貨物ベアゼロ・定昇延期に怒りの緊急集会で抗議!
定期昇給は就業規則に明記されている!一方的な「延期」=不利益変更は、違法だ!
【写真】緊急抗議集会で提起する田中委員長。貨物・旅客の仲間50名が結集し。定昇「延期」に対する怒りを叩きつけた。 |
3月25日、JR貨物は、2010年度の新賃金について、「ベアゼロ」とした上で「定期昇給の実施を10月1日まで見送る」との回答を行ってきた。これは、実質的な賃下げであり、分割・民営化の矛盾を貨物労働者に一方的に押しつける最大の攻撃だ。
動労千葉は、こうしたJR貨物の回答に対して、3月31日、17時から、緊急抗議集会を開催し、JR貨物に怒りの声を叩きつけた。
集会は、怒りに燃える貨物支部の仲間を先頭にして旅客支部からの代表も含めて50名で開催され、冒頭、司会の大竹副委員長からは「『貨物安楽死論』の中で分割・民営化が強行され、矛盾が貨物労働者に押しつけられた。分割・民営化は失敗だ」とJR体制そのものを厳しく批判した。
国鉄闘争の火を消すな!全国運動の成功でJR体制打倒!
本部を代表して田中委員長からは、「今、重大な問題として①JR貨物の定昇凍結、②JR東日本の検修業務外注化、③1047名闘争の「解決」問題があり、これらはJR労働者の今後を決める大きな問題だ。JR貨物が定昇を「延期」した。しかし就業規則に記されている以上、一方的な不利益変更は違法だ。一方、日貨労などは定昇「延期」を妥結した。就業規則よりも悪い中身を妥結する労働組合が最大の問題だ。定昇「延期」を妥結しなければ就業規則が適用されるということだ。これを許したら、定昇なし、乗務手当剥奪をはじめとした賃金制度改悪に行き着く。分割・民営化以降、貨物労働者には全ての犠牲が押しつけられてきたが、同じことが全労働者に襲いかかろうとしている。こうした中で、全国に国鉄闘争の火を消さないための運動を全国に呼びかけてここへの結集を訴える。こうした闘いを全力でやる中で貨物定昇「延期」粉砕、検修外注化阻止、1047名闘争勝利をかちとろう」と闘いの方向性と勝利の展望が訴えられた。
清水執行委員からこの間のJR貨物をめぐる交渉経過が報告された後、貨物支部の代表からの決意表明が行われた。(要旨別掲)
旅客各支部の代表からはともに闘う決意が明らかにされ、集会の最後に団結ガンバローを三唱して集会を終了した。
その後、場所を移動してJR貨物に対して、職場に響き渡る抗議のシュプレヒコールを叩きつけ、緊急抗議行動は終了した。
貨物で働く仲間を守りぬき、定昇「延期」攻撃粉砕!労働者に犠牲を強いる日貨労解体ー組織拡大!分割・民営化体制打倒!闘う労働運dの宇野再生に向けて、腹を固めて闘おう!
絶対に納得できない!
千葉機関区支部 石川二郎支部長
今回の回答は、絶対に納得できない。これまでもベアゼロが強制されてきた。これ以上の賃下げは許されたい。5月からさらに要員が減る。JR貨物会社への闘いを強めていこう。
最低限のことがふみにじられている!
新小岩支部 並木敬治書記長
定昇の「延期」など最低限のことがふみにじられている。日貨労は「定昇をかちとった」と言っている。怒りなしには読めない。貨物職場の怒りで犠牲を強いるJR体制を打倒しよう!