4月16日、午前中の「安全運転闘争介入事件」行政訴訟、強制出向無効確認訴訟につづいて、午後からの東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回裁判の判決(完全勝利判決)、そして最高裁への第2回目の解雇撤回・JR復帰署名の提出行動が行われた。
最高裁を弾劾
最高裁前で、田中委員長は「鈴コン分会の解雇撤回裁判での完全勝利判決は、画期的な勝利だ!この勝利をステップに、新たな闘う労働運動を築いていく上で、さらに前に進んでいく出発点になった。」と語り、そして、「本日提出する署名は最高裁に突き刺さり解雇撤回の判決を出さざるを得ない。なぜなら国鉄分割民営化は全く正義性がないからだ。それは東京地裁、東京高裁も認めた。あの労働組合つぶしと解雇のための国鉄改革法を作成したのは最高裁から国鉄に出向した江見裁判官だ。それが不当労働行為だと認定され、ふたたび最高裁に戻ってきたのだ。弾劾されているのは最高裁なのだ」と激しく最高裁を弾劾し、「6・8集会までに10万筆署名を達成しよう。それができれば社会の現状は変えられる」と訴えた。
全体の意志一致の後、参加者は通用門前に移動し、動労千葉顧問弁護団の葉山弁護士、争議団の高石さん、中村仁さん、田中委員長、動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長行が、1万4039筆の署名用紙が入った段ボールを手に、最高裁の中に入った。提出後、全体でシュプレヒコールをおこない、1日の行動を終了した。
鈴木コン分会解雇撤回裁判
解雇無効の完全勝利
4月16日、東京地裁、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会三役の解雇は無効(地位確認)という鮮やかな勝利判決を勝ち取った。しかも未払い賃金および判決確定までの賃金支払いについては仮執行も付いた。解雇された3名は、3ヵ月雇用の非正規の生コン運転手だ。解雇無効の勝利判決は、総非正規職化攻撃が吹き荒れるなか、「労働組合に団結して闘えば勝てる」事を示す画期的な勝利だ。