2・12国鉄集会に大結集を!
場所 江戸川区総合文化センター 小ホール
JR東は3月ダイ改―統括センターの全面化を提案してきている。その内容は、労働者の権利を根本から解体するものであり、鉄道にとって最も中心をなす職種である乗務員の労働条件・権利を破壊しようというものだ。何より、現場労働者同士を分断し、労働組合を一掃しようという「労組なき社会」化攻撃だ。
総延長198㌔が「一職場」に
会社はダイ改提案と同時に、全駅を統括センター化すると提案してきた(実施は7月1日)。その内実は恐るべきものだ。
新設が提案された茂原統括センターでは、大網~鴨川駅が一つの職場とされる。その間の営業キロは70・4㌔。統括センターのエリアとしては総延長102・1㌔もの広大な範囲が「一職場」とされる。木更津統括センターでは、内房線と久留里線で総延長135・6㌔、成田統括センターは何と総延長198・3㌔だ。
労働者の権利や労働条件は、「どこで、どんな業務をして働くか」ということと切り離すことはできない。統括センター化は、広範なエリアにわたって職種も勤務地も、勤務指定一つで会社の好きにできるというものだ。それは、労働者の労働条件と権利の根本からの解体攻撃だ。
7月実施の直前、6月には車両センターを支社から切り離し首都圏本部に統合するとしている。そこで働く労働者が、どういう扱いを受けるのか、どこに飛ばされるかもわからない状況だ。首都圏本部への統合は、CTSなど各支社毎に作られている車両整備会社の再編を不可避とする攻撃でもある。鉄道業務の全面的な外注化と分社化・転籍が一体の攻撃として仕掛けられている。
労働組合として断固闘いにたとう
3月ダイ改では行路内に「業務の融合と連携に向けた時間」として「その他時間」の設定が提案されている。すでに水戸支社の提案ではワンマン拡大と一体で、車掌行路の中に駅業務が組み込まれている。千葉でも列車折り返し時に乗務員による清掃を行路に組み込むという。
会社は、これまで「自主的」「臨時的」に乗務労働以外の業務を行わせていた段階から、行路の中に直接手を入れてきた。乗務労働を「片手間化」して破壊する攻撃だ。これを黙ってみていることなど断じてできない。
会社の狙いは、業務融合化で乗務員の誇りを奪い、競争に駆り立て、団結を破壊することだ。それを通して全JR・グループ会社の労働者の権利を根本から破壊しようとしている。
今こそ動労千葉が貫いてきた闘いが必要だ。3月ダイ改・統括センター化攻撃に対し、労働組合として断固闘いに立ち上がろう。すべての出発である分割・民営化との闘いの勝利に向け、2・12国鉄集会の成功をかちとろう。