民主労総ソウル本部が新執行部確立-動労千葉に「感謝牌」

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民主労総ソウル地域本部が新執行部確立
動労千葉に「感謝牌」

民主労総ソウル地域本部新3役。右からチェ・ ジョンジン本部長、パク・ スンヒ副本部長、パク・ チャンシク事務処長
動労千葉に送られた「 感謝牌」

感謝牌

日本 国鉄千葉動力車労働組合

 貴組織は、民主労総ソウル本部との交流事業を通して、中小零細事業場の労働者の闘い、ニューコア・イーランドなど非正規職の闘い、ハイテック遠征闘争を支援するなど国際連帯の模範を示されました。ここに感謝の気持ちを込めて、民主労総ソウル地域本部14年次代議員大会にあたり、この牌を贈ります。
 2009年1月20日

  全国民主労働組合総連盟ソウル地域本部
本部長 イジェヨン

ソウル本部13年次事業報告および評価

 国際連帯事業
 日本との国際連帯は、このかんの両国の労働者大会交流訪問を越えて、移住者問題に関するシンポジウムと連帯、理念交流にまで拡大した。このかんの国際交流事業の中では組合員の参加が最も高く、また、両国における理念交流を通して国際連帯の規模と内容が質的に高まった年だった。理念交流は、自国の労働組合運動に対する省察を促し、実践決意を高めるなど、両国の活動に刺激と援助を与えた。しかし、民主労総ソウル本部の参加が公務員労組にかたよった点と、理念交流に関する事前の教育および共有が不足した点が指摘されている。今後、ソウル地域レベルの大衆的募集を通して組合員の参加を高め、事前教育の内実をつくることが求められる。また、日本・動労千葉労働組合との国際連帯事業は、回数にして6回目だが、事業の経過や成果などが資料として蓄積されていない。担当者の頻繁な交替もあるが、単純に毎年その場限りの事業として準備し交流するよりも、組織的な国際交流事業の意義と方向を定め、展開する努力が必要だ。

 14年次事業計画
・全世界的経済危機の状況にあって、国際連帯を 通して労働者の意識を強化し、連帯闘争と交流 を強化する。
・韓日労働者交流を中心に国際事業を発展させる。

 1月20日に開催された民主労総ソウル地域本部の大会に招待され、田中委員長が参加した。大会では動労千葉への「感謝牌(はい)」が贈呈され、6年間の日韓連帯闘争をさらに発展させることを誓い合った(右記に内容)。
 大会方針では、動労千葉との「国際連帯事業」について別掲のように提起され、満場一致で承認された。

本部長にチェ・ジョンジン氏

 この日の役員選挙で選出されたのは、チェ・ジョンジン本部長(前副本部長/ソウル地下鉄労組出身)、パク・スンヒ首席副本部長(前事務処長)/、パク・チャンシク事務処長(金属労組起亜自動車支部出身)。
 チェジョンジン新任本部長は、07年の11月労働者集会に団長として参加しており、パクスンヒ新任首席副本部長も07年の8・ 15労働者・市民の集いに参加している。ともに動労千葉との交流を先頭で担ってきた執行部だ。
大会終了後は、ソウル本部の新旧執行部や書記局と動労千葉との盛大な交流の場が持たれ、翌日には新旧三役が集まり、日韓連帯闘争についての引き継ぎが行われた。
 イジェヨン本部長から「動労千葉は小さな組合だが、連合以上の力を持っている。動労千葉との国際連帯事業をもっと発展させなければいけない」という身に余る訴えを受けて、今後、日韓連帯闘争をどう発展させていくのか、議論が深められた。
 この6年間のソウル地域本部との連帯闘争の中で、教えられ、確信を深め、勇気を与えられてきたことは、言葉では言い尽くせないほど大きなものであった。今回の訪韓とその過程での多くの議論・交流は、連帯闘争の新たな一歩を築くものであった。
 また、この日は、民主労総本部の大会や、職場復帰をかちとったハイテックRCDコリア支会の報告集会にも参加し、この間の闘いの中で知り合った多くの同志たち、新たに出会った同志たちと交流。とくに印象に残ったのは、職場に戻ったハイテックの組合員たちの明るい笑顔だった。

イジェヨン前本部長からメール

 帰国後、前任本部長のイジェヨンさんから次のような御礼のメールが届いた(09年1月25日付。一部抜粋)。
 「数年間にわたって国際交流を行う中で、両国の組織の呼吸があまりにも合い、本物の交流として今日まで来たということは本当にすごいことだと思います。動労千葉の小さな組織が巨大な爆発力を持っていることを私は知り、そうした力の原動力を学ぼうと思ってきました。民主労総も、動労千葉に比べて組織力は大きいかもしれませんが、組織の吸引力と破壊力は動労千葉にはるかに及ばず、恥ずかしい限りです。私が民主労総ソウル本部の在任中に同志たちと持った大切な時間を永遠に忘れることはないでしょう。これからも最後まで一生懸命勉強し、活動したいと思います。」

日韓で「 生きさせろ!」の闘いを

 一方、20日の早朝、ソウル・竜山(ヨンサン)地域の再開発地区で、従来からある商業ビルの強制撤去が行われ、その過程で、立ち退きを断固拒否してろう城していた入居者のうち5名が、警察特攻隊の襲撃によって殺害されるという一大事件が発生した。イミョンバク大統領が任命したばかりの警察庁長の指揮のもとに行われた蛮行だ。この事態に、ソウル地域本部の仲間たちも現場にかけつけ、夜を徹しての闘いが続いていた。現代建設の会長出身のイミョンバクは、再開発をどしどしすすめ、韓国の経済危機を乗り切ろうとしているが、財政危機と民衆の抵抗で破算は不可避だ。
 民主労総は旧正月の休み明けにもイミョンバク退陣の全民衆運動の先頭に立とうとしている。韓国でもまさに「生きさせろ!」の実力闘争が闘われている。日本での「生きさせろゼネスト」の爆発で、韓国の労働者階級とともに闘おう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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