車両技術分科会第34回定期委員会/葛飾労組連旗開き

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闘いなくして組織拡大なし!車両センター・グループ会社大再編に反撃しよう
車両技術分科会 第34回定期委員会

車両技術分科会は1月20日、第34回定期委員会を開催しました。議長には川村副会長が選出され、議事が進行されました。

半田会長は挨拶で、業務融合化攻撃について「鉄道の歴史を根本から覆す大攻撃が推し進められている」と語り、車両検修部門でも車両センター、総合車両センターのグループ会社を巻き込んでの大再編が狙われていることを明らかにしました。そして、「行き着く先は分社化・転籍です。外注化反対闘争、反合理化・運転保安闘争の再構築を図り、現場の闘いを通して安全の確保、組織拡大にむけて闘おう」と訴えました。

本部から来賓として挨拶した関委員長は今ダイ改でのCTS幕張・津田沼の構内業務での要員減の提案、6月1日から車両センターが首都圏本部の所属になる提案、7月1日から千葉支社でも全駅を統括センター化する提案などの攻撃を挙げて、分科会の職場からの闘いを訴えました。

質疑応答では、以下のような意見が出されました。

  • ボルトが折れる事象が起こったのは、幕張だけじゃない。重大インシデントだ。
  • 4千人削減の問題があり、統括センターができてきている。管理者が一般の業務をやり、一般が管理者の業務をやり、ということが進められている。運輸区では主務が短行路に乗ったりもしている。首都圏本部化されれば融合化・合理化で少ない人数でメンテナンスもやれと言われるのではないか。
  • 融合化についてメンテナンスでは表立って見えてはいない。ただ、幕張では昔、百何十人いて検修助役は3人だった。今は80人くらいで4人いる。管理者層が肥大化している。助役が交番検査に入るとか、区長が構内業務をやることもあるかもしれない。
  • なぜ業務外注化したのか。「労組なき社会化」とつながっていて、動労千葉や国労に行かせないように管理者にならせて、その弊害が出てきている。それが主務職だったりする。
  • 首都圏の本部化もすでに6ヶ月ない状況だが何か開示してくるということもない。それも組合と議論するのではなく、6月にふたを開けたら「こう変えます」みたいになるのか。

スローガン案、運動方針案、予算案が拍手で承認され、役員選出が行われました。最後に団結ガンバローで委員会は成功裡にしめくくられました。

〝今こそ、地域共闘!〟 1・26葛飾労組連旗開き

1月26日、葛飾勤労福祉会館において、2023葛飾地区労働組合連絡会(葛飾労組連)の団結旗開きが開催されました。

87年国鉄分割・民営化、地区労の解散から1992年に国鉄闘争という単一の課題で結成された「国鉄闘争支援葛飾地区連絡協議会」から、2010年4・9政治和解を受けて地域の課題を取り組む「労働組合連絡会」へと発展してきました。

動労千葉は、新小岩支部解散後も「新小岩地域班」として参加してきました。今、賃金は上がらない中で物価は上昇し、労働者の生活は本当に苦しく、何より「軍事費増強」、「敵基地攻撃」と戦争への足音が強まる中で、労働者の団結、職場をこえた地域共闘が今ほど大切な時はありません。

労組連には青春を労働運動にかけ、今も各争議の支援、反戦・平和の闘い、「生涯一労働者」を貫く尊敬すべき多くの先輩がいます。旗開きは明るく、笑顔たくさんで23年の闘う決意を固める場となりました。

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