ウソと隠蔽で京葉車両C 構内業務の外注化を強行

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JR千葉支社 CTS
ウソと隠蔽で
京葉車両C 構内業務の外注化を強行

「前進全ノッチ」投入問題ー「手がすべった」「ブレーキを当てていた」「本人も非常をかけた」ーウソと隠蔽の回答を行うJR千葉支社とCTS

 1月27日、JR千葉支社は、京葉車両センターの構内入換業務について、「1日勤」の外注化を強行した。
 しかし、今回の構内業務外注化強行は、全てが真っ赤なウソで塗り隠し、事実を隠蔽して行われた代物だ。
 この間、日刊で報道したとおり、1月13日、京葉車両センターの洗浄線において、元管理者が列車の入換訓練を行っていたところ、一旦停止表示の手前で、本来ブレーキをかけなければならいないのに、「前進全ノッチ」を投入するという考えられない事態が発生した。これは、23年間もハンドルを握ったことがない者を、無理矢理外注化要員として駆り出したJR千葉支社と、業外注化を受託した千葉鉄道サービス(CTS)に全ての責任があることは明らかだ。

全ての責任は、無理矢理強行したJRとCTSにある
 1月25日にJR千葉支社、翌26日にCTSとの団体交渉が行われた。JR千葉支社の回答要旨は以下のとおりだ。
千葉支社 担当者は、前進全ノッチを入れようとして入れたわけではない。ハンドルに手を添えていて、ちょっと力を入れたら全ノッチまで入ってしまった。205系は、ノッチが入りやすい車両であった。
 本務が非常ブレーキをかけ、「一旦停止」手前で止まった。「一旦停止」手前で止まる認識はあった。
 今回は、たまたま事象が発生したが、訓練中のことであり、指導するまでもない事情だと考えている。
 また、CTSの回答要旨は次のとおりだ。
CTS 手が滑ってしまい、ハンドルが動いてしまった。状況は、訓練担当者は、「一旦停止」に向けてブレーキ2ノッチを当てていた。その時に、手が滑ってしまい「前進全ノッチ」まで入ってしまった。
 本務が非常ブレーキをかけたが、訓練担当者も非常ブレーキを一緒にかけている。
 しかし、JR千葉支社、CTSの回答は、真っ赤なウソであり、事実が隠蔽されていたのだ。

前進全ノッチ投入ーブレーキ緩めー一旦停止も通過
 組合が、あらためて状況を確認したところ、次のとおりの事態が明らかになった。実際の経過はこうだ。
 元管理者は、洗浄機の手前にある「一旦停止」付近まで列車を進めた。本来はここでブレーキをかけなければならないが、元管理者は「前進2ノッチ」を入れてしまった。本人は、あわてたためにさらにノッチを引いてしまい「前進全ノッチ」まで投入してしまった。
 しかも、元管理者は、ブレーキを緩めようとした。
 本務担当者は、元管理者がブレーキを緩める方向にハンドルを動かしていたため、ブレーキから手を離すように言って、直接、非常ブレーキをかけた。
 列車は、「一旦停止」を通り過ぎ、洗浄機の手前まで行って止まった。
 これが、1月13日に発生した事態の真実だ。
 「ちょっと力を入れすぎた」?「手が滑った」?「『一旦停止』手前で止まった」?「元管理者も非常ブレーキをかけた」?
ふざけるな、全てがウソじゃないか。
 調べればすぐに分かるようなことであるにもかかわらず、ウソにウソを重ね、しかも事実を隠蔽しようとしたのだ。ここまでして京葉車両センター構内入換業務「1日勤」の外注化を強行したということだ。
 さらに、業務委託を強行した後も事態は深刻になっている。別の担当者は、出区点検後、転動防止を行わずに電車を離れるという事態も起きている。
 細かく決められた内規や構内の実際の状況を把握するには相当の時間がかかるはずだ。長期間ハンドルを握っておらず、しかも京葉車両センターの構内運転を初めて行う者ばかりのため、数日の机上訓練で細かく規定された内規を覚えられるはずがないのだ。

ウソと隠蔽、偽装請負で固めて業務委託を撤回しろ!
 さらに、委託された業務に関する列車の出区点検が終了した後、CTSの入換担当者が、JRの当直に、直接、出区点検が終了した旨の連絡まで行っているというのだ。
 これは、明白な偽装請負だ。委託直後から、平然と偽装請負が行われている。これがJR東日本の業務外注化の実態だ。
 ウソと事実の隠蔽、そして偽装請負によってしか成り立たない業務委託を無理矢理強行したために、今回のような事態が次々に発生しているのだ。
 このままでは、重大な事故が発生しかねないことはハッキリしている。
 JR千葉支社は、直ちに業務委託を撤回し、直営に戻せ!
 千葉鉄道サービスは、業務の受託を撤回しろ!
 4月全面外注化阻止!強制出向粉砕へ、ストライキで闘いぬこう!
 動労千葉に結集してともに闘おう!

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