自分と仲間の命を守ろう
もう一度、本気になって運転保安の確立へ取り組みを強化しなければなりません。3月24日の労働災害・鉄道人身障害事故(蘇我駅上5 番線に留置してある機関車の駅留置解除の点検中に、隣の上4番線を機回りしている京葉臨海鉄道の機関車と接触)はそのことを、あらためて私たちに示しまし た。
昨年のダイ改から、蘇我駅上5番線を機関車留置線として使用するようになりました。その主な目的は、千葉機関区の機関車留置能力不足により発生する単機列車を解消するためでした。
調査・点検活動を強化しよう
いうまでもなく、すべての事故の責任は、安全配慮義務のある会社にあります。
労働災害防止のために、機関車点検と臨海鉄道の機関車の機回りの時間が競合するなど、ダイ改に伴う作業ダイヤの変更による危険な作業はないか、事前に把握する必要がありました。
先輩たちは、自分と仲間の命を守るために、線路を実際に歩いて危険個所を把握し、当局と粘り強く闘争と交渉を積み重ねてきました。「調査・点検活動なくし て、運転保安なし」、われわれも構え直し、動労千葉の反合・運転保安闘争の原点に立ち返り闘いを強化しよう。
どんどん意見を出そう
運転保安の確立と共に、本線運転士の高齢者対策が急務となっています。60歳以降、嘱託社員として65歳の年金支給まで本線運転士を続ける以外に選択肢がないというのが現状です。これは千葉機関区に限ったことではなく貨物会社全体の問題です。
65歳まで安心して働ける職場と労働条件を確立するために、意見をどんどん出し合い、みんなの知恵と力を結集して未来を切り拓こう。全力結集で貨物協議会定期総会の成功をかちとろう。
第25回貨物協議会定期総会
5月25日(水)15時から
DC会館
*当日は、同会場において14時から第38回支部委員会を開催します。
現場の怒りこそ力
葛飾で学習集会
4月23日、国鉄闘争全国運動東部の会・葛飾企画、「千葉鉄道サービス(CTS)の就業規則改悪4月実施を阻止した闘いの報告」が、動労千葉北村特別執行委員の講演を中心とする学習集会として開催されました。
CTSの就業規則改悪をめぐる闘いは、「自分の職場でどう闘うのか」と、全国運動に結集する地域の仲間の関心は非常に高いものです。
戦後労働法制の大転換といかに闘うのか
「依拠すべき唯一のものは、現場の怒り」「勝負を決めるのは職場での闘争力・組織力」、新小岩地域班も貨物における闘いに活かせることをたくさん学んできました。
労働契約法と改悪派遣法をめぐる「2018年問題」、階級戦争というべき戦後労働法制の大転換といかに闘うのか、教訓と展望をつかむ、元気になる講演会となりました。