14春闘勝利! 貨物賃下げ攻撃粉砕!
JR体制打倒! 民営化阻止! 韓国民主労総ゼネスト連帯!
2・25JR貨物本社前抗議行動をうちぬく
動労総連合は2月25日、「14春闘勝利!貨物賃下げ攻撃粉砕! JR体制打倒! 民営化阻止! 韓国民主労総ゼネスト連帯!」を掲げ、J R 貨物本社前での抗議行動を行った。当日は貨物の仲間を先頭に、組合員、支援の仲間190名が結集し闘った。
この日は韓国・民主労総が、民営化・外注化に反対しパククネ政権打倒を掲げて10万人のゼネストを打ち抜いている。この貨物本社前行動は、ライフサイクル制度撤廃の2・3千葉運転区前行動に続く14 春闘第二波の闘いであると同時に、歴史的な闘いに立ち上がっている韓国の労働者と連帯して民営化・外注化と対決するものだ。
JR貨物本社前では貨物の仲間を先頭に怒りのアピール、シュプレヒコールをたたきつけ、抗議行動後に総括集会を行った。新宿文化センターで行った総括集会では冒頭に司会挨拶として大竹副委員長が、「安倍政権のやってることは目に余る。14春闘を安倍政権打倒の春闘にしていこう」と訴え、運転士の間では一時金の超低額回答が強行される中で生活の不安から運転に集中できないという実態があり、「絶対に賃下げを許さない」と決意を語った。そして、民営化反対でゼネストを闘う民主労総と連帯して闘うことを訴えた。
主催者挨拶として千葉機関区支部の斉藤支部長、貨物協議会を代表して佐藤議長が発言にたった。佐藤議長は、 賃下げ容認に走る日貨労の裏切りを怒りを込めて弾劾し、「全労働者の利益を守る視点がなければ自分たちの利益も守れない。分割・民営化のときにさんざん学んできたことだ」「貨物だけでなくみんなの問題でもある。正々堂々と賃下げを実力で阻止する」と決意を語った。そして、昨年12月の民主労総の23日間の歴史的ストで韓国の7割の人が民営化反対を支持したことをあげ、「本当に団結して闘えばこういう事ができる」「14春闘を本当に闘いぬいて勝ったといえるような闘いにしよう」と訴えた。
その後、韓国・民主労総ゼネスト連帯アピールとして川崎執行委員、外注化阻止に向けた決意表明として幕張支部・木科君、ライフサイクル制度撤廃に向けて北嶋青年部長が発言に立った。そして、闘う仲間からの連帯挨拶、各支部からの挨拶、田中委員長からまとめが行われ、斉藤支部長の団結ガンバローで集会を締めくくった。
【2・25集会 主催者挨拶】
千葉機関区支部 斉藤隆男支部長
JR貨物は昨年春10%の賃金削減を行おうとしてきた。国鉄分割・民営化の失敗を労働者の犠牲で覆い隠そうとするものであり、絶対に許すことはできない。
これを昨年5・1新宿メーデーの闘いや賃下げに反対する貨物労働者の怒りの声が吹き出す中で、一旦中断させるところまで追い込んだ。ところが、年間一時金2.4ヶ月というこれまでにない超々低額回答が強行された。会社は「年間3ヶ月は生活給」といっていたにもかかわらずだ。
14年連続ベアゼロで青年労働者の賃金は上がらず、55歳を過ぎると7割に減額される。貨物会社は低賃金と労働強化を強制するとんでもないブラック企業だ。
事故が起これば我々労働者が責任を追及されるが、諸悪の根源は国鉄分割・民営化だ。JR北海道の安全崩壊について、「安全を市場原理にゆだねる」といってさんざん規制緩和してきた国交省が、JR北海道を刑事告発している。本末転倒だ。そしてJR北海道は、現場労働者を懲戒解雇して労働者に責任転嫁しようとしている。JR貨物も同じだ。経営破綻や事故の責任は労働者にはない。分割・民営化の完全な破産が原因だ。
賃下げ攻撃との闘いは貨物労働者だけではなく全労働者の課題だ。怒りの総決起で日貨労を揺さぶりに揺さぶって裏切り妥結を許さない闘いを構築しよう。本日の春闘第2波行動を全力で闘いきり、新自由主義を葬り去り、14春闘に勝利しよう。