JR貨物と夏季手当交渉
6月13日、動労総連合は、JR貨物と以下の要求を掲げて夏季手当の交渉を行った。
1.2019年6月1日現在における基準内賃金に家族手当を加えた3・7箇月分を支払うこと。
2.55歳以降の社員に対する支払については、55歳到達時の等級・号俸(2018年度・2019年度ベースアップ実施後の基本給)の100%を算定基礎額とすること。
この要求に対し、JR貨物は6月13日、次の通り回答を行った。
1.基準額は、基準内賃金の1・60箇月分とする。 2.支給日は、7月5日(金) |
日貨労は、「①昨年の夏季手当(1・73)を上回った。②家族手当減額相当分の上積みをかち取った。③昨年度の災害対応に伴う労苦に報いるための上積みをかち取った」―として、裏切り妥結した。
期末手当は、「生活給」
19春闘における、新賃金要求づくりにおいて、「家計は1ケ月の賃金で間に合いましたか」の問いに対し、89・8%の組合員が不足したと答え、その補填に「期末手当をあてる」が41・7%を占めた。期末手当は、「ローン返済」「医療費」「食生活」など、「生活給」そのものである。特に許しがたいことは、家族手当を基準外賃金としたことだ。
これから、新人事制度の評価をめぐる闘いが始まる。生活の維持・向上という当たり前のことに、怒りも新たに闘いを継続しよう!
シニア(嘱託)の労働条件に関して申入れを行う
1.基本給(基本賃金)・調整手当は全国同一とし、退職時の賃金を確保すること。
2.嘱託社員の基本賃金、シニア社員の基本給設定の経過、該当地域別による格差が生じることについての根拠を明らかにすること。
3.シニア(嘱託)社員に対して、住宅補助金規程を適用すること。
4.働き方改革関連法の成立により2020年4月1日から「同一労働同一賃金」制度が施行されるが、会社としてシニア・嘱託社員制度における格差是正に向けてどのように対応しようと考えているのか、具体的に明らかにすること。
これから、ダイ改後の問題点、本線運転士の高齢者対策など団交を強化します。どんどん、意見をお寄せ下さい。
65歳まで安心して働ける労働条件の確立へ、団結してガンバロー!
第48回臨時大会の成功をかちとろう!
6月23日(日)13時 DC会館