東京地裁の政治的和解案を弾劾 下

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日刊 勞動労千菜 NowIn Winn
国鉄千葉動力車労働組合 〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館)
」(鉄電) 千葉 2935·2939番 電話 {(公) 043(222)7207番 98.1.19 No.4723
「解決の流れはできた。後は政 露·批判を全く抜きにしたまま、 の意図に対する冷静な分析や暴
等は、政府や裁判所の動きやそ の議論や国労本部発の電送文書
しかも、年末·年始の過程で
だ、というものだ。
の三月末までがラストチャンス 得ない」。だから予算編成時期
問題を含め方策を決定せざるを 通常国会では事業団職員の雇用
事業団の解散から)逆算すると、 ている。その根拠は、「(清算
ラストチャンス論」を満展開し
決に向けた絶好の機会」等、「
常国会開催から年度末までが解 に向けたラストチャンス」「通 に対して、昨年末以降、「解決
側にある。国労本部はこの動き
しかし問題は、闘いの戦列の
トチャンス論
国労本部のラス
る構えを崩していない。 見解を明らかにし、徹底交戦す
るならば訴訟も辞さない」との
R負担に対しても、「法案化す JRは、旧国鉄債務28兆円のJ
との態度を表明している。また
し、「あくまでも判決を求める」 日本は、東京地裁の和解案に対
JR北海道 · 九州 · 貨物· 西
承認する」とか、「JRの発展に 「八·三〇」では、「改革法を
となっている。
見れば、この危惧は現実のもの し入れ」以降の状況を客観的に
実際、一昨年の「八·三〇申
なものだと言わざるを得ない。
猛獣の前で独り相撲をとるよう 解決着を求めるような方針は、
論を満展開して国労の側から和 状況のなかで、ラストチャンス 案を頑迷なまでに拒否している
とも、また28兆円問題でも与党
JR側が「和解」の席に就くこ
起きたことは?
を傾けてしまっている状況だ。 ·政治決着路線のもとで起きて
への依拠による政治決着に主軸 レートしている。これが、和解
わざるを得ないほど、橋本政権 しまっているのではないかと思 ているのは、何か浮き足立って
のが現実である。ここに示され
解説に満たされてしまっている きている」等々の極めて浮薄な
る」 「JRにも微妙な変化が起
的な解決を求め努力を続けてい っている」「裁判所も早期抜本
主党も太陽党も政府に要請を行
よく分かった』と答えた」「民 し、官房長官は『要請の主旨は
だ』と村山官房長官に決断を促 社民党は『今がラストチャンス
府の決断だけがポイントだ」「
闘こそが現在の地平を創りあげ いと、国労組合員の現場での苦
いを貫いている一〇四七名の闘
十年以上にわたる驚異的な闘
今こそ原点に! 亀裂が生じている。橋本政権は
にたち還らなければならない。 間の教訓を学び、原則的な立場 われわれは、今こそこの数年
のものの切り下げ攻撃である。 という存在·国労の基本路線そ
は、「解決水準」どころか、国労
いるが、現実に起きていること
という議論がさかんに行われて
いる現実である。
国労のなかでは、「解決水準」
国労破壊攻撃は決定的にエスカ しかもこの過程で、現場での
る」との方針が確認された。 「八·三〇を基本的な立場とす きつけられ、昨年の大会では、
機関決定せよ」という要求がつ
しその後も「明確な路線転換を
便すぎない」と説明した。しか 東日本包囲網をつくるための方 本政権と連携した取り組み」「
され、これを国労本部は、「橋
路線に係わる転換の表明が強要 という原則的な姿勢を今こそ再
点から解決する」とかの、基本
為を不問に付して) 人道上の観 寄与する」とか、「(不当労働行
題の処理を始め、政府にとって ことも事実だ。また、28兆円問 変なことになると判断している とかここで終決させなければ+
一〇四七名の解雇撤回闘争を何
連·革マルの結託体制の間には
確かに、政府とJRとJR総 すえる必要がある。 局面についても、真正面から見
また、国鉄闘争の現在の攻防
攻撃の本質は?
還らなければならない。 ときを迎えた今こそこの原点に ない事実である。闘いが勝負の
りぬいたからだ。これは紛れも
の下で現場の組合員が団結を守
革マルの結託体制の困難な状況
からであり、JRとJR総連·
原地·原職奪還の闘いを貫いた 一〇四七名が頑として崩れずに する運動をしたからではない。 たのは政府に政治的解決を要請
Rを追いつめている。追いつめ べれば遥かに前進し、政府·J 撃が襲いかかった十年前から比
※国鉄闘争は、分割·民営化攻 なかで、闘う労働運動の解体に
確認する必要がある。
合員の団結と闘争以外一切ない
労働組合がよってたつ基盤は組 たのだということに対する信頼、
今こそ闘いの原点を、
正念場を迎えた一〇四七名闘争 (下)
東京地裁の
政治的和解
解案を弾劾
する!
を創りあげることのなかにある。 る闘う労働運動の広汎なうねり り、大失業と戦争の時代に抗す 自らの力と団結によって打ち破 るJRとJR総連の結託体制を 動にではなく、最大の焦点であ 府に政治的な解決を要請する運
国鉄闘争の勝利の道すじは、政 とを自覚しなければならない。
るということだ。今こそこのこ
これまでになく大きくなってい 前進していることのもつ意味が が敵を追いつめて勝利に向けて 全体の未来にとって、国鉄闘争
事実である。
逆に言えば、日本の労働運動
その本質もここにある。
を生みだす余地をもっているが、
なっているために、様々な幻想
JRと国労を両睨みするものと この間の和解案や訴訟指揮も、
を高くして寝ることができない。
撤回闘争が存在していては、枕 いうときに、一〇四七名の解雇
脱攻撃を本格的に開始しようと
下げ、権利や社会保障制度の剥
徹底した首切りやリストラ、賃 になく強まっている。橋本は、
向けた権力者の意志はこれまで
くりという重大な情勢の変化の 六大改革·戦争のできる国家づ
融恐慌–新安保ガイドラインと むしろ、大倒産·大失業ー金
あくまでも国労だということだ。
ということであり、第一の敵は
は今も何ひとつ変わっていない
とは、分割·民営化攻撃の本質 いつめている。しかし肝心なこ いは大きな勝利に向けて敵を追
その意味では、われわれの闘
タイムリミットがきているのも
新たな10万人合理化粉砕 !! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう !!
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