闘いなくして安全なし
尼崎事故弾劾10周年現地闘争
全国から290名が結集
4月25日、13時から、兵庫県JR尼崎駅北口広場において、動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西呼びかけによる「4・25尼崎事故弾劾!全国総決起集会」が290名の結集でかちとられた。 主催者あいさつとして動労千葉の中村執行委員が「尼崎事故で107名を殺したJR西日本歴代社長はその責任を取らず、居直っている。絶対に許すことはできない。動労千葉は15春闘で乗務員ストライキを貫徹した。木更津支部においては、CTSで働く仲間、8名が動労千葉に結集する組織拡大を勝ちとった。非正規・正規の壁を越えて団結が拡大している。すべての労働現場でこれを実践しよう。そして、6月7日の国鉄全国運動全国集会に全力で結集しよう」と、訴えた。
大阪都構想は組合破壊攻撃
全国運動・関西の全国金属機械・港合同の木下浩平執行委員は、「労働組合が闘わないと安全も労働者の命も守れない。大阪都構想の核心は労働組合をバラバラにすること、国鉄分割・民営化と同じ組合破壊攻撃だ。労組が毅然と闘えば勝てる。港合同は官民連帯で闘い抜く」と決意を表した。
全国に動労総連合を 基調報告で動労西日本の山田和広書記長は、大事故続発のJRを弾劾し、「動労総連合を全国につくろう民主労総がゼネストに決起し、全世界はゼネスト情勢にある。日本におけるゼネスト情勢を国鉄決戦で切り開こう」と提起した。 動労水戸の木村郁夫書記長は、「原発事故に対しても労働者を組織する闘いに打って出る。労働者が社会に責任をとる時代が来た」と言い切った。動労西日本の大江照己委員長は、ストで中西剛副委員長の職場復帰をかちとったと報告。 4月5日に結成を勝ち取った動労神奈川からは、絶対反対と階級団結の拡大で闘うメッセージが紹介された。その後、国労闘争団、全国の国鉄労働者、関西で共に闘う各労組が決意表明を行った。
不当労働行為を認定させた
全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長は、「安倍の特権階級のための政策を許さない。昨年11月集会への弾圧を多くの労組の団結で打ち破った。橋下の労働組合つぶしを不当労働行為と認定させた。この成果を都構想反対の闘いにつなげる。今春闘ではゼネコン支配を打ち破る成果をかちとった」と発言した。 集会をまとめた国労大阪の橘日出夫さんは、「民主労総のゼネストに連帯し、沖縄―本土を貫く決起をつくり、ゼネストへ総決起しよう。安倍との非和解の闘いに突入しよう。全国に動労総連合の旗をなびかせよう」と集約した。 集会後、尼崎事故の現場に向けデモ行進に出発。デモ終了後、事故現場に献花を行い、反合理化・運転保安確立に向けた誓いを新たにした。
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