10・7三里塚全国へ/動労水戸運転士登用差別事件で勝利判決

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市東さんの農地を守れ!
10・7三里塚全国集会へ

 10月7日、三里塚現地で闘われる全国総決起集会へ全力で結集しよう。政府・国交省、空港会社は反対農民を追い出し、暫定滑走路を3500㍍化しようとしている。
 この攻撃の一環である市東さんの耕作地を「農地法で取りあげる」という攻撃に対して、9月8日、「市東さんの農地取りあげに反対する会」の主催で講演とパネルディスカッションが開催された。
 最初に、農民作家の山下惣一さんが「農なき国の食なき民」と題して講演をおこない、その後「人と農地、食と環境」と題して反対同盟の萩原さんをはじめ5名の方がパネラーとして登壇し、パネルディスカッションをおこなった。
 市東さんの農地取り上げの背後にある農業つぶしの問題や環境問題などについてそれぞれの立場から提起がされた。
 休憩をはさんで、市東さんの耕作権裁判について市東孝雄さんと葉山弁護士が裁判闘争勝利への決意を語った。
 最後に「市東さんの農地取りあげに反対する会」の報告がされ、代表、役員の紹介と「反対する会」への参加が訴えられた。
 政府・自民党は、「攻めの農業」を掲げ食料を海外に求め、国内の農業を切り捨てようとしている。その場合食料の自給率は12%になると試算されている。市東さんへの農地取り上げは、農地から農民を引きはがす攻撃であり、農民切り捨ての攻撃そのものである。三里塚闘争はこれらの農地取りあげ攻撃と真っ向から闘おうとしている。
 農地取り上げと自民党政権が進める改憲攻撃は一体である。農業切り捨てと暫定滑走路北延伸、反対同盟解体攻撃は、闘う拠点破壊の攻撃そのものである。しかし、反対同盟が闘いぬいている限り、成田空港は欠陥空港のままであり、改憲攻撃を打ち砕く拠点となるのだ。
 今こそ、農民と労働者の団結を打ち固め、自民党政権を打倒しなければならない。
 10・7全国総決起集会に多くの労働者の決起をかちとり、その先頭で闘おう。

暫定滑走路北延伸阻止!市東さんの農地を守ろう!
憲法改悪絶対反対!成田を軍事基地にするな!
10・7全国総決起集会
日時 10月7日(日)正午
会場 成田市東峰 反対同盟員所有地

動労水戸
運転士登用差別事件で、勝利判決獲得(9/13)
動労千葉事件の勝利へ全力を!

 

「動労水戸総決起集会」で、「動労水戸の団結が決定的だ。JR体制を打ち倒す展望が出てきた」と発言する石井委員長
登壇した当該の動労水戸組合員。全員が満面の笑顔と熱烈な決意でこたえた

 9月13日、東京地裁民事19部・中西茂裁判長は、動労水戸組合員が運転士に登用されないのは不当労働行為であるとして中労委が05年12月21日に発した命令に対して、JR東日本が命令の取り消しを求めて争っていた動労水戸の「運転士登用差別事件」に関して、JR東日本の請求を棄却し、中労委命令に基づく組合側勝利の判決を言い渡した。
 判決では、「発令状況から見て所属組合との関係が強く疑われ、組合員は勤務成績が劣っていたとの理由は認められず、JR東日本が動労水戸を嫌悪していたことが認められることから、運転士選考にあたり、所属組合を理由に運転士発令から排除した」「組合員に不利益な取扱をすることによって動労水戸の結成、運営に影響を与えるものであり、支配介入に該当する」として、JR東日本の不当労働行為を明確に認定した。
 勝利判決を受けて開催された「動労水戸総決起集会」は、活気に満ちた集会となった。とくに参加した当該の予科生からは、「ハンドルを握るまで絶対に頑張るぞ」との力強い発言や、JR東日本の悪辣な不当労働行為を許さないとの熱烈な決意が次々に語られた。
 動労水戸の勝利判決を武器に、動労千葉事件の勝利判決獲得に全力をあげよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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