無線通告の受領問題-団交の回答はウソだった

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無線通告の受領問題
団交の回答はウソだった!

 この間も明らかにしてきたとおり、無線通告の受領問題について、千葉支社は7月1日の団交で次のとおり回答したが、その回答は、全てウソで塗り固めたものであることがはっきりした。

▼ 組合から示された千葉支社名の文書は、かつて指導会議で「たたき」として検討されたものであったことがわかった。しかしあくまでも検討資料としてつくられたものであり、公式に確認されたものにはならなかった。その時点でどのような議論となったのか、なぜそれが出回っているのかは、かなり昔のことであり、具体的な経緯は、今となってはわからない。無線通告の受領問題については、その後正式に確認された別な指導文書が出されたこともない。
▼ 列車無線で運転士に通告がされた場合、「運転通告受領券」に記入しなくとも、復唱した時点で受領とする。「受領券」への記入は後に整理すればよい。運転士の判断で走行中に受領することができる。
▼ 通告内容が記憶しきれず「受領券」に記入するか、別の紙などにメモをとる場合でも、運転士の判断で、走行中でもよい。
▼ この考え方は、以前から変わるものではない。

内規に定められている!

 下に掲載したのは「千葉運転区作業内規」の第39条である。ここに定められているのは、支社が「部内の会議で検討するために作った資料に過ぎない」とした文書そのものの内容である。
 実際はそれが「内規」として正式に定められているのだ。現実に乗務員はこれで指導されてきた。団交での回答は一から十までウソだったのである。

処分ありきのデッチあげ

 「内規」では「基本」も「その他」も、あくまでも停車中に受領するよう定められている。今回の回答のように「運転士の判断で走行中に受領することができる」などという判断がでてくる要素は全くない。また、条文の表題そのものが「運転通告受領券の取扱い」となっているように「『受領券』に記入しなくとも、復唱すれば受領とする」などという判断も絶対にでて来ようのないものだ。
 「これまでと考え方は全く変えていない」などというのもウソであった。
 われわれが安全運転行動で「無線通告は必ず停車中に受けることを徹底しよう」と提起したことを、千葉支社は「違法行為だ」として処分しようとしているが、これは完全な言いがかりに過ぎないことがはっきりとした。
 千葉支社は、団交でウソをついてまで、安全運転行動を「違法行為」に仕立てあげようとしているだけなのだ。
「処分せよ」という結論がはじめにあって、そのために無線通告まで「走行中に受領」
などという取扱いをデッチあげようとしたということだ。総武快速線も、線路交換によって、危険な状態であったことを千葉支社はすでに自認している。東浪見も工事計画策定中で、やはり危険な条件だったことを自認している。
 また、このような不誠実団交そのものが不当労働行為である。断じて許せない。処罰されるべきはJR東日本だ!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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