2024闘春 戦争をとめ、社会を変える一年に

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 新年明けましておめでとうございます。
11月19日、東京・日比谷野外音楽堂で、全国労働者総決起集会―改憲・戦争阻止!1万人大行進が、2800人の結集で開催された。集会後デモのみに合流した人も200人をこえ、3千人といえる闘いとして大成功をかちとった。
この1~2年間の反戦闘争の組織化を軸とした全国各地での必死の努力が、関生支部、港合同、動労千葉の3労組を先頭とした階級的労働運動再生に向けた闘いと結びついて現在の情勢ときり結ぶ力を獲得し、職場・地域・学園から多くの仲間たちが結集した。
11月集会は、現代に階級的労働運動をつくり上げていく必死の努力として取り組まれてきた。その先頭に呼びかけ3労組が立ち、画期的な国際連帯闘争を生み出した。昨年の集会に結集した仲間たちが11月集会の息吹を受けて期せずして次々とストライキに起ちあがった。
昨年の11月集会は、26年間の歴史の中でも新たな出発点を築く成功をかちとった。今年、われわれはその地平を大きく発展させるために全力で闘う。

ガザ虐殺をただちにやめろ!パレスチナに自由を!

世界中に、「ガザ虐殺をただちにやめろ! パレスチナに自由を!」の声が轟いている。水も食料も何もかも遮断して続けられる大虐殺に対して、生命をかけた抵抗が続けられている。ネタニヤフ政権による大虐殺を支えているのは米・バイデン政権だ。日本も官民一体で虐殺に深く関わり加担している。岸田政権は国連の停戦決議すら棄権した。
全世界で燃え上がるガザ虐殺弾劾の闘いは、かつてない規模と深さでデモやストライキとなって街を埋めつくしている。ヨーロッパ、中東、アジア、世界を吞み込もうとしている戦争の危機に対し、時代を揺るがす闘いが開始されている。
その闘いは、ウクライナ・ガザ・米中の衝突の現実を見ても、全世界の労働者人民の置かれた現実の非和解性を見ても、資本主義やスターリン主義体制諸国の抱える危機の深さを見ても、これまでの数多の抵抗闘争をこえた質的な変化・根底性を求めている。

変革の時代の到来に労働運動の力をとり戻そう!

ウクライナ戦争以降の激しい物価騰貴の中で、再び全体の2~3割の労働者が「飢餓賃金」状態の中に突き落とされている。しかも、労働運動の後退によって、それが最大の社会問題・社会的衝突とされることもなく、燻りながら「自己責任」という檻の中に閉じ込められている。過剰な生産力があり、膨大な生産物があり余っているのに食っていけない。こんな現実が限界をこえて労働者にのしかかっている。
労働運動が待ったなしに力をとり戻さなければいけない時だ。

今年は、JR民営化体制の矛盾が爆発的に噴き出す年になる。国鉄採用者の大量退職と融合化等のメチャクチャな政策による若年退職の激増を背景とし、ひとつ間違えば列車ダイヤすら確保できなくなる事態が起きてもおかしくない。安全や技術継承の崩壊というレベルを超えて、「鉄道崩壊」というべき状態だ。

JR千葉支社は、千葉―東京間の大動脈・京葉線の快速列車を廃止(昼間の一部時間を除く)するという暴挙に出た。しかも沿線自治体には直前に通告するだけで一方的に強行するという傲慢なやり方だ。快速列車廃止がどれだけ大きな社会的影響をもたらすのか、住民の生活を壊すのか、そんなことは関係ないという態度だ。
さらに3月ダイ改では全運輸区が廃止され統括センター化されようとしている。一宮派出廃止、木更津派出縮小も提案されている。1047名解雇撤回闘争、地方ローカル線廃線化阻止の闘いも正念場だ。久留里線と地域を守る会、内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会とともに廃線化阻止の闘いにたちあがろう。

動労千葉は、3月30日、結成45周年を迎える。こうした時代を闘い抜く決意として、昨年の大会で「70歳原則組合員方針」が確立された。2024年はその本領を発揮する年だ。戦争をとめ、社会を変えよう!
JRの大再編は、戦争へ突き進む岸田政権の「国家大改造」として開始されている。団結旗開きの成功をかちとり、直ちに、24春闘勝利!3月ダイ改阻止へ、闘いの配置につこう。
「自分たちの労働組合を甦らせ、労働運動の現状を変革することだ。それこそが今、最先端の変革である。闘うことは結構楽しいものだ、朗らかに闘おう」(中野洋元委員長)
変革の時代を明るく元気に前進しょう!

2024年団結旗開き 
1月6日(土)13時 DC会館

 

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