば、国鉄採は全員55歳を迎える。平成採の青年労働者は40歳を超えても、基本給が20万円台だ。
安倍政権は、65歳からの年金支給を70歳からにさえしようとしている。改憲と労働法制の改悪=これ以上の労働者の権利破壊を許してはならない。
CTS就業規則改悪、エルダー制度、非正規職化=外注化粉砕の闘いと共に、一つのものとして全労働者の未来を切り拓く闘いだ。
たたかいは「いまから・これから」貨物協議会は全力で闘います。