JR・CTSは感染対策に責任もて!
8月12日 日勤で勤務
︙ 発熱を確認
16日 PCR検査を実施
18日 陽性確認
→保健所からの連絡を待たず「濃厚接触者なし」と判断
23日 保健所から連絡
勝手に「濃厚接触者なし」と判断
8月16日、CTS幕張事業所で1名のコロナ陽性が確認された。だが、なんとCTSは保健所の連絡も待たず、担当所長の判断で「濃厚接触者なし」として業務を続けさせていた。
しかも、安全衛生委員会で会社側は感染の事実を議題にもあげずに隠ぺいした。いったいこの対応はなんなのか!
安全衛生委員会で感染について追及された会社側は「最後の出勤日で組んで仕事をした人は合計3人だが、接近して密閉したところで作業してはいないから、濃厚接触者ではないと判断した」と答えている。
だが、休憩時や昼食時の行動はどうだったのか? その前の出勤日では誰と組んで仕事をしたのか? こうした質問にはまったく答えられない状態だ。まともに調べもせず、保健所の連絡も待たず、勝手に「濃厚接触者なし」と判断したのか? およそ信じがたい対応だ。
また、陽性となった当該と組んでいた労働者に対しても、「発熱したら教えてくれ」とあくまで〝自己責任で対応しろ〟と強制した。検温さえ頑なにやろうとしない。
感染拡大で保健所が対応できない状況は拡がっている。〝保健所に言われなければ検査も対応もしなくていい〟というのは、〝現場労働者の感染対策をやる気はない〟のと同じだ。現場労働者の命をなんだと思っているのか!
感染隠ぺいではなく対策行え!
運輸区、駅、車両センターなど、JR東日本の各職場で感染が拡大している。「デルタ株」の流行後、感染拡大と医療現場・保健所等の負担増はこれまでのレベルを超えている。
しかし、JRは真剣に感染を防止するどころか、感染の事実すら隠蔽している。「個人情報だ」といって当該の職場内でさえ明らかにしない異常な対応を続けている。その中で、「作業が終わってから感染者が乗っていた車両だと知らされた」「乗務してから、感染者が乗務していたと言われた」ということが相次いでいるのだ。
社会に向けて「感染対策の徹底」「発熱等社員の体調管理の徹底」といいながら、いまだに検査も検温も行おうとしない。公共交通に携わっている感覚を失っているとしかいいようがない。これほど深刻な事態になりながら、「口先だけ」「見せかけだけ」の感染対策を続けている。ふざけるのもいい加減にしろ!
〝命より要員優先〟許すな!
JR西日本金沢支社は8月17日、コロナ感染拡大のため8月19~31日までの期間で七尾線の3割にあたる普通列車54本中15本、特急列車12本中2本、観光列車4本の運休を発表した。(その後、25日から平日の普通列車6本が運行再開し、30日から普通・特急列車が通常ダイヤ運行)。
JR西日本は8月14日に七尾鉄道部運転科で運転士1人の感染が発覚したことを受けて、同科の全社員約70人(うち運転士46人)にPCR検査を実施した。8月18日時点で運転士13人、車掌2人を含む計17人の感染が確認された。
JR東が感染対策をまともに行おうとしないのは、こういった事が起こるからだ。
われわれは、「会社責任で発熱管理を行い、発熱者を休ませる」「定期的にPCR検査を実施する」「陽性者が確認された職場では全員にPCR検査を行う」などの感染対策を行うと同時に、十分な要員確保を要求してきた。
感染対策を徹底すれば、当然にも出勤できない人が発生する。運行を維持するためには、十分な予備要員を確保しなければならない。
だが、JR東は現場労働者の命より〝要員問題にしないために陽性者を見つけない〟ことを優先しているのだ。そして、職場だけでなく乗客を含め、会社が感染を拡大させているということだ。断じて許すことは出来ない! JR―CTSは会社の責任で真剣な感染対策を行え!