CTSのプロパー、パート含め100名が「転籍」!定期昇給は5年毎,賃金が低くなる

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「転籍」攻撃絶対反対!
外注化粉砕で闘いぬこう!

CTSのプロパー、パート含め100名が「転籍」!

CTS―退職条件の説明もせず

JR千葉支社は、現在、千葉鉄道サービスに委託している駅業務について、7月1日から、東日本ステーションサービス(JESS)に移管しようとしている。
この問題に関しては、この間、CTS及びJR千葉支社との間で団体交渉を行い、目的及びプロパー労働者やエルダー出向者、若年出向者の労働条件について追及を行ってきた。

◎CTSからJESSに駅業務を移管する理由について
組合 JESSに駅業務を移管する理由及び契約期間はどうなっているのか。
CTS JRの説明では、今後、駅の要員需給が逼迫すること、駅業務を今後も委託することを考えると、安定した駅業務運営を行うためにJESSに駅業務を統合することになったとの説明を受けた。また、JRとの契約は4月1日~6月30日までとなっている。
◎JESSに移管する業務について
組合 移管する業務内容は。
CTS 移管する業務は、①現在、受託している63駅の駅業務、②5箇所の駅営業所業務、③駅が持っているポイント清掃業務になる。ポイント清掃は、現在、クリーン事業部が持っているポイント清掃も含むことになる。
◎駅業務委託に伴う労働条件について
組合 受託駅の要員数の詳細は。
CTS 現在、受託駅の要員数は、プロパー23人、パート77人、エルダー97人、若年出向87人、管理嘱託4人で、合計288人となる。
JESSへの移管に伴い、CTSの関係では、プロパー及びパートについては、JESSへの転籍となる。5月中に説明を行い、「転籍同意書」と労働条件を記載した資料を渡した。
組合 転籍を拒否した場合はどのように取り扱うのか。
CTS CTSに残る場合には、清掃等の業務に従事する事になる。しかし、今回、CTSに残る者はいなかった。
組合 雇用形態、賃金、諸手当、福利厚生等の具体的労働条件はどうか。
CTS 雇用形態は、プロパーはエキスパート社員として転籍する。パートは、契約期間も含めて転籍することになる。
プロパーの賃金は、JESSに転籍する際、直近上位に移行することになり、賃金としては上がると考えている。パートは時給1000円のまま移行する。
各種手当てでは、夜勤手当の率が100分の130から100分の135になる。
福利厚生では、住宅手当が加算になる他、カフェテリアプラン、グループ共済会が利用できる。休日数は現行の114日、年休も現行同様となる。
定年は、65歳になる。
定期昇給は、組合側が機関紙等で記載しているとおり5年毎の実施になる。
組合 転籍の場合、退職金は出すのか。
CTS 勤続年数を含めてJESSに引き継ぐので退職金は出さない。
組合 JESSの退職条件は説明したのか。
CTS そこまでは説明していない。
組合 退職条件が違う場合、退職金が下がる事も考えられるのではないか。
CTS そこまでは考えていなかった。
組合 千葉におけるJESSの組織体制等はどうなるのか。
CTS 千葉支店が設置されるようだ。場所は、新たにできた現業庁舎内に設置される。それに伴い、現在、JRからCTS駅業務部門に出向している6名がJESSに出向先変更で移ることになる。
組合 今回、駅業務がJESSに移管されようとしているが、残る清掃や運転部門の将来展望はどうなるのか。
CTS 今のところ話は出ていない。

以上のように、CTSは、プロパー労働者の転籍に伴い発生する最重要の問題である退職に関する労働条件の内容を、当該の労働者に対してまともな説明を全く行っていないことが明らかとなった。
また、賃金についても、直近上位に移行するとしても、JESSでの定期昇給が5年に1回、3回までということを考えると、現行のままCTSで推移した場合よりも賃金が低くなるということだ。 一方、JR千葉支社は、業務委託元会社であり、事実上の責任者でありながら、「転籍はCTSの問題であり、JRは関知しない」「労働条件の詳細は知らない」との回答を団体交渉で繰り返すという極めて不誠実な対応を行っている。
今回の団体交渉で明らかとなったように、CTSの駅業務移管に伴い「転籍」攻撃が始まったということは極めて重大なことだ。駅の次は清掃、その次は運転部門、そしてJRに残る検修業務の全面的外注化とそれに伴う転籍。
こんな事を絶対に許さないために、動労千葉とともに闘おう。外注化絶対反対!業務と労働者をJRに戻せ!

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