一歩一歩闘いを積み上げ今ここにある!
木更津支部第32回定期大会開催
木更津支部第32回定期大会は、11月30日、木更津市市民会館第4会議室において開催され、昨年3月の基地廃止反対闘争の全成果を持ち込んだ、この1年8カ月間の闘いの進展-7月平成採・平野君の加入により、より一層、阻織の団結を勝ちとってきたことを示すものとなった。
組織拡大で基地廃止反対闘争に勝った!
大会は、冒頭、議長に代議員の近藤さんを選出した後、あいさつに起った山中支部長は、「昨年3月の新生木更津支部誕生から、当初の不安を乗り越えて、今大会を迎えた。臨時大会のスローガンである、『最強の支部にしよう』にはまだまだだが、一歩一歩近づいていることは事実だと思う。ライフサイクル第二次配転攻撃が問題となっている。昨年は、木更津は対象にならなかったが、今回はかかるだろう。今年の7月に平成採の平野君が木更津支部に加入してくれた。心強く思っている。ライフリイクル阻止には、青年労働者がたくさん結集してくれないと阻止できない。来年2月8日の結成30周年レセプションに向けて、第二、第三の平成採を参加させていきたい」と、決意にあふれるあいさっを行った。
続いて、来賓として、本部・田中委員長より、①、基地廃止も大変だが、二つの支部が一つになって、双方のルールなどのすり合わせのうえに、団結を固めて頑張ってくれた。7月平野君が入ったことで基地廃止反対闘争に勝った。②、館山廃止反対闘争で頑張った成果が明らかに生きている。闘いを地域に展開し、仲間を信頼して闘う。労働組合の存在意義を示したものだ。結成30周年を当面の目標として、新しい飛躍に向けたステップになる流れを作り出していきたい。③、時代は変わっている。11月集会には、初めて参加した人が三分の一、派遣法反対の集会に動労千葉に出てほしい要請がきている。社会の仕組みを作り直す百年に一度の歴史の分岐点にある。団結しなかったら生きていけない。動労千葉は時代の最先端に起っている。④、JRをめくる動向では、ライフサイクル第二次配転が来年2月と言われている。1月中・下旬には事前通知の動向だ。新経営ビジョンでは、駅は管理者以外は派遣にし、輸送職をライフサイクルで回すというものだ。車掌の母体が無くなるだけでなく大規模な外注化攻撃の突破口だ。下り勾配での速度超過に対する対応は、あまりにも目茶苦茶だ。80K m圏全列車スルー計画では、地域切り捨てがはじまる。千葉駅周辺の大開発は基地移転の問題を含んでいる。東日本は利益の4割を関連事業からあげるとしている。しわ寄せは安全の崩壊であり、労務政策の強化につながる。⑤、09春闘では、.小なりと言えとも火花を放つことはできる。3・14ダイ改は、大再編攻撃との対決に向けた出発点となる。昨年は反合・運転保安闘争の原点にかえろうと訴えた。今年は国鉄分割・民営化闘争の原点に立ち返り再出発しようと大会で出した。労働組合とは何だったのかという原点にかえって討論を一年間かけてやりたい。組織拡大に全力で取り組む。以上の内容について展開を行った。
質疑で出された主な内容
※11月27日、久留里線、俵田~久留里間の直線で、運転士が異音とともに沈むような感覚を感じ非常停車した。調べたとこう枕木が3本ヒビ割れ、その内1本はせり上がっていた。その場所は以前から線路状態が悪く、知っていた人が多くいる箇所だった。保守部門の外注化、検査周期の延伸が原因となっているのではないか。
※鴨川派出での退職に伴って、その補充として幕張本区からの見習いが終了したが、本区の構内が足りないとのことで、鴨川派出、幕張本区の両方を兼ねている状況にある。館山派出でも来年早々には退職者が出る。休みも取れない状況であり、標準数を9名にされた影響がモロに出ている。しっかりと在勤指定をさせる後釜要請をしてもらいたい。
※派出での作業内容についてだが、指令からの指示で業務に就くが、検修作業を経験している人と、乗務員から降りた人では、業務経験という点で違いがある。館山派出では日勤者が帰ると1人体利となる。どこまでが1人作業なのか?検修作業の基本は2人で行うのが基本と聞いている。目安となるものがあればと思う。
※館山派出では早朝、出区点検と出区担当がある。その前に何本か出ていく列車があるが、指令の指示で作業に就くことがある。対応していると6時17分に運転士へ引き渡す出区点検車両の業務に影響してしまう。二テ体制にするべきだと思う。
※館山派出が旧館山運転区庁舎に入ったことで、庁舎全般の管理もまかされている状態にある。本来は木更津運輸区の管轄だが、勤務場所だからと言っておかしいのではないか。以前には、地区泊者の電話点呼が少し遅れたのかもしれないが、確認してほしい旨の依頼さえ来ている状態だ。また、派出検査の引継時間が作業ダイヤにないのは、問題があるのではないかと思う。
※209系の車両転配計画について、具体的なものは、いつ頃出てくるのか?
※昨日29日、風規制で242行路館山終が佐貴町で停められ、1時間半停まっていた。結果、タクシー代行となった。列車番号が生きていたため、予備がいたから対応できたが、客扱いで行った。また業務用の携帯電話に内房指令が入っていなかったため、連絡が取れない状態であった。翌日の睡眠時間の確保という点からむ、対応そのものにも問題がある。
※ライフサイクル第二次配転阻止に向けて、どういう行動をしていくのか?
※60歳までハンドルを握るという、今だ経験したことのない状況から言っても、高齢者対策の実施を強く求めていきたい。
※東労組が分裂し新労組が出来たこ聞いているが、千葉支社管内でどのくらいの人数なのか?
以上のような、日常的に組合員が思っている案件が次々と出され、活発な質疑を通して、意思統一が図られた。
今後も、木更津支部は、全組合員の団結に依拠し、仲間を信頼し、一歩一歩、闘いを築きあげていくことを決意して、大会は成功裡に終了した。大会終了後、今年度退職者である、高木さん、原さんを囲んで、送別会が行われた。