生活破壊の提案に怒りが沸騰 CTS就業規則の大改悪

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CTS就業規則の大改悪
4月実施中止し、提案白紙撤回を

生活破壊の提案に怒りが沸騰

 2月中旬に突然提案されたCTS就業規則改悪案に対して、職場で怒りの声がまき起こっている。

「もし切られたらどうなるのか」

 「5年雇い止め」のスタッフ社員制度新設に対しては「シングルマザーでぎりぎり頑張っている人も多い。もし切られたらどうなるのか」 「あと2年で切られるかもしれない会社に生活を預けられない」「どんな試験(限定社員試験)かも分からないのに、新しい契約書にサインなんかできるわけな い」と切実な声が上がっている。

「わずかばかりの定期昇給さえなくなるなんて・・」

 月給制から時給制への転換に対しても「忙しい時間帯だけの勤務にして人件費を削減したいのでは」「短時間勤務にされ収入が低下する恐 れがある」「(住宅が)賃貸の人は今でもギリギリやりくりしている。その上、収入が減ると生活が成り立たない」「わずかばかりの定期昇給(年額400円) さえなくなるなんて無茶苦茶だ」「フルタイムで募集し、雇用しておきながら、突然、制度を変えるのはおかしい。誰もが納得のいく説明をしてもらいたい」 「実際に現場で掃除してるのは、ほとんど臨時(契約・パート)だ。会社はもっと臨時を大事にしろ」と怒りの声ばかりだ。

「ローンが払えなくなる」

 また作業手当て削減、60歳以上再雇用社員の夏季・年末手当の大幅削減に対しても「そんなことされたら本当にローンが払えなくなる」 「徹夜(15時間勤務)にも1勤務分の手当てしかつけないのは、事実上、半額にするということ。あまりにおかしい」「会社の収入を増やしたいなら、高給取 りのJR天下りを減らすのが先だ」と賛成の人など1人もいない。

実情からかけ離れた机上の空論

 「今でさえ人が集まらないのに『5年で雇い止め』制度になったら余計に人が集まらないのではないか」「士気が下がり、人材が流出した り、事故や労働災害を増やす結果になるのではないかと心配。本社はその辺を理解して提案しているのか」「時給制にしたからって募集が増えるわけがない。賃 金が安いから来ないのだ」。今でさえ要員が不足し、十分に仕事が回っていないのが現実だ。こうした現場の実情からまったくかけ離れたCTS本社の机上の空 論にも、鋭い批判の声が上がっている。

労働者の力を示すとき

 会社が労働者との合意なく、一方的に労働条件の不利益変更をすることはできない(労働基準法1条、労働契約法9条に違反)。今回の改 悪案は、全体がワンセットになった内容であり、「この部分は良いが、この部分は悪い」と言えるようなものではない。全面的な白紙撤回以外にありえない。問 題の核心は、会社はビタ一文、総額人件費を上げるつもりはなく、むしろ大幅に削り込もうとしていることだ。
これまで何度も更新されてきた有期労働契約に、会社が突然、更新回数の上限を宣言することも法律で禁じられている(労働契約法19条違反)。千葉でこんな やり方を許したら、他のグループ会社にも違法・不当なやり方が広がってしまう。世の中全体にも、さらなる不安定雇用が広がりかねない。ここで踏ん張って提 案を白紙撤回させることは、ものすごく大きな意味を持っている。
なによりも、現場の仕事を担ってきたのはわれわれだ。決して本社の連中ではない。現場をなめきったやり方に対して、いまこそ労働者の力を示そう。

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