2/15 CTS構内要員削減 解明交渉

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CTSは3・18ダイ改以降、CTS津田沼事業所(構内)で1日勤、幕張事業所(構内)で1徹を削減すると提案してきた。これに関して2月15日、CTSと解明を中心に団体交渉を行った。

昨年3月の仕業検査周期の延伸で、CTSは銚子検査派出の廃止、鴨川派出の体制縮小を強行した。昨年ダイ改時には本区での要員削減には踏み込まなかったが、今回の提案でCTSは津田沼・幕張構内で具体的な要員削減に踏み込んできた。

組合 会社提案では3・18ダイ改で、津田沼事業所(構内)が「4徹1日」を「4徹」に(1日勤減)、幕張事業所(構内)が「7徹7日」を「6徹7日勤」に(1徹減)に見直すとあるが具体的中身について明らかにすること。

津田沼(構内)

会社 津田沼事業所は、現在A(計画・入出区)、B(入出区・転線、出区点検含む)、C(入出区・転線、出区点検含む)、EとF(仕業検査・誘導)の体制だが、仕業検査の本数減少によりE番の仕事にC番の仕事を融合する。

組合 今年のダイ改での仕事量の変動は?

会社 入出区の本数は変わらない。午後の入れ換えが無くなるので転線の本数が減る。

組合 昨年3月の仕業の検査周期延伸での業務量の変化は?

会社 仕業本数については以下の通り。

平日 休日
昨年3月ダイ改以前 5本 5本
昨年3月ダイ改以降 4本 3本
今年3月ダイ改以降 4本 4本

組合 現在の津田沼の要員数は?

会社 管理者5、現場は17名(3月1日現在)。23年度のエルダー退職所定者は2名だ。

組合 今回の体制見直しで異動は発生するか。

会社 異動についてはっきり明言できないが、早々の異動の可能性は低いと考えている。

組合 ダイ改以降の作業ダイヤは?

会社 所長に示して現在、最終調整している。

組合 出来次第、組合に示してもらいたい。

幕張(構内)

組合 幕張事業所については?

会社 現在、泊りがA・B(入出区、出区点検)、C・D(仕業・転線)、G1(仕業・転線、分割・併合)、G2(仕業・誘導、分割・併合)、A1、日勤が日1(洗浄線統括)、日2・日3(仕業・転線)、F1・F2(仕業・転線)、K1・K2(仕業)の体制だが、B番の仕事の一部(夜と早朝の出区点検)が本線運転士に持ち替えとなり泊りから日勤になる。また、日1の仕事をA1に融合する。あわせて1徹減となる。

組合 今年のダイ改での仕事量の変動は?

会社 平日の入出区関係は以下の通り。

入区 出区点検含む出区 出区点検
現行 2本 2本 7本
ダイ改後 2本 1本 6本

組合 昨年3月の仕業の検査周期延伸での業務量の変化は?

会社 仕業検査の本数は以下の通り。

平日 休日
昨年3月ダイ改以前 27本 27本
昨年3月ダイ改以降 19本 19本
今年3月ダイ改以降 18本 18本

組合 現在の幕張の要員数は?

会社 構内・信号・計画で合計56名(1月現在)。

組合 今回の体制見直しで異動は発生するか。

会社 早々の異動の可能性は低い。

首都圏本部移管にともない車両センターの業務は

組合 6月にも車両センターがJR東日本首都圏本部の所属に移管となるが、CTS(運転)の業務内容、そこで働く者はどうなるのか。

会社 構内・検修関係のCTSとの業務受託契約は、今後も継続される。それ以上、具体的なことは何もきていない。

組合 現場で働く者は、どうなるのかと不安を感じている。半年を切っているのに何一つ具体的なことが示されない。あまりにおかしい。

組合 22年度も、昨年度ほどではないが毎月のべ二桁の休日勤務が発生している。7月以降は毎月、二桁以上、12月はのべ22日も休勤が発生している。年度末にかけ、さらに増加するのは間違いない。若い世代に負担が集中している。会社はいつも「業務に必要な要員は確保」していると言うが全然足りていない。

会社 新型コロナり患で休勤が発生した部分が大きい。

組合 エルダー退職が続く中で、要員確保が間に合っていないのは明らかだ。

会社 会社としては新規採用、社内登用を増やし、来年度は高卒採用に着手する。

組合 就労を希望するエルダー退職者の雇用延長をやればすむ話ではないか。検査派出の体制について、ダイ改で変更はあるのか。

会社 今次のダイ改では変更点はない。今後の検査派出の展望についてはJRからの受託業務量しだいだ。

組合 JRは、外注化の目的について「エルダーの雇用の場の確保」と言ってきた。外周区での就労を希望する仲間もたくさんいる。安全の観点はもちろん、外周地域における雇用の場の確保の観点からも、検査派出の存続は絶対に必要だ。今後、作業ダイヤ等を見て、改めて追加申し入れを行う。

(団交でのやりとりは以上)

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3月ダイ改での構内要員削減は、車両センター本区における本格的な合理化(要員削減)の始まりであり、一人ひとりの労働者にとって労働強化そのものとなる。毎日毎日、津田沼で1人分の日勤業務、幕張で1人分の徹夜業務が奪われるのは大変な話だ。この間、頻発している車両故障や輸送混乱時の対応などでも、さらに現場の負担増になることは明らかだ。

これは同時に、昨年来すすめられてきた本線運転士の労働時間「削り取り」等で生まれた時間を使って、入出区業務等を本線運転士に持ち替えさせ、さらなる負担増を強いるものになる。

また団交において会社は、検査派出についても「今後のJRからの受託業務量しだい」として、将来展望について一貫して明言しない態度をとり続けている。春闘の最重要課題の一つとして、検修・構内の要員削減絶対反対の闘いを強めよう。

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