闘春

4524

読み込みエラー:

PDF をダウンロード

乳動力労千菜 Winn Nowis
国鉄千葉動力車労働組合 〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 電話
|(鉄電) 千葉 2935 ·2939番 1(公) 043(222)7207番
97 .1.1 No. 4524
んだアメリカの現状は、次のように報 日本に十数年先だって規制緩和が進
(行政改革会議報告)と言うのだ。
延長線を歩む余裕は我が国にはない」 る。「当面の痛みを先送りして従来の
的な構造改革」の大合唱が始まってい
った。そして、今、
辞さないという軍事外交政策にふみ切 アジアを抑えるためには軍事力行使も
約の抜本的な改悪を強行し、「生命線」
危機感を隠そうともせず、日米安保条
死の病に苦悶する資本主義体制は、 ているのだ。これまで信じられてきた
態にある。
ている。嵐を前にしてすべてが待機状
沸騰点に達し、噴出口を求めて逆まい
崩壊し始めてている。堆積した矛盾が
世紀の世界の枠組みが根本から揺らぎ、
風が雨雲を吹き集めている。戦後半 労働者も今のところ待機状態にある。
「経済社会の抜本
いう声だ」という。
が『反政府』ではなく『国家不要』と
会を包み、そのなかで高まっているの の熱い師走を過ごした。「運動は全社 びゼネストに起ちあがり、ストとデモ ·六%という膨大な失業率のなかで再
昨年秋、フランスの労働者は、一二
とは避けられない。
としている労働者の怒りが溢れだすこ のなかで、虫けらのように扱われよう 価値観や社会のあり方が崩壊する状況
きには全く語れないことに気づき始め 近な問題も、社会構造とのかかわりぬ 危機感が満ち始めている。もっとも身
業と戦争の時代」に侵され、時代への
しかし、生活の隅々までもが、「大失
分割·民営化攻撃から十年。国鉄闘 JR総連解体の年に 針を求めている。
になる」と切実に思い始め、闘いの指 「このままおし流されたら大変なこと
心に響き始めている。多くの労働者が、 る説」ではなくなり、多くの労働者の 千葉の呼びかけは、今、「不図新奇な たつJR体制を打倒しよう。国鉄–安 的なストライキ体制を堅持し、危機に 労働者の力こそが歴史を築く。恒常
倒した」のだ。
働者の新しい党を創ろう、という動労
労働運動の新しい潮流を創ろう、労
が衆論となったとき、「天下の勢を圧 えてきた。われわれは、今年、十年間
変えることができるのだ、という認識 自然の磐石のごとき幕府も、人の力で
なり」。二七〇年も続いた、ほとんど 鉄闘争が、大失業時代に抗する労働運
して鬼神の如き政府をも覆したること
嵐を前にして·
闘いのときは今!
だ。
どろけ …… と。 のだ! –––
–––ゴーリキー「海燕の歌」より
! これは勝利の予言者が叫んでいる
ないことを、否、蔽い隠しはしないの
いるのだ。雨雲は太陽を蔽い隠しはし
高くさかまく 。……
かれは歌いながら雷鳴にむかって高く
雨雲はこの叫びのなかに聞く 。···· 力強さと、情熱の炎と、勝利の確信を
あがりながら彼は叫ぶ。
と思うと、矢のように雨雲さして舞い
ている 。……
嵐よもっとはげしくと
嵐だ! 嵐がやってくるぞ
かれは確信して
……
つぱさを波にふれたか
黒い稲妻のように誇らしげに飛びかっ
集めている。雨雲と海の間を海燕は、
激怒の
灰色の大海原の上で風は雨雲を吹き
きる国家を作ろうというのだ。 保障制度のはく奪を強制し、戦争ので 働者に膨大な失業と権利·福祉·社会
るのと同じ」と。

用を知らせずに投与しようとしてい
ば、大変危険な劇薬を患者にその副作
破綻」「日本の規制緩和運動は、いわ 集中。そして経済学者がたてた仮説の
の辛酸。少数の経営者への莫大な富の 「倒産の激増。寡占化の進行。労働者 乱し、何でもありの世界になりましたす
ということだったのです。ゲームは混
ゲームからアンパイアをのけてしまう
は、これまで公平なアンパイアのいた 告されている。要するに規制緩和と
要するに、労
革期に入った。

年となるであろう。
めて国の衆論と為し、天下の勢を圧倒 転嫁しようというのだ。絶対に許すこ に終わった犠牲をあくまでも労働者に
く世間に流布し 、…… 遂にこの説を認
図新奇なる説を唱えだして、何処とな

何処より発したるとも知れず、不
乱を好む者は智力ありて銭なき人なり。
るに到れり」と記している。「改革の
雖も人力をもってこれを倒す可きを悟
維新の志士は、「鬼神の如き政府と
明治維新」「敗戦」に継ぐ三番目の変
たちあっている。歴史は、明らかに「 い捨て」に怯え、抗争と分裂に明け暮
われわれは、時代の大きな転換点に 盾を噴きだしている。この十年、「使
三番目の変革期!
燎原の火のように燃え広がせよう。
す闘いが燃えひろがった。この闘いを 分割·民営化攻撃を過去のこととする 間、われわれが挑みつづけた闘いが、
沖縄からも、日米の支配体制を揺るが
〇日、全国に闘いの呼びかけを発した。 れは、時代の声を聞き、昨年十一月一
代の建設の始まりを意味する。われわ
ひとつの時代の終わりは、新たな時
あげながらせめぎ合い、ぶつかり合う
にある一切の矛盾が、激しくしぶきを
九七年は、日本でも、未だ待機状態
執行委員会一: 国鉄千葉動力車労働組、
一九九七年一月一日 新しい潮流を創ろう。
業と戦争の時代をはね返す労働運動の 保·沖縄闘争の高揚のなかから、大失
倉機関区死守の闘いに起ちあがる。
をあげてJR総連解体–組織拡大、佐 の攻防戦の決着を求めて、組織の総力
している。勝利の展望ははっきりと見 動の再生の道すじを照らすことを確信
とはできない。しかしわれわれは、国
が行なわれた。「国鉄改革」が大失敗
を背景として、佐倉機関区の廃止提案 も三進もいかないJR貨物の経営破綻 いない。暮もおし迫った二〇日、二進
当面激しい攻防戦が続くことは間違
一の方針とした。
の恐怖もあらわに、「国労解体」を唯
れたJR総連·革マルは、組織崩壊へ
制は、あらゆる面から解決不可能な矛 くなったのは敵の側であった。JR体
結局、十年を経て矛盾を抱えきれな
のを許さなかったのである。
ま今日まで継続しているからだ。十年 散らして闘った一切の課題が、そのま そのものだ。なぜなら、激しく火花を
過去に繰り入れることのできない現在 われわれにとってこの十年は、決して
にも充分な時間の流れである。しかし、
月は、ひとつの時代に区切りをつける
争もいよいよ正念場だ。十年という歳
新たな10万人合理化粉砕 !! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう !!
タイトルとURLをコピーしました